頭皮ニキビができる原因と対策|洗い方・シャンプー選び・やってはいけないことを美容師が解説

髪質改善とヘアの疑問

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髪をとかしたときや、ゴムで結んだときに「痛っ」。さわってみたら、頭皮にポツッとしたニキビができていた、という経験はありませんか?

頭皮は、顔よりも皮脂が多く、髪でおおわれているので蒸れやすい場所です。この記事では、美容師の私が、頭皮ニキビができる原因と、毎日のシャンプーでできる予防のポイントを解説します。

シャワーヘッドから出るお湯
頭皮ニキビの予防は、毎日の洗い方とすすぎ方から
7つ頭皮ニキビの原因
1〜2分予洗いの目安
38℃前後シャンプーのお湯の温度
3分すすぎの目安

※頭皮は皮脂腺が多く、おでこや鼻のまわり(Tゾーン)のように皮脂が出やすい場所といわれます。

結論|頭皮ニキビの多くは「きれいに洗えていない」ことから

美容師のまとめ
  • 頭皮ニキビは、毛穴に皮脂や汚れがつまり、菌が増えて炎症を起こしたもの
  • サロンで見ていると、すすぎ残し・洗い残しが原因になっていることが多い
  • できてしまったら、さわらず、つぶさずそっとしておく
  • なかなか治らない・痛みが強い・広がるときは皮膚科へ

頭皮にニキビができるしくみ

毛穴と髪のイラスト
頭皮の毛穴には、皮脂を出す皮脂腺がついている

頭皮の毛穴には、皮脂を出す皮脂腺がついています。皮脂は頭皮をうるおして守る大切なものですが、多すぎたり、古い角質や汚れとまざったりすると、毛穴の出口がつまってしまいます。

つまった毛穴の中では、もともと肌にいる菌(アクネ菌やマラセチアという真菌など)が増えやすくなり、炎症を起こして赤く腫れたり、膿をもったりします。これが、頭皮のニキビです。

  1. 皮脂が多く出る・古い角質がたまる
  2. 毛穴の出口がつまる
  3. 毛穴の中で菌が増える
  4. 炎症が起きて、赤み・痛み・膿が出る

頭皮ニキビの7つの原因

原因どうしてニキビになる?セルフ対策
すすぎ残し・洗い残しシャンプーやトリートメントが毛穴に残るすすぎは洗う時間の2倍を意識
皮脂の多さ毛穴がつまりやすくなる1日1回、夜にしっかり洗う
整髪料の落とし残しワックスやオイルが毛穴をふさぐ予洗いを長めに。必要なら2度洗い
髪を乾かさずに寝る頭皮が蒸れて、菌が増えやすい根元からしっかり乾かす
枕・帽子の汚れや摩擦汚れと刺激が頭皮に触れる枕カバーをこまめに替える
睡眠不足・ストレス皮脂のバランスがくずれやすい睡眠時間を確保する
洗いすぎ・乾燥頭皮のバリアが弱くなる洗浄力の強すぎるシャンプーは避ける
すすぎ残し・洗い残し5.0サロンでいちばん多いと感じる原因
整髪料の落とし残し4.0生え際・えり足にできやすい
髪を乾かさずに寝る4.0蒸れて菌が増えやすい
睡眠不足・ストレス3.0皮脂のバランスがくずれる

※サロンでお客様の頭皮を見てきた経験をもとにした目安です。

生え際やえり足、耳のうしろは、泡やトリートメントが残りやすい場所。ニキビができやすいところでもあります。睡眠やストレスと頭皮の関係は抜け毛の原因8つ|自分で対策できるもの・できないものでも解説しています。

頭皮ニキビを予防する洗い方

  1. 洗う前に、ブラッシングで髪のからまりとほこりを落とす
  2. 38℃前後のお湯で1〜2分予洗い。これだけで汚れの多くが落ちる
  3. シャンプーは手で泡立ててから髪にのせる
  4. 指の腹で頭皮をもむように洗う(爪は立てない)
  5. 生え際・えり足・耳のうしろまで、3分ほどかけてすすぐ
  6. トリートメントは毛先中心につけ、頭皮にはつけない
  7. タオルドライのあと、根元からすぐに乾かす

△ ニキビが気になるから、1日に何度も洗う

◎ 洗いすぎると頭皮が乾燥して、かえって皮脂が出やすくなることも。1日1回、ていねいにが基本です。2度洗いが必要な人はシャンプーは2回が正解?1回でいい人・2回洗うべき人で解説しています。

洗い方の基本はシャンプーの正しい洗い方は?、乾かし方とドライヤー選びはドライヤーの選び方|失敗しない7つのポイントでくわしく紹介しています。

頭皮ニキビが気になる方のシャンプーの選び方

選び方理由
アミノ酸系など、洗浄成分がマイルドなもの必要な皮脂まで取りすぎない
フケ・かゆみ用の医薬部外品頭皮の炎症や菌を考えた有効成分が入っている
オイルが多すぎないもの皮脂が多い方は、毛穴に残りにくいものを
香料や刺激が少ないもの炎症があるときの刺激をおさえる

シャンプーの洗浄成分の違いはシャンプーの成分の見方|界面活性剤4種類の違い、医薬部外品を選ぶべきかはシャンプーは医薬部外品の方が効果的?で解説しています。フケも一緒に気になる方はきちんとシャンプーしているのにフケが出るのはなぜ?もどうぞ。

毛穴の汚れをすっきりさせたい方は|炭酸シャンプー・ヘッドスパ

毎日のシャンプーで落としきれない毛穴の皮脂汚れには、週1〜2回の炭酸シャンプーや、美容室のヘッドスパがおすすめです。炭酸の泡が、皮脂や整髪料の汚れを浮かせて落としやすくしてくれます。

ケア頻度の目安ポイント
炭酸シャンプー(市販)週1〜2回いつものシャンプーの代わりに
セルフヘッドスパ毎日のシャンプーのついでに指の腹で頭皮をほぐす
美容室のヘッドスパ・炭酸スパ月1回自宅で落としきれない汚れに

炭酸シャンプーのメリット・デメリットは炭酸クレンジングシャンプーのメリット・デメリット、市販のおすすめは炭酸クレンジングシャンプー市販おすすめ12選、使う頻度は炭酸シャンプーの頻度は週何回?、美容室の炭酸スパは美容室の炭酸シャンプーとは?効果・料金・頻度でくわしく解説しています。自宅でのヘッドスパのやり方は美容師が教える自宅で簡単セルフヘッドスパをどうぞ。

※ニキビができて炎症があるときは、炭酸シャンプーやマッサージはお休みしてください。治ってからの予防として取り入れましょう。

できてしまったら|やってはいけないこと

やってはいけないこと理由
つぶす・芯を出す炎症が広がったり、あとが残ったりすることがある
爪でかく・何度もさわる菌が入って悪化しやすい
ブラシやコームを強く当てる刺激で治りが遅くなる
髪を強く引っぱって結ぶ毛穴に負担がかかる
カラー・パーマを強行する薬剤がしみたり、炎症が悪化したりすることも

痛くて芯を出したくなる気持ちはわかりますが、そっとしておくのがいちばんです。カラーやパーマの予約があるときは、美容師に伝えてください。頭皮の状態を見て、日にちをずらしたり、薬剤がつかないように塗ったりできます。

皮膚科に相談したほうがいいサイン

頭皮を気にする男性
長引くとき、広がるときは、自己判断せずに皮膚科へ
こんなときは皮膚科へ
  • 2週間ほどたっても治らない、くり返しできる
  • 痛み・腫れが強い、膿が多い
  • 頭皮のあちこちに広がっている
  • 強いかゆみやフケ、赤みが続く
  • ニキビのあたりの髪が抜けている

頭皮のぶつぶつは、ニキビではなく毛包炎や脂漏性皮膚炎などのこともあります。市販のケアで様子を見るより、皮膚科で原因をみてもらうほうが早く治ることも多いです。頭皮の赤み・かたさ・べたつきは、抜け毛につながることもあるので、薄毛になりやすい頭皮の特徴7つ|セルフチェックもチェックしてみてください。

よくある質問

Q. 頭皮ニキビは何日で治る?
A. 小さなものなら数日〜1週間ほどで落ち着くことが多いです。2週間ほどたっても治らない、くり返すときは皮膚科に相談してください。
Q. シャンプーを替えたらニキビができた?
A. シャンプーやトリートメントが頭皮に合っていない可能性もあります。使用を中止して様子を見て、続く場合は皮膚科へ。
Q. ニキビがあっても美容室に行っていい?
A. カットだけなら問題ないことが多いですが、カラーやパーマは美容師に相談してください。
Q. 頭皮用のローションは使っていい?
A. 炎症がないときの保湿や予防にはおすすめです。選び方は頭皮用ローション(頭皮化粧水)12選で紹介しています。
Q. 汗をかいたあとはどうすればいい?
A. その日のうちに洗うのが基本です。すぐに洗えないときは市販で選ぶスカルプ・頭皮用シート10選のような頭皮用シートでふくのも手です。

まとめ|毎日の「すすぎ」と「乾かす」で予防しよう

この記事のポイント
  • 頭皮ニキビは、毛穴に皮脂や汚れがつまって炎症を起こしたもの
  • すすぎ残し・整髪料・乾かさずに寝るのが原因になりやすい
  • 予洗い1〜2分、すすぎ3分、根元からすぐ乾かす
  • できたらさわらない。長引くときは皮膚科へ

この記事について
この記事は、美容師歴20年以上、サロンでの経験と、サロンでお客様の頭皮を見てきた経験をもとに書いています。美容の専門家と一緒に検証しています。製品の情報は2026年10月時点の公式サイトなどをもとにしています。使用感には個人差があります。頭皮や肌に合わない場合は使用を中止してください。

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