カラー・パーマ後のヘアケアは2週間が勝負|美容室の「後処理」と、色持ち・パーマ持ちをよくする自宅ケアを美容師が解説

髪質改善とヘアの疑問

※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

せっかくきれいに染めたカラーがすぐ色落ちする、パーマがすぐ取れてしまう…。その原因は、施術のあとの過ごし方にあるかもしれません。

カラーやパーマのあと約2週間は、髪がとても不安定な時期です。この記事では、美容師が美容室の「後処理」と、自宅での2週間のケアを、髪の中で起きていることと一緒に解説します。

風になびく髪
カラー・パーマ後の髪は、見た目はきれいでも中は不安定
2週間キューティクルが落ち着くまで
4.5〜5.5髪にいちばんいいpH
9〜11施術中の薬剤のpHの目安
2つ美容室の前処理・後処理

結論|施術後の2週間と、美容室の「後処理」で持ちが変わる

美容師のまとめ
  • カラー・パーマのあと約2週間は、キューティクルが開いて成分が流れ出しやすい
  • 施術直後の髪はアルカリ性に傾いている。美容室の後処理で弱酸性に戻すのが大切
  • 自宅では洗浄力のおだやかなシャンプーと補修トリートメントで2週間ケア
  • 後処理をしているか、予約のときに美容室に聞いてみよう

カラー・パーマのあと、髪の中で起きていること

pHの目盛りの図
髪にいちばんいい状態は、弱酸性のpH4.5〜5.5

髪のpHの変化(目安)

ふだんの健康な髪pH 4.5〜5.5
施術後、流したあとpH 7〜8
カラー・パーマの施術中pH 9〜11
酸性アルカリ性

※一般的な目安です。薬剤の種類によって違います。

カラーやパーマの薬剤は、アルカリの力でキューティクルを開いて髪の中に働きます。施術が終わって流しても、薬剤はシャンプーだけでは落としきれず、髪はアルカリ性に傾いたまま。キューティクルが完全に閉じるまでには約2週間かかり、その間にシャンプーのたびに、髪の中のたんぱく質や、キューティクルどうしをつなぐCMC(細胞膜複合体)が流れ出しやすくなります。

そのままにすると起こりやすいこと
アルカリが残るキューティクルが開いたままで、パサつきやすい
薬剤が残るカラーの色落ち・退色が早まる
CMCが流れ出す手ざわりがゴワつき、ツヤがなくなる
パーマの直後に洗うカールがゆるみやすい

pHについては髪の毛とpHの関係でもくわしく解説しています。

美容室の「前処理」と「後処理」

美容室でシャンプーをしている様子
後処理は、仕上がりの見た目ではわかりにくい大切な工程
工程タイミング目的
前処理カラー・パーマの前ダメージをおさえ、薬剤がムラなく働くように髪を整える
後処理:薬剤の除去流したあとシャンプーでは落としきれない薬剤を取りのぞく
後処理:pHを戻す流したあとアルカリに傾いた髪を、弱酸性(5.5前後)に戻す
後処理:表面を整える仕上げキューティクルを閉じ、表面をなめらかに整える

△ 後処理は、その場の手ざわりではわかりにくい

◎ 後処理をしてもしなくても、その場の質感はあまり変わりません。そのため、低価格のお店では省かれることもあります。でも後処理をしないと、カラーの色落ちやパーマ落ちが早まります。予約のときに「後処理をしていますか?」と聞いてみてください。

カラーの色持ち4.5後処理で色落ちしにくくなる
パーマの持ち4.3カールが落ちにくくなる
手ざわり・ツヤ4.01〜2週間後の差が大きい

※美容師がサロンで施術してきた体感による目安(5段階)です。

施術後2週間のホームケア

時期カラーパーマ
当日できればシャンプーは控える(洗うならぬるま湯で)シャンプーは控える。強く結ばない
〜3日洗浄力のおだやかなシャンプーで、ぬるめのお湯カールを手でもみこむように乾かす
〜2週間補修トリートメント+流さないトリートメント補修トリートメント。アイロンは控えめに
2週間以降カラーシャンプーで色持ちケアもいつものケアへ
  1. シャンプーはぬるめのお湯(38℃前後)で、泡で包むように洗う
  2. トリートメントは中間〜毛先に。数分おいてからしっかりすすぐ
  3. タオルでこすらず押さえて水気をとる
  4. 流さないトリートメントをつけて、根元からすぐに乾かす
  5. 紫外線の強い日は帽子やUVスプレーで、色あせを防ぐ
タオルとドライヤーとヘアオイル
タオルドライのあとは、流さないトリートメントをつけてすぐに乾かす

色落ちのしくみと対策はヘアカラーの色落ち(褪色)の原因と対策、カラー後のパサつきはヘアカラー後に髪がパサつく理由で、さらにくわしく解説しています。タオルドライには髪のためのタオルもおすすめです。

シャンプー・トリートメントの選び方

アイテム選び方理由
シャンプーアミノ酸系など洗浄力のおだやかなもの色素や髪の成分を落としすぎない
トリートメントダメージ毛向けの補修タイプ(カチオン界面活性剤配合)傷んで開いたキューティクルの表面になじみやすい
流さないトリートメントオイル・ミルクドライヤーの熱と摩擦から守る
カラーシャンプー髪色に合った色色持ちをサポート(使いはじめの目安は施術後数日〜)
店頭に並ぶカラーケア用のシャンプー
カラーした髪向けのシャンプーやトリートメントは種類も豊富

洗浄成分の見分け方はシャンプーの成分と界面活性剤の見方、カラーシャンプーの使いはじめのタイミングはカラーシャンプーはいつから使う?でまとめています。

よくある質問

Q. カラーした日はシャンプーしないほうがいい?
A. できれば当日は控えるのがおすすめです。洗う場合は、ぬるま湯で軽く流す程度にしましょう。
Q. パーマのあと、何日で結んでいい?
A. 当日〜2日ほどは、強く結んだりピンで留めたりするのは控えめに。ゆるくまとめる程度なら大丈夫です。
Q. 後処理は追加料金がかかる?
A. メニューに含まれているお店も、オプションのお店もあります。予約のときに確認してください。
Q. 自分の髪のダメージがどのくらいか知りたい
A. ダメージレベル0〜5のセルフチェックで確かめられます。

まとめ|2週間のケアで、カラーもパーマも長持ちする

この記事のポイント
  • カラー・パーマのあと約2週間は、キューティクルが開いて不安定
  • 施術後の髪はアルカリ性。美容室の後処理で弱酸性に戻すのが大切
  • 後処理をしているか、予約のときに聞いてみよう
  • 自宅では、おだやかなシャンプー+補修トリートメントで2週間ケア

この記事について
この記事は、美容師歴20年以上、サロンでの経験と、サロンでカラー・パーマの施術と後処理をしてきた経験をもとに書いています。美容の専門家と一緒に検証しています。製品の情報は2026年10月時点の公式サイトなどをもとにしています。使用感には個人差があります。頭皮や肌に合わない場合は使用を中止してください。

▶ 執筆者・監修について

コメント

タイトルとURLをコピーしました