髪の紫外線対策は必要?日焼けで髪がパサつく・色落ちする理由と、帽子・UVスプレー・ヘアケアでできる対策を美容師が解説

髪質改善とヘアの疑問

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肌の日焼け止めはしっかり塗っても、髪の紫外線対策は忘れがち。でも、髪も日焼けします。春から夏にかけて「毛先がパサつく」「カラーがすぐ明るくなる」と感じたら、紫外線の影響かもしれません。

この記事では、紫外線が髪にどんな影響を与えるのか、そして今日からできる対策を、美容師がサロンでお伝えしていることをもとに解説します。

日傘をさして歩く人
髪の紫外線対策は、まず「当てない」ことから
3つ髪が受けるダメージ
約6割曇りの日の紫外線(快晴比)
5〜9月特に対策したい時期
3つ当てない・守る・ためない

※曇りの日の紫外線量は、気象庁が紹介している目安です。

結論|髪にも紫外線対策は必要。「当てない・守る・ためない」の3つ

美容師のまとめ
  • 紫外線は髪のパサつき・色落ち・ごわつきの原因になる
  • 曇りの日も紫外線は届いている。春から秋まで、天気に関係なく意識する
  • 対策は当てない(帽子・日傘)、守る(UVスプレー・アウトバス)、ためない(毎日のケア)
  • 髪は一度傷むと自然には戻らないので、予防がいちばん大切

紫外線が強い季節と天気

紫外線は真夏だけでなく、春から強くなり始め、5月〜8月ごろに特に強くなります。少し涼しくなる9月も、まだ量は多い季節です。5月や9月は油断しがちなので、髪の紫外線対策は春から秋まで続けるのがおすすめです。

天気による紫外線の量(快晴を100%とした目安)

快晴100%
薄曇り約80〜90%
曇り約60%
雨約30%

※気象庁「紫外線に関する基礎知識」で紹介されている目安です。雲の厚さや時間帯で変わります。

「今日は曇りだから大丈夫」と思っても、紫外線は快晴の日の半分以上届いています。長く外にいる日は、天気に関係なく対策しておくと安心です。

紫外線が髪に与える3つの影響

影響髪の中で起きていることこんなサイン
乾燥・パサつき日差しで水分が失われ、表面のキューティクルが傷む毛先がパサパサ、手ざわりがざらつく
色落ち(退色)紫外線が髪の色素やカラーの色素を壊す夏になるとカラーがすぐ明るくなる、赤み・黄みが出る
ごわつき・硬さ髪のたんぱく質が変性して、元に戻らなくなる髪が硬くなる、まとまらない

髪は主にたんぱく質でできています。生卵を焼くと固まって元に戻らないように、髪のたんぱく質も、熱や紫外線で変化すると硬くなり、元には戻りません。夏は汗や皮脂で頭皮はベタつくのに、毛先まで油分が届かず、根元はベタつくのに毛先はパサパサという状態にもなりがちです。

UV-AとUV-Bの違い

紫外線の種類特徴髪への影響(一般的に言われていること)
UV-A(紫外線A)波長が長く、雲や窓ガラスも通りやすい髪の内側まで届き、色素の分解(退色)にかかわる
UV-B(紫外線B)エネルギーが強い。季節による量の差が大きい髪の表面のキューティクルやたんぱく質を傷めやすい
UV-C(紫外線C)オゾン層でさえぎられる地上にはほとんど届かない

髪に影響するのはUV-AとUV-Bの2つ。どちらか一方だけでなく、両方から守ることを意識しましょう。カラーの色落ちについてはヘアカラーの色落ちの原因と対策でくわしく解説しています。

あなたの髪、紫外線のダメージを受けていない?

チェック項目当てはまる?
梅雨明けから、髪がパサつきやすくなった□
カラーをしているが、夏は色落ちが早い□
外で過ごす時間が長い(通勤・部活・レジャーなど)□
帽子や日傘、髪用のUVスプレーを使っていない□
洗い流さないトリートメントをほとんど使わない□

※3つ以上当てはまったら、今日から髪の紫外線対策を始めましょう。

今日からできる、髪の紫外線対策

① 帽子・日傘で「当てない」

いちばん確実なのは、紫外線を髪に当てないことです。帽子や日傘は、髪だけでなく頭皮や顔の日焼け対策にもなります。

△ ふつうの綿の帽子を、汗をかく炎天下でずっとかぶる

◎ 帽子の中が蒸れて、汗と皮脂がたまり、においやベタつきの原因に。麦わら帽子やメッシュタイプなど、通気性のよい帽子がおすすめです。帽子・日傘・UVスプレーの比較は髪の紫外線対策でいちばん簡単なのは麦わら帽子で紹介しています。

② 髪用のUVスプレーで「守る」

ヘアケア用のスプレーやオイル
髪用のUVスプレーは、外出前にさっと使える

外出の前に、髪の表面や分け目にさっと吹きかけるだけでOK。汗や時間で落ちてくるので、長く外にいる日はこまめにつけ直すのがおすすめです。選ぶときは「UV-A・UV-Bの両方から守る」ものを目安にしてください。

△ 髪用スプレーも「SPF○○」の数字で選ぶ

◎ SPFやPAは、肌の日焼け止めの効果を表す指標です。髪への効果を同じように測る決まった方法はないため、髪用の製品は数字が書かれていないことが多いんです。数字よりも、髪や頭皮に使えるか、つけ直しやすいかで選びましょう。

市販で買える髪用のUVケア製品はドンキ・ロフトで選ぶ髪の毛用UVケア製品12選でまとめています。

③ アウトバストリートメントで、髪の表面をコーティング

ヘアオイルのボトル
オイルやミルクで、髪の表面を守る

洗い流さないトリートメント(ヘアオイルやヘアミルク)は、髪の表面をコーティングして、乾燥やダメージから守ってくれます。UVケア成分が入ったものもあります。ただし、つけすぎはベタつきや重さの原因に。毛先3分の1を中心に、少量からつけましょう。適量はヘアオイルの付けすぎによるデメリットと対策で解説しています。

④ 分け目をときどき変える

いつも同じ分け目だと、その部分の頭皮だけ日差しを受け続けます。ときどき分け目を変えるだけでも、頭皮の日焼け対策になります。頭皮の日焼けについては頭皮の日焼けは禿げる?、頭皮用のUVケアは頭皮用日焼け止め12選もどうぞ。

帽子・日傘5.0いちばん確実。頭皮も守れる
アウトバストリートメント4.8毎日のケアで、乾燥と熱からも守る
髪用UVスプレー4.5手軽。こまめなつけ直しがコツ
分け目を変える3.5頭皮の日焼けを分散できる

※美容師がサロンでおすすめしてきた実感による目安(5段階)です。

シーン別|UVヘアケアの使い分け

シーンおすすめのアイテムポイント
朝のスタイリング髪用UVスプレースタイリングのあと、表面と分け目に
外出するとき帽子・日傘通気性のよい帽子で蒸れも防ぐ
ドライヤーの前洗い流さないトリートメント熱と紫外線の両方から守る
お風呂(週1回)ヘアマスク・集中トリートメントたまったダメージを補修
海・プール帽子・ラッシュガードのフード上がったらすぐ真水で流す

紫外線を浴びたあとの、毎日のヘアケア

シャンプーで汗と皮脂をしっかり落とす

シャンプーのボトル
汗と皮脂をためないことも、夏のヘアケアのポイント

夏は汗や皮脂、日焼け止めやスタイリング剤が髪と頭皮に残りやすい季節です。しっかり予洗いをして、泡で頭皮を洗い、すすぎ残しがないように流しましょう。洗浄力が強すぎるシャンプーは、髪に必要なうるおいまで落としてしまうので注意。汚れが多い日の洗い方はシャンプーは2回が正解?で紹介しています。

トリートメントで毛先を補修する

トリートメントは毛先〜中間を中心に。頭皮に直接つけると、ベタつきの原因になります。日差しを浴びることが多い時期は、週に1回、集中ケアのヘアマスクを取り入れるのもおすすめです。

濡れたまま放置せず、すぐ乾かす

ドライヤーで髪を乾かす女性
濡れた髪はダメージを受けやすいので、すぐに乾かす

濡れた髪はキューティクルが開いていて、とても傷みやすい状態です。お風呂上がりは、洗い流さないトリートメントをつけてから、根元から乾かして最後に冷風で仕上げましょう。髪にやさしいドライヤーは美容師がおすすめのヘアドライヤー10選で紹介しています。

髪質別のアドバイス

髪質おすすめのケア
細くやわらかい髪重いオイルはベタつきやすいので、軽めのミルクや、さらっとしたUVスプレーを
太くかたい髪しっかり保湿できる濃いめのトリートメント。週1〜2回のヘアマスクでまとまりやすく
カラー・パーマをしている髪退色しやすいので特にていねいに。施術後は熱いお湯を避け、UVケアと補修を両方

カラーやパーマのあとのケアはカラー・パーマ後2週間のヘアケアでくわしく解説しています。

海やプールのあとは要注意

美容師からのアドバイス
  • 海水の塩分や、プールの塩素は髪を乾燥させやすい
  • 入る前に髪を真水で濡らしておくと、海水や塩素がしみこみにくい
  • 上がったら、できるだけ早く真水で流してシャンプーする
  • 日差しの強い時間は、帽子やラッシュガードのフードで髪を守る

くわしくはプール・海で髪がボロボロになる理由と、正しいアフターケアをどうぞ。

よくある質問

Q. 髪の毛も日焼けするって本当ですか?
A. 本当です。肌のように赤くはなりませんが、パサつき・色落ち・ごわつきとして表れます。
Q. 曇りの日も髪の紫外線対策は必要?
A. 必要です。曇りの日でも、快晴の日の約6割の紫外線が届いているといわれます。長く外にいる日は、帽子やUVスプレーを使うと安心です。
Q. 顔用の日焼け止めを髪に使ってもいい?
A. 顔用の日焼け止めは髪がベタつき、落としにくくなります。髪や頭皮には、髪用のUVスプレーを使いましょう。
Q. UVケアはいつから始めればいい?
A. 紫外線は春から強くなります。遅くとも5月には始めて、9月ごろまで続けるのがおすすめです。
Q. 紫外線で傷んだ髪は元に戻りますか?
A. 髪は一度傷むと自然には戻りません。トリートメントで手ざわりを整えながら、これ以上傷めない予防が大切です。

まとめ|髪の紫外線対策は「当てない・守る・ためない」

この記事のポイント
  • 紫外線は髪のパサつき・色落ち・ごわつきの原因になる
  • 曇りの日も約6割の紫外線が届く。春から秋まで意識する
  • 帽子・日傘・UVスプレー・アウトバストリートメントで予防
  • 浴びたあとは、シャンプーで汚れを落とし、すぐに乾かす

この記事について
この記事は、美容師歴20年以上、サロンでの経験と、サロンでお客様の髪の紫外線ダメージを見てきた経験をもとに書いています。美容の専門家と一緒に検証しています。製品の情報は2026年10月時点の公式サイトなどをもとにしています。使用感には個人差があります。頭皮や肌に合わない場合は使用を中止してください。

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