花粉の季節、目や鼻だけでなく「頭がかゆい」「髪がベタつく・パサつく」と感じることはありませんか?実は、髪の毛は花粉がとてもつきやすい場所です。
この記事では、美容師歴20年以上の私が、花粉が髪と頭皮にどんな影響を与えるのか、花粉が飛ぶ時期のカレンダー、今日からできる対策7つ、花粉がつきにくいヘアアレンジまでまとめました。
先に結論:花粉シーズンの髪と頭皮は「つけない・落とす・いたわる」
つけない:まとめ髪・帽子・静電気対策で、髪に花粉をつきにくくする
落とす:家に入る前に払い、ブラッシング。その日のうちにシャンプーで洗い流す
いたわる:洗いすぎず、頭皮に合ったシャンプーで。かゆみや湿疹が続くときは皮膚科へ

花粉が飛ぶ時期はいつ?花粉カレンダー
「花粉=春」のイメージがありますが、実は花粉の種類によって飛ぶ時期が違い、春から秋まで何かしらの花粉が飛んでいます。
主な花粉が飛ぶ時期の目安(関東)
濃い色=多く飛ぶ時期、薄い色=飛ぶ時期の目安。地域やその年の天候によって変わります。
なかでも量が多いのが、2〜4月のスギと3〜5月のヒノキ。この時期は、とくに髪と頭皮の花粉対策をしっかりしたいところです。
髪の毛に花粉がつきやすい3つの理由
1. 髪の表面は細かい凹凸がある
髪の表面はウロコのような「キューティクル」で覆われています。乾燥やダメージで表面が荒れると、凹凸に花粉が引っかかりやすくなります。
2. 乾燥した髪は静電気で花粉を引き寄せる
花粉の時期は空気も乾燥しがち。静電気を帯びた髪は、まるで磁石のように花粉やホコリを引き寄せてしまいます。
3. 髪を下ろしていると、花粉にふれる面積が広い
ロングヘアやふんわり巻いた髪は表面積が広く、風で揺れるたびに花粉がつきやすくなります。
| 花粉がつきやすい | 花粉がつきにくい |
|---|---|
|
|
花粉で髪と頭皮に起こりやすいこと

| 起こりやすいこと | 主な原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 頭皮のかゆみ・ムズムズ | 花粉がついたまま過ごす・頭皮の乾燥 | その日のうちに洗い流す。洗いすぎない |
| 頭皮のベタつき | 皮脂に花粉やホコリが混ざる | 予洗いをしっかり。頭皮に合ったシャンプーで |
| 髪のパサつき・広がり | 空気の乾燥・静電気 | 洗い流さないトリートメントでうるおいを |
| フケ | 頭皮の乾燥・かきこわし | かかない。保湿を意識する |
こんなときは皮膚科へ
強いかゆみが続く、赤み・湿疹・フケがひどい、かいて傷ができている…というときは、自己判断せずに皮膚科に相談してください。かきこわすと、頭皮のトラブルが長引く原因になります。
花粉から髪と頭皮を守る対策7つ
1. 家に入る前に払い、ブラッシングで落とす
花粉を部屋に持ち込まないために、玄関に入る前に髪と服を軽く払いましょう。家に入ったら、毛先から少しずつブラッシングして、もつれをほぐしながら花粉を落とします。静電気が起きにくい木や豚毛などの天然毛のブラシがおすすめです。
2. その日のうちにシャンプーで洗い流す
花粉がついたまま寝ると、枕や寝具にも花粉が移ってしまいます。帰宅したら、なるべく早めにシャンプーを。シャンプー前に38℃くらいのお湯で1〜2分予洗いするだけで、花粉や汚れの多くが落ちます。洗うときは爪を立てず、指の腹でやさしく。
3. シャンプーは頭皮のタイプに合わせて選ぶ

「花粉をしっかり落としたいから、洗浄力の強いシャンプーで」と思いがちですが、洗いすぎは頭皮の乾燥につながります。頭皮のタイプに合わせて選びましょう。
| 頭皮のタイプ | 選び方の目安 |
|---|---|
| 乾燥しやすい・かゆみが出やすい | アミノ酸系など、やさしい洗浄成分のもの。保湿成分入りだと◎ |
| ふつう | アミノ酸系をベースに、香りや仕上がりの好みで |
| 皮脂が多い・ベタつきやすい | ほどよく洗浄力のあるもの。炭酸シャンプーで週に1〜2回すっきり洗うのも◎ |
美容師のひとこと
シリコンは「悪いもの」と思われがちですが、質の良いシリコンなら心配はいりません。私のおすすめは、シャンプーはノンシリコン、トリートメント(コンディショナー)はシリコン入りの組み合わせ。頭皮はすっきり洗えて、髪の表面はなめらかになるので、花粉もつきにくくなります。
シャンプー選びはサロン専売シャンプーおすすめランキング10選、炭酸シャンプーは美容室の炭酸シャンプーとは?でくわしく紹介しています。
4. 洗い流さないトリートメントで静電気を防ぐ
乾燥した髪は静電気で花粉を引き寄せます。ドライヤーの前に洗い流さないトリートメントでうるおいを与え、乾かしたあとは表面を整えておくと、花粉がつきにくくなります。花粉の時期は、重いオイルより、軽いミストやミルクが使いやすいです。
ミルクとオイルの違いは冬の髪の乾燥対策はヘアミルクとオイルどっち?で解説しています。
5. 髪の表面をなめらかに整える

表面がなめらかでツヤのある髪は、花粉が引っかかりにくくなります。乾かすときは上から下へ風を当て、最後に冷風で仕上げましょう。ストレートアイロンで表面を整えるのもひとつの方法です(温度は高くしすぎないように)。
6. まとめ髪で花粉にふれる面積をへらす
髪を下ろしたままより、まとめたほうが花粉にふれる面積が小さくなります。外出が多い日は、ポニーテールやお団子、編み込みがおすすめです(アレンジは下でくわしく紹介します)。
7. 帽子やスカーフでガードする

どうしても髪を下ろしたい日は、帽子やスカーフで髪をカバーしましょう。ナイロンなど表面がつるっとした素材は花粉がつきにくく、家に入る前に払いやすいです。ウールやフリースなど毛羽立った素材は、花粉がつきやすいので避けたほうが安心です。
花粉がつきにくいヘアアレンジ4つ

| アレンジ | 花粉ブロック | 手軽さ | ポイント |
|---|---|---|---|
| ツヤ感ポニーテール | ヘアオイルやバームで表面をなめらかにしてから結ぶ | ||
| 低めのお団子 | えり足近くで結んで、くるくる巻いてまとめる | ||
| 三つ編み・編み込み | ヘアミルクでしっとりさせてから編むと広がりにくい | ||
| 帽子・スカーフ+まとめ髪 | 風の強い日に。帽子はつるっとした素材を |
※星の数は、美容師の経験にもとづく目安です。
花粉の季節の髪と頭皮のよくある質問
Q. 花粉の時期は、朝シャンと夜シャンどっちがいい?
夜がおすすめです。1日でついた花粉をその日のうちに落とせるので、枕や寝具に花粉を持ち込みにくくなります。
Q. 1日に2回シャンプーしてもいい?
洗いすぎは頭皮の乾燥につながるので、シャンプーは1日1回が基本です。花粉が気になる日は、お湯でしっかり予洗いするだけでも違います。
Q. 花粉で抜け毛が増えることはありますか?
かゆみでかきこわしたり、頭皮が荒れたりすると、頭皮の状態が悪くなることはあります。抜け毛が急に増えた・頭皮の赤みや湿疹が続く場合は、皮膚科に相談してください。
Q. ヘアスプレーは花粉対策になりますか?
表面をまとめて髪が広がりにくくなるので、花粉がつく面積をへらすのに役立ちます。ただし、つけすぎるとベタつきの原因になるので軽くで十分です。
まとめ|花粉の季節は「つけない・落とす・いたわる」
- 花粉は春から秋まで飛んでいる。とくにスギ(2〜4月)とヒノキ(3〜5月)の時期は念入りに
- 髪は凹凸と静電気で花粉がつきやすい。うるおいとツヤのある髪はつきにくい
- 家に入る前に払う→ブラッシング→その日のうちにシャンプー
- シャンプーは洗いすぎず、頭皮のタイプに合ったものを
- まとめ髪・帽子で花粉にふれる面積をへらす
- かゆみや湿疹が続くときは、皮膚科へ
0円でできるケアもたくさんあります。できるところから取り入れて、花粉の季節を快適に過ごしてくださいね。
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この記事について
美容師としての現場経験と、実際に使ってみた体験をもとに書いています。良い点だけでなく、惜しい点や合わない方についても正直にお伝えしています。
読みやすく整えるためにAIを補助的に使っていますが、内容の確認と最終的な判断は人が行っています。



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