界面活性剤の種類について
界面活性剤には種類が様々あるのですが、この4つをお勧めしております!
石油系などは原価が安いので、安いシャンプーができるのですが、刺激性、脱脂力の強さなどみると使い続けることはあまりおすすめしません。
敏感肌乾燥対策に :両性イオン系
髪の栄養補給に :アミノ酸系界面活性剤
敏感肌だが、ベタつきが気になる方に :カルボン酸系
ベタつきが気になりサラサラ希望の方に:タウリン系
両性イオン系の特徴
一番の特徴は皮膚に対してマイルドということです。
水への溶解性に優れ、他の活性剤と相乗効果があるため、ブレンドに適しております。
両性イオン系だけでは、髪の栄養補給というのは十分ではないと考え、アミノ酸系などとブレンドして髪の補修をしているものが多いです。
敏感肌、頭皮に赤みがある、乾燥など頭皮の悩みが多い方に適しております。
アミノ酸系の特徴
アミノ酸系は、低刺激、洗浄力も低く洗いながら髪に栄養を補給出来るということが特徴です。
ラウリル硫酸系など洗浄力が高い界面活性剤だと、頭皮に必要な油分をとりすぎてしまい、髪の栄養も一緒に抜けてしまいますが、アミノ酸系はそのようなことが無い界面活性剤になります。
高価な原料であり、泡立ちが良くないという特量もありますが、濃度を濃くしたり、他の界面活性剤とブレンドすることによって泡立ちが良くなります。
カルボン酸系の特徴
ヤシ油、パーム油などが原料として用いられる、洗浄力、泡立ちおよび泡の安定性に優れているのが特徴です。低温では洗浄力が低下しますが、水で髪を洗わないと思うので気にしなくて大丈夫です。また硬水には合わないと言いますが、日本の水道水はほとんどが軟水なので、日本の水にあった界面活性剤になります。
低刺激のエーテルカルボン酸系などが代表的です。洗浄力はある程度あるが、刺激が少ないということでベビーシャンプーなどによく使われます。
タウリン系の特徴
低刺激ながら高い洗浄力を持っているというのが大きな特徴です。ベタつきが気になる、髪がペタッとしやすい、泡立ちにくい方に優れているのが特徴です。
きめ細かい泡立ち、泡切れもよくさっぱり洗えます。
バランスの良いタイプでサラサラとした仕上がりになります。
紹介した界面活性剤の中では一番脱脂力は高いですが、脂を取りすぎるということはありません。
まとめ
界面活性剤にも種類があり、それぞれ良さがあります。
自分の髪質、髪の状態、頭皮の状態、なりたい仕上がりに最適な界面活性剤のシャンプーを選ぶのがベスト!
プロフィール
美容師歴20年以上のうさりです。
父、母、兄弟全員美容師の美容一家です。
5歳から美容師になろうと思い、高校在学中に通信の美容学校入学。高校卒業後に美容室に就職。
気が付けば美容師歴美20年以上となり、様々なシャンプー、トリートメント、アウトバストリートメントを使用してきました。
沢山の商品を使った知識をお届け致します。
忖度なしに、人気のシャンプー、トリートメント、アウトバス、スタイリング剤、ヘアケア用品などのオススメ、成分分析、総評、ヘアケアの疑問、髪質改善についてなどを皆様にお届けできればと思います。
また、ご自宅で簡単にお金をかけずに出来るケア方法などお届けしていきます。
旦那のうさにも、10年以上美容関係で従事しており、その知識を活かし一緒に総評しております。
他にも髪質改善と髪の悩みや疑問について載せているので、よろしければご覧になってください!
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