
花粉がたくさん飛ぶ季節になってきたよね。花粉症で悩んでいる方もおおいのではないでしょうか。髪の毛や頭皮も花粉で影響があるのでそれについて解説していくよ。
花粉シーズン到来!髪と頭皮を守るための基本ケア

春の訪れとともに、ふんわりとした風にのってやってくるのは、心地よい花の香り……だけではありません。そう、花粉です。肌のかゆみやくしゃみに気を取られがちですが、実は髪の毛と頭皮にも、花粉の影響がじわじわと忍び寄っているんです。
髪の毛は、その一本一本が細かい凹凸を持っていて、まるで花粉の“ホコリキャッチャー”のような役割を果たしています。外を歩いているうちに、知らないうちに髪の表面にびっしりと花粉がついてしまうことも。さらに、花粉が付着したまま過ごしていると、頭皮がムズムズとかゆくなったり、毛穴が詰まってベタつきやすくなったりすることもあります。だからこそ、花粉の時期は髪と頭皮のケアをいつも以上に大切にしたいですね。
では、どうすれば髪や頭皮を花粉から守れるのでしょうか?
1.帰宅後はすぐにブラッシングを
花粉を室内に持ち込まないためにも、家に帰ったらすぐに髪をブラッシングしましょう。ブラシで軽くとかすだけで、髪についた花粉を落とすことができます。静電気が起きにくい木製のブラシや、豚毛のブラシを使うと、髪の負担を減らしながら花粉を落とせるのでおすすめです。
2.シャンプーはやさしく、でもしっかり
花粉の時期は、いつもよりも丁寧に髪を洗うことが大切です。お湯でしっかり予洗いしたあと、指の腹を使って優しく頭皮をマッサージするように洗いましょう。泡立ちが良く、低刺激なアミノ酸系シャンプーを選ぶと、頭皮の負担を減らしながら花粉を落とせますよ。
3.オイルやミストで静電気対策を
乾燥した髪は静電気を帯びやすく、花粉を引き寄せる原因になります。ヘアオイルや保湿ミストを軽くつけて、しっとりまとまりのある髪にしておくと、花粉の付着を防げます。つけすぎるとベタつくので、毛先中心にほんの少しだけなじませるのがポイントです。
4.まとめ髪で花粉の付着を防ぐ
髪を下ろしたままだと、風に吹かれるたびに花粉がまとわりついてしまいます。ポニーテールやシニヨンなど、髪をまとめるスタイルにすることで、花粉の付着をぐっと抑えられます。お気に入りのヘアアクセサリーで、春らしいアレンジを楽しみながら花粉対策をするのも素敵ですね。
花粉の季節は、どうしても気持ちがどんよりしがち。でも、ちょっとした工夫を取り入れるだけで、髪や頭皮を守りながら快適に過ごせます。ふわっと軽やかに、春のおしゃれを楽しむために、今日から花粉対策を始めてみませんか?
意外と知らない?髪の毛が花粉を吸着しやすい理由と頭皮のかゆみ&ベタつき対策!

春の風にそよぐ髪……本当なら気持ちいいはずなのに、なんだかムズムズ、かゆい。鏡を見ると、髪がベタついてぺたんこになっている。そんな経験、ありませんか? もしかしたら、それは髪の毛に付着した花粉のせいかもしれません。
花粉は目や鼻だけでなく、実は髪の毛にもたっぷりと付いてしまうもの。でも、なぜ髪の毛はこんなにも花粉を吸着しやすいのでしょう? その秘密は、髪の構造と静電気にあります。
髪の毛は“花粉キャッチャー”!?
髪の表面には「キューティクル」と呼ばれるウロコ状の組織があります。このキューティクルが開いていると、髪はザラザラとした質感になり、空気中の花粉がひっかかりやすくなってしまいます。さらに、髪が乾燥すると静電気が発生しやすくなり、花粉をより強く引き寄せることに。まるで磁石のように、髪が花粉をどんどん吸い寄せてしまうのです。
また、ロングヘアやふわふわとした巻き髪は、表面積が広いため、ショートヘアに比べて花粉が付きやすい傾向があります。特に風の強い日や乾燥した日は、より多くの花粉が髪に絡みついてしまいます。
べたつき頭皮の油の量を調整
「夕方になると髪がペタッとしてしまう…」「朝シャンしてもすぐにベタつく…」そんな方は、皮脂の分泌が多めかもしれません。頭皮に余分な油分があると、花粉やホコリが付きやすくなり、毛穴が詰まりやすくなってしまいます。その結果、かゆみやニオイの原因になることも。
でも、だからといって「とにかく皮脂を減らせばいい!」というわけではありません。過剰な洗浄で皮脂を落としすぎると、頭皮は乾燥を防ごうとして、逆にもっと皮脂を分泌することもあるんです。そうなると、ベタつきと乾燥を繰り返す悪循環に…。「私の頭皮は乾燥しがちだから、ベタつきとは無縁」と思っている方も、ちょっと気をつけてみて。皮脂が少なすぎてカサカサになった頭皮は、バリア機能が弱くなり、花粉などの外部刺激を受けやすくなります。その結果、かゆみやフケの原因になることも。特に、エアコンの効いた部屋に長時間いる方や、洗浄力の強いシャンプーを使っている方は、気づかないうちに頭皮の乾燥を進めている可能性があります。
自分にあったシャンプーを選ぶ、油物ばかりでなく野菜を食べる、よく寝る、生活習慣をみなおしましょう!
花粉ダメージを防ぐ方法シャンプーの選び方で差がつく!

洗浄力が強すぎないものを選ぶ
「花粉をしっかり落としたいから、洗浄力の強いシャンプーがいいのでは?」と思うかもしれません。でも、洗いすぎは逆効果! 頭皮が乾燥すると、かえって皮脂が過剰に分泌されてしまい、花粉が付きやすくなってしまいます。アミノ酸系の優しい洗浄成分のシャンプーを選ぶのがおすすめです。アミノ酸系は優しいですが、もともと皮脂が多い方はある程度しっかり取り除いが方が良いので頭皮の脂の状態にあったものを選ぶことががおすすめです。
保湿成分が入っているものを選ぶ
花粉シーズンは、髪や頭皮が敏感になりがち。シャンプーを選ぶときは、ヒアルロン酸、セラミド、ホホバオイルなどの保湿成分が配合されているものをチェックしてみてください。適度なうるおいを与えることで、花粉の付着を防ぎやすくなります。
シリコンは入っていても良い
「ノンシリコンシャンプーがいいの?」と迷う方もいるかもしれませんが、髪質によって選び方は変わります。シリコンのあるなしは賛否両論ありますが、決して悪いものではないと私は考えております。あまり品質がよくないシリコンは髪の毛に蓄積してしまって、カラーやパーマがキレイにできなくなるというデメリットはありますが、良質なシリコンであればまったく問題ありません。
個人的にはシャンプーはノンシリコン、コンディショナーをシリコン入りにしてケアするのがベストと考えております。
花粉をしっかりオフするコツヘアスタイルでも変わる?

髪の毛は、表面がウロコ状の「キューティクル」で覆われています。ツルンとしたイメージがあるかもしれませんが、乾燥やダメージがあるとキューティクルが開き、ザラついた状態に。すると静電気が発生しやすくなり、花粉がくっつきやすくなるんです。
特に、ロングヘアの方や、ふんわりしたスタイルの方は要注意。髪の表面積が大きいぶん、より多くの花粉をキャッチしてしまいます。
ツヤ感のあるストレートヘアに
ふんわりした巻き髪やレイヤースタイルは、髪の表面が広がりやすく、静電気で花粉を引き寄せやすくなります。ストレートアイロンでツヤを出し、表面をなめらかに整えると、花粉がつきにくくなりますよ。
スタイリング剤を活用する
ヘアオイルやミストタイプのトリートメントを使うと、髪の表面がコーティングされ、花粉の付着を防ぐことができます。特に「帯電防止効果」のあるものを選ぶと、静電気も抑えられて◎。なるべく油の量がすくなく、軽い仕上がりでつるっとした仕上がりになるものがいいでしょう!オイルよりミストタイプのアウトバスがよいでしょう!
帽子やスカーフでガード
髪が長くてまとめるのが難しい方は、帽子やスカーフでカバーするのもおすすめ。特に風が強い日は、花粉が舞いやすいので、おしゃれアイテムとして取り入れるといいですね♪
花粉をつきにくくするアレンジ術

まとめ髪にする
花粉の季節は、できるだけ髪の表面積を減らすのがポイント。ポニーテールやお団子ヘアにするだけでも、花粉の付着量がグッと減ります。特に外出時は、なるべく髪をまとめると◎。
1.ツヤ感ポニーテールで花粉ブロック
ポニーテールは、髪の表面積を減らして花粉の付着を防ぐのにピッタリ。特に、ツヤ感のあるストレートポニーにすると、より花粉がつきにくくなります。髪の毛の表面積がすくなくなるので花粉と接する面積も減るのでおすすめです。
▶ ポイント
・ヘアオイルやシアバターをなじませて、髪の表面をなめらかに
・高めの位置で結ぶと、首元がスッキリ&華やかに
・仕上げにスプレーを軽く吹きかけると、さらに花粉をブロック
2.おしゃれな低めお団子で花粉知らず
花粉が気になる日は、すっきりまとめた「低めお団子」がおすすめ。髪をコンパクトにまとめることで、花粉の付着を最小限に抑えられます。
▶ ポイント
・ヘアワックスを手に取って、髪全体になじませる
・襟足近くで一つに結び、くるくる巻いてお団子にする
・少しルーズに崩せば、こなれ感アップ♪
3.三つ編みや編み込みでガード
ふんわり広がる髪は花粉が絡みやすいので、三つ編みや編み込みでコンパクトにまとめるのも◎。ナチュラルで可愛らしい雰囲気も楽しめます♪
▶ ポイント
・ヘアミルクをつけてしっとり感をプラス
・編み終わりはゴムでしっかり固定する
・サイドに寄せてアレンジすれば、フェミニンな印象に
4.ヘアアクセ&帽子を味方に♪
どうしても髪を下ろしたい日は、スカーフや帽子を活用するのもおすすめ。髪を花粉から守りながら、おしゃれ度もアップします。
▶ ポイント
・ツヤ感のあるシュシュでまとめ髪にアクセントを
・花粉がつきにくい素材の帽子(ツルッとした生地のもの)を選ぶ
・スカーフを髪に巻くだけで、簡単に花粉ブロック&華やかさUP
まとめ

花粉症の方にとっては、目や鼻の不快感がつらい時期ですが、実は髪や頭皮にも花粉が影響を与えることもあります。髪に付着した花粉は、乾燥やかゆみ、さらには抜け毛の原因となることもあります。
まず、外出から帰宅した際には、衣類や髪に付着した花粉を払い落とす習慣をつけましょう。玄関に衣類用のブラシとともに、ヘアブラシも用意しておくと便利です。ブラシはプラスチックやポリエステルなどの帯電しやすい素材を避け、天然素材や静電気防止加工が施されたものを使うのがおすすめです。まずは毛先のほうから少しずつとかしていって髪の毛のもつれをほぐし、最後に全体をゆっくりとかすようにします。
帰宅後はなるべく早めにお風呂やシャワーに入り、髪や身体に付着した花粉を洗い流すことが大切です。その際、シャンプー後のトリートメントはしっとりとするタイプを選ぶと良いでしょう。また、アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)を使用することで、ドライヤーの熱や乾燥から髪を守り、髪のコンディションを整えることができます。
頭皮の乾燥を防ぐためには、保湿タイプの頭皮用美容液を取り入れ、頭皮のバリア機能を高めることが効果的です。ただし、炎症を起こしている時に新しいアイテムに挑戦すると刺激になることがあるので、花粉の季節に入る前、頭皮が健康的な状態の時からケアしていくことがおすすめです。
花粉の季節は、髪や頭皮にとっても過酷な時期です。しかし、日々のちょっとしたケアを心がけることで、花粉の影響を最小限に抑えることができます。自分の生活スタイルに合わせて、できる範囲で対策を取り入れてみてくださいね。
花粉は髪の毛や頭皮に対して良くないことを引き起こしてしまいます。花粉をつきにくくすること、ついてしまってもしっかり落とすことが大事です。
0円でできるケアもあれば、シャンプーなど変えることでできるケアもあります。自分の出来る範囲でぜひすすめてみてくださいね。
コメント