髪の毛は何からできている?主成分ケラチンと18種類のアミノ酸、髪の構造とダメージのしくみを美容師が解説

髪質改善とヘアの疑問

※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

かたいようで、やわらかい。独特の質感をもつ髪の毛は、何からできているのでしょうか?

答えは、たんぱく質です。この記事では、美容師の私が、髪の成分と構造、そしてダメージのしくみをわかりやすく解説します。髪のしくみを知ると、毎日のヘアケアの意味がぐっとわかりやすくなります。

長い髪の女性
髪の主成分は、たんぱく質のケラチン
80〜90%髪にふくまれるたんぱく質
18種類ケラチンをつくるアミノ酸
3層髪の構造
10〜15%健康な髪の水分量の目安

※数字は一般的にいわれる目安です。

結論|髪の毛の主成分は、たんぱく質の「ケラチン」

美容師のまとめ
  • 髪の約80〜90%はケラチンというたんぱく質
  • ほかに、水分・脂質・メラニン色素・ミネラルなどがふくまれる
  • たんぱく質は、熱や薬剤で変性すると元に戻らない(生卵がゆで卵になるのと同じ)
  • だから髪は、熱・紫外線・強い洗浄から守るケアが大切

髪の毛の成分

髪の毛の成分(目安)

たんぱく質(ケラチン)約80〜90%
水分約10〜15%
脂質数%
メラニン色素数%
ミネラルなど1%未満

※髪の状態や湿度で変わります。目安としてご覧ください。

目玉焼き
髪の成分は、たまごに似ている

髪の毛の成分は、たまごと少し似ています。どちらもたんぱく質が中心で、熱を加えると性質が変わってしまうところも同じです。

たんぱく質・ポリペプチド・アミノ酸の関係

分子のイラスト
アミノ酸がたくさんつながって、たんぱく質になる
名前アミノ酸の数たとえると
アミノ酸1つビーズ1粒
ポリペプチド2〜100個くらい短いビーズのひも
たんぱく質100個以上長いビーズのネックレス

たんぱく質は、アミノ酸がたくさんつながってできたものです。髪のケラチンは、18種類のアミノ酸からできていて、なかでもシスチンというアミノ酸を多くふくむのが特徴です。シスチンどうしがしっかり結びつくことで、髪のかたさや強さが生まれます。パーマや縮毛矯正は、この結びつきを薬剤で切ってつなぎかえることで形を変えています。

人の体をつくる2つのたんぱく質

たんぱく質多い場所性質
ケラチン髪・爪・肌の角質かたい。髪のハリ・コシに大切
コラーゲン皮膚・歯ぐき・血管・内臓などやわらかく、保湿性が高い

髪の3層構造

層場所はたらき
キューティクルいちばん外側うろこ状に重なり、内側を守る。ツヤを出す
コルテックス中間(髪の大部分)ケラチンがつまった部分。ハリ・コシ・色(メラニン)を決める
メデュラ中心やわらかい芯。細い髪にはないこともある
キューティクルの状態とツヤの図
キューティクルが整っていると、光がそろって反射してツヤが出る

キューティクルが傷んではがれると、内側のコルテックスからたんぱく質や水分が流れ出て、パサつき・切れ毛・ツヤのなさにつながります。ツヤのしくみは髪をツヤツヤにする方法|ツヤ髪の6ステップ、ダメージの見分け方は髪のダメージレベル0〜5のセルフチェックで解説しています。

たんぱく質は熱で変性して、元に戻らない

生卵をゆでると、ゆで卵になって元には戻りませんよね。髪のたんぱく質も同じで、熱や薬剤、紫外線で変性すると、かたくなって元に戻りません。アイロンの高温や、乾かさずに当て続けるドライヤーの熱、くり返すブリーチなどがその原因です。

髪のたんぱく質を変性させるもの対策
アイロン・ドライヤーの熱温度を上げすぎない。洗い流さないトリートメントで守る
紫外線帽子やUVスプレーでガード
カラー・パーマ・ブリーチの薬剤頻度を考え、施術後はやさしいケア
洗浄力の強いシャンプーアミノ酸系などマイルドなシャンプーに

アイロンの温度はヘアアイロンの適切な温度は何度?、紫外線対策は髪の紫外線対策は必要?、シャンプーの選び方はシャンプーはアミノ酸系を選ぶべき?でくわしく解説しています。

トリートメントに使われるたんぱく質

たんぱく質仕上がりの特徴
ケラチンハリ・コシを出す
コラーゲンやわらかく、保湿
シルクさらさらの手ざわり
小麦たんぱくしなやかなツヤと手ざわり
大豆たんぱく保湿してやわらかく、くし通りがいい

成分表では「加水分解ケラチン」「加水分解シルク」などと書かれています。髪の悩みに合わせて選ぶのがおすすめです。ケラチンの補修にこだわったシリーズはTOKIO インカラミ シャンプー&トリートメントの選び方、サロン専売のシャンプーはサロン専売シャンプーおすすめランキング10選で紹介しています。

髪の材料をとる食事

肉・魚・卵・豆腐のイラスト
髪の材料になるたんぱく質を、毎日の食事から

髪の材料はたんぱく質なので、肉・魚・卵・大豆製品をバランスよくとることが大切です。たんぱく質から髪をつくるのを助ける亜鉛や、ビタミン類も意識しましょう。生活習慣と髪の関係は薄毛対策はシャンプー以外が大事|4つの生活習慣で解説しています。

よくある質問

Q. 髪の毛は生きている?
A. 頭皮から出ている部分の髪は、すでに細胞が生きていない「死んだ細胞」です。だから一度傷むと自然には治らず、ケアで守ることが大切です。
Q. ケラチン入りのシャンプーで髪は補修できる?
A. 手ざわりをよくしたり、ダメージ部分を補ったりする助けにはなります。トリートメントとあわせて使うのがおすすめです。
Q. 髪にいい食べものは?
A. たんぱく質(肉・魚・卵・大豆)と、亜鉛・ビタミンなどをバランスよく。特定の食べものだけに頼らないことが大切です。
Q. 白髪や髪の色は何で決まる?
A. コルテックスにふくまれるメラニン色素の量と種類で決まります。

まとめ|髪はたんぱく質。変性させないケアが大切

風になびく髪
しくみを知ると、毎日のケアの意味がわかる
この記事のポイント
  • 髪の約80〜90%はたんぱく質のケラチン
  • ケラチンは18種類のアミノ酸からできている
  • 髪はキューティクル・コルテックス・メデュラの3層構造
  • たんぱく質は熱や薬剤で変性すると戻らない。熱・紫外線・強い洗浄から守る

この記事について
この記事は、美容師歴20年以上、サロンでの経験と、サロンでの経験と、美容の専門知識をもとに書いています。美容の専門家と一緒に検証しています。製品の情報は2026年10月時点の公式サイトなどをもとにしています。使用感には個人差があります。頭皮や肌に合わない場合は使用を中止してください。

▶ 執筆者・監修について

タイトルとURLをコピーしました