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シャンプーを使わず、お湯だけで洗う「湯シャン」。「頭皮にやさしい」「髪がしっとりする」と聞いて、気になっている方もいると思います。
結論からいうと、湯シャンそのものは悪くありませんが、毎日はおすすめしません。この記事では、美容師の私が、その理由と、上手な取り入れ方を解説します。

※お湯だけで落ちる汚れの割合は、一般的にいわれる目安です。皮脂の量や整髪料によって変わります。
結論|毎日の湯シャンはNG。取り入れるなら3日に1回くらい
- お湯だけでも、汗やほこりなど汚れの多くは落ちる
- でも、皮脂のかたまり・酸化した皮脂・整髪料は、お湯だけでは落としきれない
- 毎日続けると、におい・べたつき・毛穴づまり・かゆみの原因に
- 取り入れるなら3日に1回くらい。ほかの日はやさしいシャンプーで
湯シャンで落ちる汚れ・落ちない汚れ
お湯だけで落ちる汚れのイメージ
※美容師の経験にもとづくイメージです。
汗やほこりは水に溶けたり流れたりするので、お湯でほとんど落ちます。でも、皮脂は油。油はお湯だけでは落ちにくく、時間がたって酸化した皮脂や、ワックス・オイルなどの整髪料はなおさらです。ここで必要になるのが、油を包んで流せるようにするシャンプーの洗浄成分です。洗浄成分のはたらきはおすすめの界面活性剤についてで解説しています。
頭皮は顔よりも皮脂が多い

頭皮は皮脂腺が多く、おでこや鼻のまわりと同じくらい皮脂が出やすい場所です。顔は洗顔料で洗うのに、頭皮はお湯だけ、というのは、皮脂の量を考えると足りないことが多いのです。
油をたくさん使うお店のキッチンを想像してみてください。毎日お湯で流すだけだと、コンロのまわりにべとべとの油汚れがこびりついていきますよね。頭皮でも、落としきれない皮脂が毎日少しずつたまると、同じようなことが起こります。
| 残った皮脂が引き起こすこと | どうなる? |
|---|---|
| 毛穴づまり | 健やかな髪が育ちにくい環境に。頭皮ニキビの原因にも |
| 皮脂の酸化 | 炎症・かゆみ・フケの原因に |
| 雑菌が増える | 頭皮のにおいが強くなる |
| 髪のべたつき | 根元がぺたんこになり、ボリュームが出にくい |
頭皮のニキビについては頭皮ニキビができる原因と対策、薄毛になりやすい頭皮の特徴は薄毛になりやすい頭皮の特徴7つ|セルフチェックでも解説しています。
湯シャンのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 頭皮への刺激が少ない | 皮脂や整髪料が落としきれない |
| 必要な皮脂を取りすぎない | 毎日だとにおい・べたつきが出やすい |
| シャンプー代の節約になる | 毛穴づまり・かゆみの原因になることも |
| 洗いすぎで乾燥している方の休息日に | 髪がきしみ、からまりやすいことも |
湯シャンの上手な取り入れ方
| 毎日湯シャン | 皮脂がたまりやすい。おすすめしない | |
|---|---|---|
| 2日に1回湯シャン | 皮脂が多い方は物足りない | |
| 3日に1回湯シャン | 頭皮を休ませつつ、清潔もキープ | |
| 毎日やさしいシャンプー | マイルドな洗浄成分なら毎日でもOK |
- お湯の温度は38〜40℃(熱すぎると乾燥のもと)
- 洗う前にブラッシングして、ほこりを浮かせる
- シャワーを頭皮に当てながら、指の腹でマッサージするように洗う
- すすぎは2〜3分以上、生え際やえり足までていねいに
- タオルドライのあと、根元からすぐに乾かす

※運動した日・汗をたくさんかいた日・整髪料をつけた日は、湯シャンの日でもシャンプーで洗いましょう。
乾燥が気になる方は、シャンプーを変えるのが近道

「シャンプーで頭皮が乾燥するから湯シャンにしたい」という方は、シャンプーをやめるより、洗浄成分のやさしいアミノ酸系のシャンプーに変えるのがおすすめです。乾燥の原因が洗いすぎとはかぎりません。
アミノ酸系のシャンプーについてはシャンプーはアミノ酸系を選ぶべき?、市販でコスパのいいものはドラッグストアで買えるおすすめシャンプー6選で紹介しています。皮脂がたまりやすい方は、週1回の炭酸シャンプーでリセットするのもおすすめです。
よくある質問
- Q. 湯シャンで薄毛が防げる?
- A. 湯シャンで髪が増えることはありません。皮脂が残り続けると、かえって頭皮の環境が悪くなることもあります。抜け毛が気になる方は抜け毛の原因8つ|自分で対策できるもの・できないものもどうぞ。
- Q. 湯シャンの日はトリートメントもしない?
- A. 毛先がきしむ・からまる方は、毛先だけトリートメントをつけてもOKです。頭皮にはつけないようにしてください。
- Q. 男性も湯シャンしていい?
- A. 男性は皮脂が多い方が多いので、毎日の湯シャンは特におすすめしません。
- Q. 酢シャンはどう?
- A. お酢には殺菌力はありますが、汚れは落とせません。くわしくは酢シャンってどうですか?で解説しています。
まとめ|湯シャンは「休息日」に。毎日は、やさしいシャンプーで

- お湯だけでも汚れの多くは落ちるが、皮脂や整髪料は残る
- 毎日の湯シャンは、におい・べたつき・毛穴づまりの原因に
- 取り入れるなら3日に1回くらい。38〜40℃でていねいにすすぐ
- 乾燥が気になるなら、アミノ酸系のシャンプーに変えるのが近道
この記事について
この記事は、美容師歴20年以上、サロンでの経験と、サロンでお客様の頭皮を見てきた経験をもとに書いています。美容の専門家と一緒に検証しています。製品の情報は2026年10月時点の公式サイトなどをもとにしています。使用感には個人差があります。頭皮や肌に合わない場合は使用を中止してください。



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