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せっかくきれいに染めたカラーがすぐ色落ちする、パーマがすぐ取れてしまう…。その原因は、施術のあとの過ごし方にあるかもしれません。
カラーやパーマのあと約2週間は、髪がとても不安定な時期です。この記事では、美容師が美容室の「後処理」と、自宅での2週間のケアを、髪の中で起きていることと一緒に解説します。

結論|施術後の2週間と、美容室の「後処理」で持ちが変わる
- カラー・パーマのあと約2週間は、キューティクルが開いて成分が流れ出しやすい
- 施術直後の髪はアルカリ性に傾いている。美容室の後処理で弱酸性に戻すのが大切
- 自宅では洗浄力のおだやかなシャンプーと補修トリートメントで2週間ケア
- 後処理をしているか、予約のときに美容室に聞いてみよう
カラー・パーマのあと、髪の中で起きていること

髪のpHの変化(目安)
※一般的な目安です。薬剤の種類によって違います。
カラーやパーマの薬剤は、アルカリの力でキューティクルを開いて髪の中に働きます。施術が終わって流しても、薬剤はシャンプーだけでは落としきれず、髪はアルカリ性に傾いたまま。キューティクルが完全に閉じるまでには約2週間かかり、その間にシャンプーのたびに、髪の中のたんぱく質や、キューティクルどうしをつなぐCMC(細胞膜複合体)が流れ出しやすくなります。
| そのままにすると | 起こりやすいこと |
|---|---|
| アルカリが残る | キューティクルが開いたままで、パサつきやすい |
| 薬剤が残る | カラーの色落ち・退色が早まる |
| CMCが流れ出す | 手ざわりがゴワつき、ツヤがなくなる |
| パーマの直後に洗う | カールがゆるみやすい |
pHについては髪の毛とpHの関係でもくわしく解説しています。
美容室の「前処理」と「後処理」

| 工程 | タイミング | 目的 |
|---|---|---|
| 前処理 | カラー・パーマの前 | ダメージをおさえ、薬剤がムラなく働くように髪を整える |
| 後処理:薬剤の除去 | 流したあと | シャンプーでは落としきれない薬剤を取りのぞく |
| 後処理:pHを戻す | 流したあと | アルカリに傾いた髪を、弱酸性(5.5前後)に戻す |
| 後処理:表面を整える | 仕上げ | キューティクルを閉じ、表面をなめらかに整える |
△ 後処理は、その場の手ざわりではわかりにくい
◎ 後処理をしてもしなくても、その場の質感はあまり変わりません。そのため、低価格のお店では省かれることもあります。でも後処理をしないと、カラーの色落ちやパーマ落ちが早まります。予約のときに「後処理をしていますか?」と聞いてみてください。
| カラーの色持ち | 後処理で色落ちしにくくなる | |
|---|---|---|
| パーマの持ち | カールが落ちにくくなる | |
| 手ざわり・ツヤ | 1〜2週間後の差が大きい |
※美容師がサロンで施術してきた体感による目安(5段階)です。
施術後2週間のホームケア
| 時期 | カラー | パーマ |
|---|---|---|
| 当日 | できればシャンプーは控える(洗うならぬるま湯で) | シャンプーは控える。強く結ばない |
| 〜3日 | 洗浄力のおだやかなシャンプーで、ぬるめのお湯 | カールを手でもみこむように乾かす |
| 〜2週間 | 補修トリートメント+流さないトリートメント | 補修トリートメント。アイロンは控えめに |
| 2週間以降 | カラーシャンプーで色持ちケアも | いつものケアへ |
- シャンプーはぬるめのお湯(38℃前後)で、泡で包むように洗う
- トリートメントは中間〜毛先に。数分おいてからしっかりすすぐ
- タオルでこすらず押さえて水気をとる
- 流さないトリートメントをつけて、根元からすぐに乾かす
- 紫外線の強い日は帽子やUVスプレーで、色あせを防ぐ

色落ちのしくみと対策はヘアカラーの色落ち(褪色)の原因と対策、カラー後のパサつきはヘアカラー後に髪がパサつく理由で、さらにくわしく解説しています。タオルドライには髪のためのタオルもおすすめです。
シャンプー・トリートメントの選び方
| アイテム | 選び方 | 理由 |
|---|---|---|
| シャンプー | アミノ酸系など洗浄力のおだやかなもの | 色素や髪の成分を落としすぎない |
| トリートメント | ダメージ毛向けの補修タイプ(カチオン界面活性剤配合) | 傷んで開いたキューティクルの表面になじみやすい |
| 流さないトリートメント | オイル・ミルク | ドライヤーの熱と摩擦から守る |
| カラーシャンプー | 髪色に合った色 | 色持ちをサポート(使いはじめの目安は施術後数日〜) |

洗浄成分の見分け方はシャンプーの成分と界面活性剤の見方、カラーシャンプーの使いはじめのタイミングはカラーシャンプーはいつから使う?でまとめています。
よくある質問
- Q. カラーした日はシャンプーしないほうがいい?
- A. できれば当日は控えるのがおすすめです。洗う場合は、ぬるま湯で軽く流す程度にしましょう。
- Q. パーマのあと、何日で結んでいい?
- A. 当日〜2日ほどは、強く結んだりピンで留めたりするのは控えめに。ゆるくまとめる程度なら大丈夫です。
- Q. 後処理は追加料金がかかる?
- A. メニューに含まれているお店も、オプションのお店もあります。予約のときに確認してください。
- Q. 自分の髪のダメージがどのくらいか知りたい
- A. ダメージレベル0〜5のセルフチェックで確かめられます。
まとめ|2週間のケアで、カラーもパーマも長持ちする
- カラー・パーマのあと約2週間は、キューティクルが開いて不安定
- 施術後の髪はアルカリ性。美容室の後処理で弱酸性に戻すのが大切
- 後処理をしているか、予約のときに聞いてみよう
- 自宅では、おだやかなシャンプー+補修トリートメントで2週間ケア
この記事について
この記事は、美容師歴20年以上、サロンでの経験と、サロンでカラー・パーマの施術と後処理をしてきた経験をもとに書いています。美容の専門家と一緒に検証しています。製品の情報は2026年10月時点の公式サイトなどをもとにしています。使用感には個人差があります。頭皮や肌に合わない場合は使用を中止してください。



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