結論で言うと
切れ毛はヘアカラー、パーマによるダメージ。
枝毛は蓄積した、摩擦によるダメージ。
補足
切れ毛はどれか一つというなら、カラーによるダメージで大きいです。
特にホームカラーは切れ毛には大敵です。
美容室のカラーとホームカラーの違い
- ホームカラー
根本の部分と、一度カラーをした中間から毛先の部分も同じ薬剤で塗っていきます。
根元にはキューティクルを開くための強い薬剤を使っていいのですが、中間から毛先はそうではありません。
根本の一度もキューティクルを開いていない部分には強い薬剤を使わないと色がはいらないのでよいのですが、一度カラーをした中間から毛先の髪の毛にはかなりダメージが蓄積します。
本来中間から毛先のところは、一度アルカリでキューティクルを開いており、弱い薬を使ってでもカラーはキレイに染まっていきます。
その為、根本と中間毛先で塗り分けれればよいのですが、ホームカラーで根本と中間から毛先を塗り分けるのは難しいですね。
根本、中間、毛先を同じカラー剤で塗るということで、ダメージが蓄積した毛先が耐え切れず切れてしまいます。
髪の毛をパスタで例えると、一度カラーをした髪は熱湯でゆでているところです。まだカラーを一度もしていない髪は固い乾麵の状態のパスタです。
そのパスタに、何度も熱湯でゆでると何度も茹でたところがくたくたになって切れてしまうようなイメージでいいです。
- 美容室のカラー
美容室のカラーは普通に塗っているように感じますが、髪質、髪の状態をみて塗分け薬剤を変えています。
必ずやらないといけないところは、上記にも書きましたが、根本と中間毛先の塗分けです。
一般的なのは、根本は過酸化水素6%、中間から毛先過酸化水素2~3%という薬剤で塗り分けています。
さらにアルカリの量を抑える、ジアミンをなくす、など美容室によってコンセプトは様々です。
また基本的は美容室では過酸化水素の除去というのを行います。
どんなものかというと、どんなカラーでもカラーの時に使った薬剤がシャンプーだけでは残ってしまいます。
それを薬の力を使って髪にここった残留過酸化水素を酸素と水に分解したりします。
実は美容室ではこういったカラーの工程をしているんです!
ホームカラーも安くて、手軽にできていいですが、髪のことを考えるなら美容室で行って頂くのが良いでしょう!
プロフィール
美容師歴20年以上のうさりです。
父、母、兄弟全員美容師の美容一家です。
5歳から美容師になろうと思い、高校在学中に通信の美容学校入学。高校卒業後に美容室に就職。
気が付けば美容師歴美20年以上となり、様々なシャンプー、トリートメント、アウトバストリートメントを使用してきました。
沢山の商品を使った知識をお届け致します。
忖度なしに、人気のシャンプー、トリートメント、アウトバス、スタイリング剤、ヘアケア用品などのオススメ、成分分析、総評、ヘアケアの疑問、髪質改善についてなどを皆様にお届けできればと思います。
また、ご自宅で簡単にお金をかけずに出来るケア方法などお届けしていきます。
旦那のうさにも、10年以上美容関係で働いており、その知識を活かし一緒に総評しております。
他にも髪の悩みや疑問なの載せているので、よろしければご覧になってください!
参考文献:大人のヘアケア大百科
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