髪のダメージの見分け方|乾いた髪・濡れた髪・タオルドライ後の3つのタイミングでわかるセルフチェック

髪質改善とヘアの疑問

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「カラーもパーマもしていないから、私の髪は傷んでいないはず」。そう思っていませんか?

髪は、紫外線や毎日のシャンプー、ドライヤーの熱、海やプールなど、ふつうに過ごしているだけでも少しずつダメージを受けています。この記事では、美容師がサロンで見ているポイントをもとに、乾いた髪・濡れた髪・タオルドライ後の3つのタイミングでできるセルフチェックを紹介します。

日差しを浴びる女性
紫外線も、髪のダメージの原因のひとつ
3つチェックするタイミング
1cmループテストの輪の大きさ
4〜6枚健康な髪のキューティクルの目安
0枚キューティクルがない状態は、カットが必要

結論|乾いた髪は「ツヤと重さ」、濡れた髪は「弾力」、タオルドライ後は「水の切れ」を見る

美容師のまとめ
  • 乾いた髪:ツヤがあるか、毛先がざらつかないか、毛束にずっしりした重さがあるか
  • 濡れた髪:小さな輪にして、すぐ戻る弾力があるか
  • タオルドライ後:水気がすっと取れるか。いつまでも水を含んでいるのはダメージのサイン
  • 傷み具合をレベル0〜5で知りたい方はダメージレベル0〜5のセルフチェックへ

3つのタイミング|セルフチェック早見表

タイミング見るところ健康な髪ダメージのサイン
乾いているときツヤ根元から毛先までツヤがある中間〜毛先のツヤがない
乾いているとき手ざわりなめらかざらつく、パサつく
乾いているとき重さ・温度ずっしり重く、しっとりひんやり軽くてパサパサ、ひんやり感がない
濡れているとき弾力(ループテスト)すぐに元に戻るくたっとして戻らない、ゴムのように伸びる
タオルドライ後水の切れ水気がすっと取れるいつまでも水を含んで重い

① 乾いているときのチェック

  1. 明るい場所で、髪の表面のツヤを見る。キューティクルが整っているほどツヤが出る
  2. 中間から毛先を指でつまんで、ざらつき・パサつきがないか確かめる
  3. 毛束を手にのせて、ずっしりした重さと、しっとりひんやりした感触があるかを感じる
美容師の実感

髪の中にたんぱく質や水分がしっかり入っている髪は、毛束を持つとずっしり重く、ひんやり感じます。反対に、軽くてカサカサした感触の髪は、中身が抜けてスカスカになっているサイン。サロンでも、触ったときの「重さ」は大事なチェックポイントです。

② 濡れているときのチェック

シャンプーのあと、濡れた髪を少量とって、指に巻きつけて1cmくらいの小さな輪(ループ)を作ります。指をそっと抜いて、すぐにまっすぐ戻れば弾力のある健康な髪。くたっとしたまま戻らない、ゴムのように伸びるのは、髪の中のたんぱく質がかなり抜けているサインです。

△ 濡れた髪を強くこすったり、引っぱったりする

◎ 濡れた髪はキューティクルが開いていて、いちばん傷みやすい状態です。チェックするときも、乾かすときも、やさしく扱いましょう。

③ タオルドライ後のチェック

状態髪の中で起きていること
水気がすっと取れるキューティクルが整っていて、表面が水をはじきやすい健康な髪
いつまでも水を含んで重いキューティクルがはがれ、中身がスカスカになって水を吸いこみやすい(吸水毛)

健康な髪の表面は、水をはじきやすい性質があります。ダメージで表面がはがれると、スポンジのように水を吸いこんでしまい、タオルで拭いてもなかなか水気が取れません。タオルの選び方は髪のためのタオルでも紹介しています。

番外編|髪1本でマグカップを持ち上げる強さチェック

抜け落ちた髪1本を、コーヒーカップの持ち手に通して持ち上げてみる方法もあります。健康な髪1本は100〜150gほどの重さに耐えられるといわれていて、一般的なコーヒーカップ(100〜150gほど)が持ち上がれば、髪の強さが保たれている目安になります。

  1. 自然に抜け落ちた、乾いた髪を1本用意する
  2. コーヒーカップの持ち手に通して、両端をそろえて持つ
  3. そっと持ち上げる。持ち上がれば、強さが保たれている目安
  4. 揺らしたり、勢いよく引っぱったりはしない
実際にやってみた美容師の結果

1〜2か月に1回、7〜8レベルのサロンカラーをくり返している私の髪で試してみました。208gのマグカップは余裕で持ち上がり、284gの重めのマグカップも持ち上がりました(大きく揺らしたら切れてしまいました)。

カラーのあとは美容室で集中トリートメントをして、自宅ではアミノ酸系のシャンプー・トリートメントと流さないトリートメントを続けています。カラーをくり返していても、ケアを続ければ髪の強さは保てると実感しました。

※遊び感覚でできる目安のチェックです。子どもの細い髪や、もともと細い髪は比べにくいので参考程度に。

キューティクルの重なりと、ダメージの関係

キューティクルの構造の図
キューティクルは、うろこのように何枚も重なって髪を守っている
髪の状態キューティクルの重なり(目安)特徴
太く硬い髪7〜10枚薬剤が入りにくい。昔の日本人のしっかりした黒髪に多い
一般的な健康毛4〜6枚ツヤと弾力がある
細い髪・ダメージ毛2〜3枚ツヤが出にくく、薬剤が入りやすい
ハイダメージ毛(ポーラス毛)0枚ツルッと見えても中はスカスカ。カットが必要

キューティクルの重なりの目安

太く硬い髪7〜10枚
一般的な健康毛4〜6枚
細い髪・ダメージ毛2〜3枚
ハイダメージ毛0枚

※一般的に言われている目安です。

キューティクルが1枚もない状態まで進むと、顕微鏡で見ると表面がのっぺりときれいに見えることもありますが、中身はスカスカで、切るしかないレベルです。髪の太さによるキューティクルの違いは日本人の髪質とカラー・パーマの時間でも解説しています。

日常にひそむダメージの原因と対策

髪のダメージは、大きく薬剤(カラー・パーマ)・熱・紫外線・摩擦の4つに分けられます。どれも毎日の生活の中で少しずつ積み重なっていきます。

原因髪への影響対策
紫外線たんぱく質が傷み、乾燥・色あせ帽子、日傘、UVスプレー
毎日のシャンプー泡立てずにこすると、キューティクルがはがれる予洗いをして、泡で洗う
ドライヤー・アイロンの熱たんぱく質がかたくなる流さないトリートメント、アイロンは低めの温度で
海・プール海水(弱アルカリ性)や塩素で乾燥すぐに真水で流す
カラー・パーマ薬剤でキューティクルが開く施術後2週間のケアと、美容室の後処理

紫外線については紫外線に対する髪の毛の影響と対策、カラー・パーマ後のケアはカラー・パーマ後2週間のヘアケアでくわしく紹介しています。

よくある質問

Q. カラーもパーマもしていないのに、毛先がパサつくのはなぜ?
A. 紫外線、シャンプーの摩擦、ドライヤーの熱など、毎日の積み重ねでもダメージは進みます。毛先は何年も前に生えた部分なので、特に傷みやすいのです。
Q. ダメージした髪は元に戻る?
A. 髪は肌のように自分で治ることがないので、元には戻りません。トリートメントで手ざわりを整え、これ以上進めないケアをしながら、傷んだ部分はカットしていきましょう。
Q. 自分の傷み具合を、もっと細かく知りたい
A. ダメージレベル0〜5のセルフチェックで、レベル別の特徴とケアを紹介しています。
Q. 美容室で伝えるときのコツは?
A. チェックした結果と、これまでの施術履歴を伝えると、美容師が薬剤を選びやすくなります。美容室のカウンセリングで伝えるべきこともどうぞ。

まとめ|3つのタイミングで、自分の髪の状態を知ろう

この記事のポイント
  • 乾いた髪は、ツヤ・手ざわり・重さでチェック
  • 濡れた髪は、1cmのループで弾力をチェック
  • タオルドライ後に水気が取れにくいのは、吸水毛のサイン
  • ダメージは日常にもひそんでいる。紫外線・摩擦・熱から守ろう

この記事について
この記事は、美容師歴20年以上、サロンでの経験と、サロンでお客様の髪の状態を見てきた経験をもとに書いています。美容の専門家と一緒に検証しています。製品の情報は2026年10月時点の公式サイトなどをもとにしています。使用感には個人差があります。頭皮や肌に合わない場合は使用を中止してください。

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