パーマの歴史と起源|古代エジプトから電髪・コールドパーマ、今のデジタルパーマまでを美容師が解説

髪質改善とヘアの疑問

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今ではあたり前のパーマ。でも、昔の人はどうやって髪にカールをつけていたのでしょうか?

この記事では、美容師の私が、パーマの起源から今のパーマまでの歴史を、年表でわかりやすく解説します。

古代エジプトパーマの起源
1905年電気パーマの登場
電髪日本でのはじまり
8月1日パーマの日

結論|パーマは古代から。電気パーマを経て、薬剤で冷たくかけるパーマへ

美容師のまとめ
  • パーマの起源は古代エジプト。髪を棒に巻いて泥のようなものを塗り、乾かしてカールを作っていた
  • 1872年、フランスのマルセル・グラトーが熱したコテで波打たせるマルセルウェーブを考案
  • 1905年、ネスラーが薬剤と電気の熱でかける電気パーマを発表=今のパーマの原点
  • 日本では大正時代に入り、「電髪」と呼ばれて戦前に流行
  • 戦後は熱を使わないコールドパーマが広まり、今のパーマへ

パーマの歴史年表

時代できごと
古代エジプト髪を棒に巻き、泥のようなものを塗って乾かし、カールを作った
古代ギリシャ・ローマ熱した道具で髪を巻く方法が使われた
1872年フランスのマルセル・グラトーが、熱したコテで波打つウェーブを作る「マルセルウェーブ」を考案
1905年ドイツ出身のチャールズ・ネスラーが、薬剤と電熱を使う電気パーマを発表
1920年代(大正時代)日本にパーマの機械が伝わり、「電髪(でんぱつ)」と呼ばれる
1930年代日本で電髪が流行
1936年ごろイギリスで、熱を使わない「コールドパーマ」が発表される
1948〜49年ごろ日本にコールドパーマが紹介される
1950年代コールドパーマ用の薬剤の基準ができ、電髪からコールドパーマへ。一般に広く普及
2000年代〜デジタルパーマ(形状記憶パーマ)など、熱と薬剤を組み合わせたパーマが登場

※年代は百科事典や記念日の解説などをもとにしています。資料によって年が前後することがあります。

古代のパーマ|泥と木の棒でカール

パーマの起源は、なんと古代エジプトまでさかのぼるといわれています。当時はロッドのような道具がないので、木の棒に髪を巻いて、泥のようなものを塗って乾かしてカールを作っていたそうです。時間がかかるうえ、長くはもたなかったようですが、昔の人もおしゃれを楽しみたい気持ちは同じだったんですね。

マルセルウェーブ|コテの原点

1872年、フランス・パリの髪結い師マルセル・グラトーが、熱したコテで髪に波のようなウェーブをつける方法を考案しました。今のヘアアイロン(コテ)の原点です。

これは、髪の中の水素結合を熱で切って、冷えるときにカールの形で固定するしくみ。そのため、濡れるともとに戻ってしまうのが弱点でした。髪の結合のしくみはパーマやブローでクセがつくしくみ(髪の4つの結合)でくわしく解説しています。

電気パーマ|今のパーマの原点

1905年、チャールズ・ネスラーが、アルカリ性の薬剤と電気の熱を使ってかける電気パーマを発表しました。これが、濡れても取れない「パーマネント(永久的な)ウェーブ」の原点です。

ただ、当時は重たい機械を頭につけて、何時間もかかる大がかりなものでした。料金も高く、髪へのダメージもかなり大きかったといわれています。それでも、おしゃれな女性たちのあいだで人気になりました。

日本のパーマ|「電髪」からコールドパーマへ

日本には大正時代(1920年代)にパーマの機械が伝わり、「電髪(でんぱつ)」と呼ばれました。1930年代には大流行したそうです。

戦後、熱を使わずに薬剤だけでかける「コールドパーマ」が紹介され、1950年代に薬剤の基準ができると、電髪からコールドパーマへと移りかわっていきました。今、美容室でかける一般的なパーマは、このコールドパーマが基本です。毎年8月1日は「パーマの日」とされています。

今のパーマの種類

パーマ特徴
コールドパーマ(普通のパーマ)薬剤だけでかける。濡れているときにカールが出やすい
デジタルパーマ薬剤+熱でかける。乾いたときにカールが出やすく、持ちがいい
エアウェーブ温風で乾かしながらかける。やわらかい質感
ストレートパーマ・縮毛矯正くせを伸ばす。縮毛矯正はアイロンの熱も使う(ストレートパーマと縮毛矯正の違い)

パーマをかけたあとのケアはカラー・パーマ後のヘアケアは2週間が勝負、メンズパーマの持ちをよくする方法はメンズパーマを長持ちさせる方法10選で紹介しています。ちなみに、大仏さまのくるくるとした髪は、パーマではなく「螺髪(らほつ)」です(大仏のパンチパーマみたいな髪型は何?)。

よくある質問

Q. パーマの語源は?
A. 英語の「パーマネント・ウェーブ(permanent wave)=永久的なウェーブ」を略した言葉です。
Q. 日本でパーマが一般的になったのはいつ?
A. 電髪は戦前に流行しましたが、多くの人がかけるようになったのは、戦後のコールドパーマが広まった1950年代ごろからといわれています。
Q. 昔のパーマは髪に悪かった?
A. 電気パーマは長時間熱を加えるので、髪へのダメージはかなり大きかったといわれています。今は薬剤や技術が進み、ダメージをおさえてかけられるようになっています。
Q. パーマの日はいつ?
A. 8月1日とされています。

まとめ|パーマは古代から続く、おしゃれの知恵

この記事のポイント
  • パーマの起源は古代エジプト。泥と木の棒でカールを作っていた
  • 1872年のマルセルウェーブはコテの原点、1905年の電気パーマが今のパーマの原点
  • 日本では「電髪」から、戦後のコールドパーマへ
  • 今はデジタルパーマなど、髪にやさしいパーマも

この記事について
この記事は、美容師歴20年以上、サロンでの経験と、美容師歴20年以上、毎日パーマをかけてきた経験をもとに書いています。美容の専門家と一緒に検証しています。製品の情報は2026年10月時点の公式サイトなどをもとにしています。使用感には個人差があります。頭皮や肌に合わない場合は使用を中止してください。

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