「COARのワックス、どれを選べばいいのか分からない」——サロンでいちばんよく聞かれる質問のひとつです。ラインナップは全6種。名前だけ見ても違いが伝わりにくいので、迷って結局定番のライトハードを買って、なんとなく合わない…という方も少なくありません。
この記事では、実際に営業で6種すべてを触ってきた美容師の目線で、セット力・ツヤ感・落ちやすさ・コスパを数値化して比較しました。髪型別・質感別・髪質別に「あなたはこれ」と絞り込めるようにまとめています。読み終わるころには、迷いはほとんど残らないと思います。
まずは結論から|髪型で選ぶならこの1本
| こんな方に | おすすめの1本 | キープ力 | ツヤ感 |
|---|---|---|---|
| ベリーショート・アップバングを立ち上げたい | HARDEST | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
| マッシュ・センターパート(迷ったらこれ) | LIGHT HARD | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| 束感・毛先の動きをマットに出したい | DRY HARD | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ |
| パーマのカールをきれいに復元したい | CURL & WAVE | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| ツヤ・まとまり重視、ナチュラルに整えたい | SHINE & MOIST | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
| 濡れ感・バーバースタイルをつくりたい | Dive LIGHT GREASE | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
※スマホの方は表を横にスクロールできます。詳しい理由と使用感は、このあと1本ずつ解説していきます。
この記事を書いた人/現役美容師。メンズ・レディースどちらも担当し、スタイリング剤は年間100種以上を実際にお客さまの髪で使い分けています。COARは全6種をサロンワークに導入済みで、髪質やダメージレベルによる仕上がりの違いを日々確認しています。ここに書いているのは、メーカー資料の受け売りではなく、実際に手で伸ばして・お客さまの髪に入れて感じたことです。
- COAR(コア)とは?メンズサロンGOALD発のヘアブランド
- 【一覧表】COARワックス・グリース全6種の違いを比較
- COARワックスの選び方|現役美容師が教える4つの基準
- 【髪型別】COARワックスのおすすめはこれ
- 【タイプ別】あなたに合うCOARワックス診断
- 迷いやすい組み合わせを美容師が比較
- COARワックスを100%活かす使い方のコツ
COAR(コア)とは?メンズサロンGOALD発のヘアブランド
COAR(コア)は、東京を拠点に展開するメンズヘアサロンGOALDが手がけたヘアスタイリングブランドです。サロン発というと「サロン専売の高級ライン」を想像されるかもしれませんが、COARはワックス1個1,980円(税込・90g)という、市販ワックスと大きく変わらない価格帯。それでいて中身は完全にサロン仕様、という珍しいポジションにあります。
サロンで扱っていていちばん感じるのは、「6種類の役割がきちんと分かれている」という点です。似たようなワックスが並んでいるのではなく、セット力とツヤ感の組み合わせで、それぞれが違う場所を担当している。だからこそ「どれを選ぶか」が仕上がりを大きく左右します。
「CORE(芯)」×「CARE(ケア)」に込められたブランドの想い
ブランド名のCOARは、CORE(芯)とCARE(ケア)を掛け合わせた言葉です。スタイリングで「自分の芯(=なりたい自分)」を表現しながら、同時に髪をケアする。この考え方は、スタイリング剤としてはけっこう思い切った設計だと感じています。
というのも、セット力を上げようとすると、どうしても油分やポリマーを増やすことになり、髪への負担や落ちにくさとトレードオフになりがちです。COARはそこを「ケア成分を土台に置いたうえでセット力を積む」という順序で組んでいるので、ハードタイプでも髪が軋みにくい。ハイトーンのお客さまに使っても、翌日の手触りがガサつきにくいのは、この設計の影響が大きいと思います。
全アイテムにシアバター・アミノ酸複合体を配合|ケアしながらスタイリング
COARの全アイテムに共通しているのが、シアバター+11種類のアミノ酸複合体の配合です。役割はざっくり次のように分かれています。
- シアバター……毛髪表面をやわらかく整え、乾燥によるパサつきや広がりを抑えます。ドライタイプでも髪が「バサバサ」にならないのはこの効果です。
- 11種のアミノ酸複合体……毛髪内部の水分・栄養バランスをサポート。ブリーチ毛やパーマ毛など、内部が空洞化しやすい髪との相性が良いポイントです。
そしてもう一つ、地味ですが実用面で大きいのが「お湯でサッと落とせる処方」であること。ワックスが落ちにくいと、頭皮に残ってニオイやかゆみの原因になりますし、落とそうとしてシャンプーを2〜3回してしまい、結果的に髪が乾燥する——というのは本当によくある失敗です。COARはお湯だけでもかなりゆるみますし、シャンプー1回でしっかり流れます。中高生や、洗髪が雑になりがちな方にすすめやすい理由はここです。
香りは全アイテム共通で爽やかなシトラスフローラル(100%精油)。合成香料特有の強さがなく、つけた瞬間にふわっと香って、あとはすっと引いていく感じ。香水をつける方でもぶつかりにくい香りだと思います。
市販ワックスとの決定的な違い
価格帯だけ見ると市販ワックスと近いのですが、実際に使い比べると、明確に違うポイントが3つあります。
| 比較項目 | COAR | 一般的な市販ワックス |
|---|---|---|
| 質感の設計 | セット力とツヤ感を軸に6種で細分化。狙った質感に寄せやすい | 「ハード」「ソフト」など強弱が中心。質感の選択肢が少ない |
| 伸び・馴染み | 硬めでも手の熱でほどけ、少量で全体に行き渡る | 一部にかたまりやすく、部分的に重くなりがち |
| ケア/落ちやすさ | シアバター+アミノ酸配合。お湯でゆるみシャンプー1回で落ちる | セット力重視の設計だと落ちにくい製品も多い |
特に実感が大きいのは「伸び」です。ワックスが伸びないと、根元付近に固まりが残り、そこだけ重くなって全体のバランスが崩れます。市販の強力タイプで「なんだかベタっとして見える」原因の多くはこれ。COARは硬めのHARDESTでも手のなかでほどけるので、ワックスに慣れていない方でも失敗が起きにくいのが、正直いちばん大きな価値だと思っています。
【一覧表】COARワックス・グリース全6種の違いを比較
ここからが本題です。まず全6種を一枚で見比べられるようにまとめました。「セット力の数字」だけでなく「ツヤ感」も合わせて見るのが選び方のコツです。
セット力・ツヤ感・扱いやすさを星評価で比較
| 製品名 | 種類 | セット力 | ツヤ感 | 落ちやすさ | 扱いやすさ | 向いているスタイル |
|---|---|---|---|---|---|---|
| HARDEST ハーデスト | ワックス | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ベリーショート/アップバング/立ち上げ |
| DRY HARD ドライハード | ワックス | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 束感ショート/フェザー/ダメージ毛 |
| LIGHT HARD ライトハード | ワックス | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | マッシュ/センターパート/万能 |
| CURL & WAVE カール&ウェーブ | ワックス | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | パーマ全般/波巻き/ツイストスパイラル |
| SHINE & MOIST シャイン&モイスト | ワックス | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ナチュラル/センターパート/まとまり重視 |
| Dive LIGHT GREASE ダイブ ライトグリース | グリース | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | 濡れ感/パーマ/バーバースタイル |
※星評価は、同価格帯のスタイリング剤と比較したうえでの筆者(美容師)による使用感評価です。「落ちやすさ」は星が多いほどシャンプーで落としやすいことを示します。
価格・容量・香りの違い
価格面はとてもシンプルで、ワックス5種はすべて同じ90g/1,980円(税込)。つまり「予算で選ぶ」必要がありません。質感だけで純粋に選べるので、ここは選びやすさに直結する大きなメリットです。
| 製品名 | 容量 | 価格(税込) | 1gあたり | 香り |
|---|---|---|---|---|
| HARDEST | 90g | 1,980円 | 約22.0円 | シトラスフローラル(100%精油) |
| DRY HARD | 90g | 1,980円 | 約22.0円 | シトラスフローラル(100%精油) |
| LIGHT HARD | 90g | 1,980円 | 約22.0円 | シトラスフローラル(100%精油) |
| CURL & WAVE | 90g | 1,980円 | 約22.0円 | シトラスフローラル(100%精油) |
| SHINE & MOIST | 90g | 1,980円 | 約22.0円 | シトラスフローラル(100%精油) |
| Dive LIGHT GREASE | 170g | 3,300円 | 約19.4円 | シトラスフローラル(100%精油) |
意外に思われるかもしれませんが、1gあたりで見るといちばん安いのはDive LIGHT GREASEです。本体価格は3,300円で高く見えますが、170gという大容量。グリースは使用量が多くなりがちなアイテムなので、この容量設定はかなり実用的だと感じています。
他ブランドとの位置づけマップ(性能×価格)
COARが市場のどこに位置するのか、縦軸にセット力、横軸に1gあたりの価格を取ってマッピングしました。
※比較対象は同カテゴリの一般的な製品を価格帯ごとにまとめた目安です。価格は編集時点の一般販売価格から算出しており、変動する場合があります。
このマップで注目していただきたいのは、COARが縦一列に並んでいるところです。つまり「価格を変えずに、セット力とツヤ感だけを選び替えられる」ということ。多くのブランドは強いものほど高い、ケア寄りのものほど高い、という設計になっているので、ここはCOARのかなり分かりやすい強みです。
もう一つ。COARのワックスは1gあたり約22円で、価格帯としては市販ワックスとサロン専売ラインの「ちょうど中間」に位置します。セット力・質感の作り込みはサロン専売寄り、価格は市販寄り。この位置取りが、サロンでおすすめしやすい最大の理由です。
COARワックスの選び方|現役美容師が教える4つの基準
6種類あると迷いますが、判断基準は多くありません。①髪型 → ②質感 → ③セット力 → ④髪質の順に見ていけば、自然と1〜2本に絞れます。
①髪型で選ぶ(ショート・マッシュ・パーマ)
もっとも失敗が少ないのが、髪型から逆算する方法です。髪型によって「どこにどんな力が必要か」がまったく違うからです。
- ベリーショート・アップバング……前髪を立ち上げて維持する=重力に逆らう力が必要。セット力最優先でHARDEST。
- マッシュ・センターパート……固めるより「毛流れを整えて自然に見せる」設計。LIGHT HARDかSHINE & MOIST。
- 束感ショート・フェザー……毛先を細く散らす動きが命。マットで軽いDRY HARD。
- パーマスタイル……カールの復元力が最重要。CURL & WAVE、濡れ感重視ならDive LIGHT GREASE。
②仕上げたい質感で選ぶ(ドライ・ツヤ・ナチュラル)
ここが仕上がりの印象を最も大きく左右します。同じ髪型でも、ツヤの有無で見え方がまったく変わります。
| なりたい質感 | 印象 | おすすめ |
|---|---|---|
| マット・ドライ | カジュアル、こなれ感、韓国風フェザー | DRY HARD |
| ナチュラル(中間) | 清潔感、悪目立ちしない、ビジネスOK | LIGHT HARD |
| 上品なツヤ | きれいめ、大人っぽい、まとまり重視 | SHINE & MOIST |
| 濡れ感・強いツヤ | 色気、モード、バーバー、パーマ映え | Dive LIGHT GREASE |
迷われたときによくお伝えしているのは、「職場や学校で浮かないほうがいいならナチュラル寄り」という基準です。ツヤ系は雰囲気が出る反面、髪が濡れているように見えるので、TPOによっては強く感じられることがあります。
③セット力の強さで選ぶ
セット力は「強ければいい」わけではありません。必要以上に強いワックスを使うと、直せなくなるのがいちばんの落とし穴です。
美容師メモ:サロンで多いのが「セットが崩れる」と相談されて実際に見せていただくと、強すぎるワックスを付けすぎているケース。固まったあとに手が入らず、崩れた形のまま直せないので「崩れた」と感じてしまうんです。COARで言えば、日常はLIGHT HARDで足りることが多く、HARDESTは「どうしても立たない前髪」の対策として持つのが賢い使い方です。
④髪質・毛量で選ぶ(軟毛・剛毛・多毛)
最後に、いちばん見落とされがちで、いちばん結果に響くのが髪質です。
| 髪質・毛量 | 起こりやすい悩み | 相性が良いアイテム |
|---|---|---|
| 軟毛・細毛 | ぺたんこになる、重さで潰れる | DRY HARD/HARDEST(少量で) |
| 剛毛・硬毛 | 言うことを聞かない、跳ねる | HARDEST/SHINE & MOIST |
| 多毛・広がる | 膨らむ、まとまらない | SHINE & MOIST/Dive LIGHT GREASE |
| くせ毛・パーマ | うねる、カールが出ない | CURL & WAVE/Dive LIGHT GREASE |
| ダメージ・ブリーチ毛 | パサつく、絡む | DRY HARD/SHINE & MOIST |
特に軟毛の方はツヤ系のオイル分が重さになって潰れやすいので、ここは注意していただきたいポイントです。逆に剛毛・多毛の方は、多少の重さがあるほうがまとまってきれいに見えます。
【髪型別】COARワックスのおすすめはこれ
ここからは6種を1本ずつ、実際の使用感とあわせて詳しく見ていきます。
ショート・アップバングにはHARDEST(ハーデスト)
- セット力
- ツヤ
- シャンプーでの流れやすさ
- コスパ
- 扱いやすさ
- 種類/容量
- ヘアワックス/90g
- 価格
- 1,980円(税込)
- 香り
- 爽やかなシトラスフローラル(100%精油)
特徴
COARのなかで唯一「絶対に動かしたくない人向け」に振り切られたアイテムです。ワックス自体はしっかり硬めですが、手のひらで温めるとすっとほどけて、驚くほど素直に伸びます。硬いのに伸びる——この両立ができているハードワックスは、正直そこまで多くありません。
仕上がりはややマット寄り。テカらないので、しっかり固めても「ワックスで固めた感」が出にくいのが良いところです。乾いたあとは表面がしっかり固定されるので、根元から立ち上げた前髪が夕方まで落ちてきません。
サロンで使った感想:剛毛でアップバングにしたい男性のお客さまに使ったところ、いつも昼過ぎに前髪が落ちてくるとおっしゃっていた方が「夕方まで残っていた」と。逆に軟毛の方に多めに付けたときは重さで潰れてしまったので、軟毛の方は本当に少量(小指の先ほど)からが正解です。付けすぎると硬さがそのまま重さになります。
おすすめな人
- ベリーショート・アップバングで前髪を立ち上げたい方
- 剛毛・毛量が多く、いつもワックスが負けてしまう方
- 夕方までセットを崩したくない方(営業職・接客業など)
あまりおすすめではない人
- マッシュやセンターパートなど、自然な毛流れを活かしたい方
- ワックスが初めてで、量の調整に自信がない方
- 細毛・軟毛でボリュームが潰れやすい方(少量使用なら可)
マッシュ・センターパートにはLIGHT HARD(ライトハード)
- セット力
- ツヤ
- シャンプーでの流れやすさ
- コスパ
- 扱いやすさ
- 種類/容量
- ヘアワックス/90g
- 価格
- 1,980円(税込)
- 香り
- 爽やかなシトラスフローラル(100%精油)
特徴
適度なキープ力と、自然な束感・動き。いわゆる「ちょうどいい」を狙って作られた王道ワックスです。COARで1本だけ選ぶなら、多くの方にとってこれが正解になります。
いいところは、付けたあとに手直しができること。カチッと固まりきらないので、分け目を変えたり毛流れを直したりが後からできます。ツヤは中間で、テカりも出ないしパサつきもしない。清潔感が求められる場面でとても使いやすいバランスです。
サロンで使った感想:「ワックス初めてです」という方には、まずこれをお渡ししています。付けすぎても致命的な失敗にならないのが本当にありがたいところ。マッシュのお客さまに使うと、毛先の束感が自然に出て、それでいて頭の形がきれいに見えます。レディースのショートボブの毛先ニュアンス出しにも問題なく使えました。
おすすめな人
- マッシュ・センターパートなど、自然な毛流れを活かしたい方
- ワックス初心者で、失敗しにくいものから始めたい方
- 職場や学校で浮かない、清潔感重視の仕上がりが良い方
あまりおすすめではない人
- 前髪をがっちり立ち上げてキープしたい方
- マットに振り切ったドライ質感が好みの方
- 濡れ感・強いツヤを出したい方
フェザーショート・束感ショートにはDRY HARD(ドライハード)
- セット力
- ツヤ
- シャンプーでの流れやすさ
- コスパ
- 扱いやすさ
- 種類/容量
- ヘアワックス/90g
- 価格
- 1,980円(税込)
- 香り
- 爽やかなシトラスフローラル(100%精油)
特徴
COARのなかでいちばんツヤがありません。これは欠点ではなく、完全に狙った設計です。ツヤがないぶん髪が細く軽く見えるので、毛先を散らしたフェザー感や、韓国風の空気を含んだ束感が作りやすい。
そしてこのアイテムの本当の強みは「軽いのにちゃんと固定される」こと。マット系ワックスは軽さと引き換えにキープ力が落ちがちですが、DRY HARDはセット力★4を保っています。軟毛でボリュームが出ない方の救世主になるアイテムです。
サロンで使った感想:細毛・軟毛でトップが潰れやすい方に使ったとき、いちばん差が出たのがこれでした。根元に少量入れてふわっと立ち上げると、そのまま形が残ります。ブリーチ毛の方でも、パサついて見えるどころかシアバターの効果か手触りが落ち着いたのが印象的でした。マット感が強いので、きれいめの服装だと少しカジュアルに寄るのは知っておくといいと思います。
おすすめな人
- 束感ショート・フェザーショートで毛先を細く散らしたい方
- 軟毛・細毛でトップのボリュームが出にくい方
- テカりが苦手で、マットな質感が好みの方
あまりおすすめではない人
- ツヤ・まとまりを出してきれいめに見せたい方
- 髪の乾燥やパサつきがすでに気になっている方
- パーマのカールをしっとり出したい方
パーマスタイルにはCURL & WAVE(カール&ウェーブ)
- セット力
- ツヤ
- シャンプーでの流れやすさ
- コスパ
- 扱いやすさ
- 種類/容量
- ヘアワックス/90g
- 価格
- 1,980円(税込)
- 香り
- 爽やかなシトラスフローラル(100%精油)
特徴
水分量が多く設計されていて、乾いてダレたカールを「戻す」力があります。パーマは水分でカールが復元する性質があるので、この設計はとても理にかなっています。波巻きやツイストスパイラルのように、カールの形そのものを見せたいスタイルで威力を発揮します。
ツヤ感は★4で、しっとりとした自然なツヤ。グリースほど濡れ感は強くないので、「パーマは活かしたいけど濡れ感は強すぎたくない」という要望にちょうど収まります。
サロンで使った感想:ツイストスパイラルのお客さまに、8割ほど乾かした状態で揉み込んだところ、カールがきゅっと締まって束が立体的に出ました。「朝、水で濡らしてこれを付けるだけでいい」とお伝えできるのが、いちばんのメリットだと思います。乾いた髪にそのまま付けるとカールが出にくいので、必ず少し湿らせてから使うのがコツです。
おすすめな人
- パーマをかけていて、カールをきれいに再現したい方
- 波巻き・ツイストスパイラルなど動きを見せたいスタイルの方
- くせ毛を活かしてスタイリングしたい方
あまりおすすめではない人
- ストレートヘアで、直毛の毛流れだけを整えたい方
- マットでドライな質感に仕上げたい方
- 髪を濡らす時間が取れず、乾いた髪に付けたい方
濡れ感パーマにはDive LIGHT GREASE(ダイブ ライトグリース)
- セット力
- ツヤ
- シャンプーでの流れやすさ
- コスパ
- 扱いやすさ
- 種類/容量
- グリース/170g
- 価格
- 3,300円(税込)
- 香り
- 爽やかなシトラスフローラル(100%精油)
特徴
6種のなかで唯一のグリースです。伸びがとても良く、髪に馴染んだあとに適度な固まり感が出てニュアンスをキープしてくれます。グリースは「ツヤは出るけどキープが弱い」ものが多いのですが、これは付けた直後のツヤと、時間が経ったあとの形の残り方がきちんと両立しています。
170gという容量は、グリースとしてはかなり良心的。全体に馴染ませる使い方が前提のアイテムなので、消費が早くても長く使えます。1gあたりに換算すると、実は6種でいちばん安いという結果になります。
サロンで使った感想:スパイラルパーマのお客さまに、濡れた髪へそのまま入れてみました。乾いていく過程でツヤが残ったまま形が固定されていって、いわゆる「一日中濡れているように見える」状態がきちんと続きました。バーバー系のタイトなスタイルでも、後頭部の面がきれいに出ます。ただワックスに比べると落ちにくさは少しあるので、シャンプー前にお湯でしっかり流すひと手間は加えたほうが安心です。
おすすめな人
- 濡れ感・強めのツヤでパーマを色っぽく見せたい方
- バーバースタイルやタイトな七三など、面をきれいに出したい方
- グリースをよく使うので、大容量でコスパよく使いたい方
あまりおすすめではない人
- ふんわりしたエアリーな仕上がりを求めている方
- 軟毛・細毛で、油分の重さで潰れやすい方
- シャンプー1回でさっと落としきりたい方
ナチュラル・ツヤ重視にはSHINE & MOIST(シャイン&モイスト)
- セット力
- ツヤ
- シャンプーでの流れやすさ
- コスパ
- 扱いやすさ
- 種類/容量
- ヘアワックス/90g
- 価格
- 1,980円(税込)
- 香り
- 爽やかなシトラスフローラル(100%精油)
特徴
ツヤ感★5ですが、ベタつかないのがこのアイテムの本当のすごさです。ツヤ系はどうしても「油っぽく見える」リスクがつきまとうのですが、これは光の反射がきれいで、髪が健康的に見えるタイプのツヤ。まとまりも同時に出るので、広がる髪・膨らむ髪との相性がとても良いです。
セット力は★2と控えめ。固めるためのアイテムではなく、「整える・落ち着かせる・きれいに見せる」ためのもの。ヘアオイルやバームの代わりとして使えるので、髪を洗ったあとの仕上げに少量なじませる、という使い方もできます。
サロンで使った感想:毛量が多くて夕方には広がってしまう、というお悩みの方に使ってみたところ、これがいちばん効きました。膨らみが落ち着いて、それでいて重くならない絶妙なところ。レディースの毛先のまとまり出しにも自然に使えて、女性のお客さまからも「オイルより扱いやすい」という声をいただいています。セット力を求めて選ぶと物足りないのは確かなので、そこは期待の方向を合わせて選びたいアイテムです。
おすすめな人
- ナチュラルに、きれいめ・大人っぽく仕上げたい方
- 多毛・剛毛で広がりや膨らみを抑えたい方
- ヘアオイルやバームの代わりに1本で済ませたい方
あまりおすすめではない人
- 前髪を立ち上げたい、しっかりキープしたい方
- 軟毛・細毛で油分の重さで潰れやすい方
- マットでカジュアルな質感が好みの方
【タイプ別】あなたに合うCOARワックス診断
髪型だけでは決めきれないという方に向けて、目的から絞り込む方法もご紹介します。
ワックス初心者・迷ったらこれを選べば間違いなし
結論からお伝えすると、LIGHT HARD(ライトハード)です。理由は3つあります。
- 付けすぎても致命傷にならない……初心者の失敗はほぼ「量が多すぎる」こと。カチッと固まらないLIGHT HARDは、多く付けても後から直せます。
- 幅広い髪型に対応できる……マッシュ・センターパート・
- 幅広い髪型に対応できる……マッシュ、センターパート、ショート、ミディアムまでこれ1本で成立します。
- 落としやすい……洗い残しの心配が少ないので、頭皮トラブルのリスクを抱えにくいです。
そのうえで、髪型がはっきり決まっている方は最初からそちらを選んで大丈夫です。「立ち上げたい=HARDEST」「パーマ=CURL & WAVE」のように、目的が明確な場合は専用品のほうが確実に楽になります。
セット力重視の人向けランキング
- HARDEST(セット力★5)……立ち上げ・キープの最終手段。剛毛でも負けません。
- DRY HARD(★4)……軽さを保ちながら固定。軟毛でボリュームを出したい方はこちらが上位。
- CURL & WAVE(★4)……カールを保持する力。パーマ前提ならHARDESTより実用的です。
選び分けのコツ:同じ「セット力★4」でも、DRY HARDは軽さで支える、CURL & WAVEは水分でカールを保つという別の仕組みです。数字ではなく「何を支えてほしいのか」で選ぶと失敗しません。
ダメージ・髪へのやさしさ重視の人向け
COARは全アイテムにシアバターと11種のアミノ酸複合体が入っているので、そもそも下限が高いブランドです。そのうえでダメージ毛に特におすすめできるのは、SHINE & MOISTとDRY HARDの2つ。
| 髪の状態 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| ブリーチ毛・ハイトーン | SHINE & MOIST | 油分とツヤで乾燥を補い、絡まりを抑えられる |
| ダメージ+細毛で潰れる | DRY HARD | 軽さを保ったまま形をつくれる。パサつきはシアバターが抑える |
| パーマ+ダメージ | CURL & WAVE | 水分量が多く、乾燥したカールをしっとり戻せる |
| 頭皮が敏感・残留が心配 | LIGHT HARD | 6種でいちばん落としやすく、洗い残しのリスクが低い |
それと、「落ちやすさ=髪へのやさしさ」という視点はぜひ持っていただきたいところです。落ちにくいワックスを無理に落とそうとして洗浄力の強いシャンプーで何度も洗う、というのは髪と頭皮にとってかなりの負担。COARがお湯でゆるむ処方になっているのは、地味に思えて実はいちばんケアに効いている部分だと感じています。
迷いやすい組み合わせを美容師が比較
ここまで読んでも「この2つで迷う」というパターンは決まっています。よくある3つの組み合わせを、実際の差から解説します。
ハーデスト vs ライトハード|セット力の差はどれくらい?
| 比較項目 | HARDEST | LIGHT HARD |
|---|---|---|
| セット力 | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| 固まり方 | 乾くとしっかり固定。動かない | 半固定。あとから手直しできる |
| 前髪の立ち上げ | 夕方まで維持できる | 数時間で徐々に落ちてくる |
| 失敗しやすさ | 付けすぎると重く硬くなる | 付けすぎてもリカバリーできる |
| 向いている人 | 剛毛・多毛/立ち上げたい人 | 初心者/自然に見せたい人 |
体感としての差は「動かないか、動かせるか」です。数値で言えば★2つ分ですが、使用感の違いはそれ以上に大きく感じられると思います。
判断基準はシンプルで、前髪を根元から立ち上げる必要があるかどうか。立ち上げが必要ならHARDEST、毛流れを整えるだけならLIGHT HARDで十分です。「強いほうが安心だから」という理由でHARDESTを選ぶと、固まったあとに直せず不便に感じるケースが多いので、そこはご注意ください。
ドライハード vs ライトハード|質感の違いは?
| 比較項目 | DRY HARD | LIGHT HARD |
|---|---|---|
| ツヤ感 | ★☆☆☆☆(完全マット) | ★★★☆☆(自然) |
| セット力 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| 髪の見え方 | 細く軽く見える。空気感が出る | 健康的で清潔感がある |
| 印象 | カジュアル、こなれ、韓国風 | きれいめ、ビジネスOK |
| 向いている人 | 軟毛・束感を出したい人 | 万能に1本で済ませたい人 |
セット力はDRY HARDのほうが1段強いので、「軽さもキープ力も欲しい」ならDRY HARDが有利です。ただしマット感は想像以上にしっかり出るので、スーツやきれいめの服装が多い方だと少し浮くことがあります。
実際にサロンでよく起きるのは、軟毛でトップが潰れる方はDRY HARD、剛毛で膨らむ方はLIGHT HARDという分かれ方。質感の好みが同じでも、髪質で答えが変わるところです。
カール&ウェーブ vs ダイブライトグリース|パーマ向けはどっち?
| 比較項目 | CURL & WAVE | Dive LIGHT GREASE |
|---|---|---|
| ツヤ・濡れ感 | しっとりした自然なツヤ | はっきりした濡れ感 |
| カールの出方 | ふんわり束が立体的に出る | 重みでカールが下に落ちる |
| キープ力 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| 落ちやすさ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| 容量/価格 | 90g/1,980円 | 170g/3,300円 |
| 向いている人 | パーマの動きを軽く見せたい人 | 濡れ感で色気を出したい人 |
同じパーマ向けでも、目指す方向がまったく違います。「動きを見せたいならCURL & WAVE」「濡れ感を見せたいならDive LIGHT GREASE」という整理でほぼ間違いありません。
それから、毛量による向き不向きもあります。毛量が多い方はグリースの重さがまとまりに変わって好相性ですが、軟毛・細毛の方はカールが伸びて落ちてしまうことがあるので、CURL & WAVEのほうが安心です。日常使いのしやすさ(落としやすさ・軽さ)を優先されるなら、CURL & WAVEから試すのが無理のない選び方だと思います。
COARワックスを100%活かす使い方のコツ
正直なところ、ワックスの銘柄選びよりも仕上がりへの影響が大きいのが「使い方」です。ここは短いですが、いちばん読んでいただきたい部分です。
ベースづくり(乾かし方)で仕上がりの8割が決まる
サロンで「同じワックスなのに家だとうまくいかない」と言われる原因は、ほぼ乾かし方にあります。ワックスはすでにある形を固定するもので、形をゼロから作るものではありません。
- 根元を最初に乾かす……毛先から乾かすと根元が寝たまま固まります。指で根元を起こしながら、風は上から。
- つむじ・生えぐせを逆方向に……くせの向きと逆に引っ張りながら乾かすと、くせが消えます。
- 最後に冷風を10秒……熱が冷めるときに形が定着します。ここを省くとすぐ落ちます。
- 完全に乾かしきる……半乾きでワックスを付けると、乾く過程で形が崩れます(CURL & WAVEのみ例外で、少し湿った状態が正解)。
この4つをやるだけで、同じワックスでも仕上がりが変わります。ワックスを買い替える前に、まず乾かし方を見直すほうが早いことが本当に多いです。
ワックスを混ぜて自分好みの質感を作る方法
COARは全アイテムが同じ設計思想で作られているので、混ぜても質感が破綻しません。サロンでもよく使う組み合わせをご紹介します。
| 組み合わせ | 比率の目安 | できる質感 |
|---|---|---|
| HARDEST+SHINE & MOIST | 1:1 | キープ力とツヤを両立。きれいめのショートに |
| LIGHT HARD+DRY HARD | 1:1 | ほどよいマット感+扱いやすさ。万能 |
| CURL & WAVE+Dive GREASE | 2:1 | カールを活かしつつ濡れ感を足す |
| LIGHT HARD+SHINE & MOIST | 2:1 | まとまり重視のナチュラル。多毛の方に |
※手のひらでしっかり混ぜ合わせて、乳化させてから付けてください。混ざりきっていないとムラになります。
セット力を足したいときの仕上げアイテム
「ツヤは欲しいけどキープ力が足りない」というときの解決策は、ワックスを強いものに替えるのではなく、上からスプレーで留めることです。
- SHINE & MOIST+ハードスプレー……ツヤを残したままキープ力だけ上げられます。いちばん使う組み合わせ。
- DRY HARD+スプレー……束感を崩さずに固定。20〜30cm離してふんわり全体に。
- HARDEST+スプレー……立ち上げた前髪の根元だけにピンポイントで。全体にかけると重くなります。
スプレーを使うときのコツは、「近づけすぎない」「触らない」の2点だけ。近くから当てると1か所だけ固まって白く残りますし、かけた直後に触ると形が崩れて固まってしまいます。








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