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「シャンプーのとき、お湯は何度にしていますか?」とサロンで聞くと、「なんとなく熱め」「給湯器のまま」という方がとても多いです。
結論からいうと、汚れがよく落ちて、頭皮も乾燥しにくいのは38〜40℃のぬるま湯です。この記事では、美容師の私が、その理由と、頭皮や髪のタイプに合わせた温度の選び方を解説します。

※温度と時間は、美容師が一般的にすすめている目安です。頭皮の状態に合わせて調整してください。
結論|お湯は38〜40℃のぬるま湯がいちばん
- シャンプーのお湯は38〜40℃。体温より少し温かい「ぬるま湯」が目安
- 42℃以上の熱いお湯は、皮脂を取りすぎて乾燥・かゆみのもとに。カラーの色落ちも早まりやすい
- ぬるすぎるお湯は、皮脂がゆるまず汚れが落ちにくい
- 皮脂が多い方は40℃寄り、乾燥しやすい方・カラー毛は38℃寄りに
- 温度より大事なのは、予洗い1〜2分・すすぎ2〜3分をていねいにすること
| 汚れの落ちやすさ | 皮脂がほどよくゆるんで落ちる | |
|---|---|---|
| 頭皮へのやさしさ | 必要なうるおいは残しやすい | |
| 髪へのやさしさ | カラーの色持ちにも◎ | |
| 続けやすさ | 給湯器の設定を変えるだけ |
なぜ38〜40℃がいいの?
頭皮の汚れの多くは、汗・ほこり・皮脂です。汗やほこりは水でも流れますが、皮脂は油。油は冷たい水では固まりやすく、温かいお湯でゆるむと落ちやすくなります。お皿の油汚れが、水よりお湯のほうが落ちやすいのと同じしくみです。
ただし、熱ければ熱いほどいいわけではありません。お湯が熱すぎると、汚れだけでなく、頭皮を守るために必要な皮脂やうるおいまで取りすぎてしまいます。この「落ちやすさ」と「やさしさ」のバランスがとれるのが、38〜40℃です。
お湯の温度と、頭皮・髪への影響(イメージ)
※バーは「汚れの落ちやすさ」と「頭皮へのやさしさ」のバランスを、美容師の経験をもとにイメージで表したものです。
熱すぎるお湯・ぬるすぎるお湯のデメリット
| お湯の温度 | 起こりやすいこと |
|---|---|
| 42℃以上(熱い) | 皮脂を取りすぎて頭皮が乾燥し、かゆみやフケのもとに。乾燥をおぎなおうと、かえって皮脂が増えてべたつくことも。髪もきしみやすく、カラーの色落ちも早まりやすい |
| 38〜40℃(ぬるま湯) | 汚れはほどよく落ちて、必要なうるおいは残しやすい |
| 36℃以下(ぬるい) | 皮脂がゆるみにくく、汚れや整髪料が残りやすい。においやべたつきの原因に |
| 冷水 | 汚れはほとんど落ちない。気持ちいいのは夏のすすぎの仕上げくらい |
「熱いお湯でさっぱり洗いたい」という方は、皮脂が多くてべたつきが気になっていることが多いです。でも、熱いお湯で皮脂を取りすぎると、頭皮は乾燥を防ごうとして、かえって皮脂を出しやすくなることがあります。べたつきが気になる方こそ、温度は40℃までにして、炭酸シャンプーなどで週1回リセットするほうがおすすめです。
頭皮・髪のタイプ別|おすすめの温度
| タイプ | おすすめの温度 | ひとこと |
|---|---|---|
| 皮脂が多い・べたつきやすい | 40℃寄り | 予洗いを長めに。熱くしすぎない |
| 乾燥しやすい・かゆみが出やすい | 38℃寄り | ぬるめで、すすぎはていねいに |
| カラー・ブリーチ毛 | 38℃寄り | 熱いお湯は色落ちのもと |
| 敏感肌・赤みが出やすい | 38℃寄り | シャワーの水圧も弱めに |
| 整髪料・オイルをつけた日 | 40℃ | 予洗いで先にしっかりゆるめる |
※季節で体感温度が変わるので、冬も40℃を超えないように。熱いお風呂が好きな方も、頭を洗うときだけはぬるめにしましょう。
自分の頭皮のタイプがわからない方は、自分でできる頭皮診断のやり方|5つのセルフチェックでセルフチェックしてみてください。
温度とセットで大事な、洗い方のコツ

- お湯の温度を38〜40℃にする(給湯器の設定を変えるのがいちばん簡単)
- シャンプーの前に1〜2分の予洗い。指の腹で頭皮をなでるように、お湯を地肌まで通す
- シャンプーは手のひらで泡立ててから、頭皮をもみ洗い。毛先は流れてきた泡で十分
- すすぎは2〜3分。生え際・耳のうしろ・えり足は残りやすいので念入りに
- トリートメントは毛先中心につけて、ぬるめのお湯で流す
予洗いだけで、汚れの多くは落ちるといわれています。予洗いをしっかりすると、シャンプーの泡立ちもよくなります。くわしくはシャンプーの正しい洗い方は?、シャンプーが泡立たない原因と泡立てのコツでも解説しています。トリートメントのすすぎ方はトリートメントのすすぎは軽めで大丈夫?をどうぞ。

シャワーヘッドを見直すのもひとつ

お湯の温度とあわせて見直したいのが、シャワーヘッドです。水流がやわらかいものや、細かい泡(ファインバブル)が出るものは、頭皮への当たりがやさしく、すすぎもしやすくなります。ヘッドに水あかがたまっていると水流が乱れるので、ときどき掃除するのもおすすめです。
選び方は美容師が選ぶシャワーヘッドおすすめ10選、お手入れはシャワーヘッド掃除で美髪ケアで紹介しています。
よくある質問
- Q. 給湯器の設定温度とシャワーの温度は同じ?
- A. 冬は配管でお湯が冷めて、頭に当たるころには少し低くなることがあります。手で触って「ぬるいけれど冷たくはない」くらいが38〜40℃の目安です。
- Q. 湯船のお湯で頭を洗ってもいい?
- A. 湯船が40℃前後なら問題ありません。42℃以上の熱いお湯なら、頭を洗うときはシャワーをぬるめにしましょう。
- Q. 朝シャンも同じ温度でいい?
- A. 同じく38〜40℃でOKです。朝は時間がなくてすすぎが短くなりがちなので、すすぎ残しに気をつけてください。
- Q. お湯だけで洗う日をつくってもいい?
- A. お湯だけでは皮脂や整髪料が落としきれないので、毎日はおすすめしません。くわしくは湯シャンってどうですか?で解説しています。
- Q. 夏は冷たい水で流したほうが気持ちいい?
- A. 洗うときはぬるま湯で、すすぎの最後だけ少しぬるめにするくらいなら大丈夫です。頭皮を冷やしすぎないようにしましょう。
まとめ|お湯は38〜40℃。温度と同じくらい、予洗いとすすぎを大切に

- シャンプーのお湯は38〜40℃のぬるま湯が目安
- 熱すぎるお湯は乾燥・かゆみ・色落ちのもと。ぬるすぎると汚れが残る
- 皮脂が多い方は40℃寄り、乾燥しやすい方・カラー毛は38℃寄りに
- 予洗い1〜2分、すすぎ2〜3分をていねいに
- 毎日のケアは、シャンプーとトリートメントの2つで十分
参考にした本はこちらです。
この記事について
この記事は、美容師歴20年以上、サロンでの経験と、サロンで毎日お客様の髪を洗ってきた経験をもとに書いています。美容の専門家と一緒に検証しています。製品の情報は2026年10月時点の公式サイトなどをもとにしています。使用感には個人差があります。頭皮や肌に合わない場合は使用を中止してください。



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