髪がぺたんこになる原因と対策|トップのボリュームを出す乾かし方・スタイリング剤を美容師が解説

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「朝はふんわりしていたのに、夕方にはトップがぺたんこ」「分け目がぺたっとして、地肌が目立つ気がする」。

サロンでもとても多いお悩みです。髪がぺたんこになるのには、ちゃんと原因があります。そして多くの場合、乾かし方・スタイリング剤・頭皮のケアを少し変えるだけで、見違えるほどふんわりします。

この記事では、美容師歴20年以上の私が、ぺたんこ髪の原因と、今日からできる対策をまとめました。

先に結論:ぺたんこ髪は、この3つで変わります

1

根元から乾かす。上からではなく、根元を起こして下から風を入れるのがいちばん効きます。

2

重くない、根元用のスタイリング剤を使う。おすすめはムースやミスト。お風呂上がりと朝の「ダブル使い」も効果的です。

3

皮脂を取りすぎず、頭皮をうるおす。洗いすぎはかえって皮脂を増やし、夕方のぺたんこの原因になります。

髪がぺたんこになる4つの原因

ぺたんこ髪の原因は、大きく分けて4つあります。まずは自分がどれに当てはまるか、チェックしてみてください。

原因こんなサインがあれば対策
1. 皮脂が根元につく夕方になるとぺたんこ、根元がしっとり重い皮脂を取りすぎないシャンプー+頭皮の保湿
2. 頭皮がたるんで毛穴が広がる年齢とともにトップや分け目が寝てきた頭皮マッサージ・根元を立ち上げる乾かし方
3. 髪が細くなり、ハリ・コシが減った髪が柔らかく、スタイリングが持たないハリ・コシを与えるアウトバス・スタイリング剤
4. 乾かし方・分け目・スタイリング剤いつも同じ分け目、上から乾かしている、オイルが多い乾かし方と分け目を変える、軽いスタイリング剤に

1. 皮脂が根元について、髪が寝てしまう

頭皮から出た皮脂が、時間とともに髪の根元に伝わってくると、根元が重くなってぺたっと寝てしまいます。「朝はふんわりしているのに、夕方にぺたんこ」という方は、このタイプが多いです。

意外なのが、皮脂を取りすぎるシャンプーも原因になること。洗浄力が強すぎると、頭皮が乾いて「もっと皮脂を出さなきゃ」と、かえって皮脂が増えてしまうことがあります。

2. 頭皮がたるんで、毛穴が広がる

年齢とともに頭皮がたるむと、毛穴の形が楕円に広がり、髪が真上に立ちにくくなると言われています。下の図のように、口の広い花瓶と、口の細い花瓶をイメージするとわかりやすいと思います。

口が広い花瓶に生けた花は、横に倒れてしまいますよね。毛穴が広がった髪も同じで、どうしても根元から寝てしまいます。反対に、口の細い花瓶なら、花はまっすぐ上に向かいます。

3. 髪が細くなって、ハリ・コシが減った

髪が細く柔らかくなると、髪1本1本が自分の重さを支えられず、根元から寝てしまいます。もともと細くて柔らかい髪の方に加えて、年齢やカラーのダメージで、少しずつハリ・コシが減ってくる方も多いです。

4. 乾かし方・分け目・スタイリング剤のクセ

実は、いちばん多いのがこれです。上からドライヤーを当てる、毎日同じ分け目、オイルやバームをたっぷり使う。この3つは、どれも根元をつぶしてしまいます。逆に言えば、ここを変えるだけで、すぐにふんわりしやすくなります。

今日からできる対策① 根元から立ち上げる乾かし方

いちばん効果を感じやすいのが、乾かし方です。お風呂上がりのドライヤーで、次の4つを意識してみてください。

STEP 1

タオルドライで、根元の水気をしっかり取る

根元が濡れたままだと、乾くまでに時間がかかって、その間に髪が寝てしまいます。タオルで地肌をやさしく押さえるように水気を取りましょう。

STEP 2

根元から先に、分け目と反対方向から乾かす

指で根元を起こしながら、いつもの分け目と反対方向から風を当てます。上からではなく、下から根元に風を入れるイメージです。

STEP 3

トップは、髪を前に倒して根元を乾かす

トップの髪を前に倒して、根元に風を当てます。最後に戻すと、根元が自然に立ち上がります。

STEP 4

最後は冷風で、ふんわりを固定する

8割ほど乾いたら冷風に切り替えて、根元を冷やします。立ち上がりが長持ちしやすくなります。

美容師のひとこと

分け目を毎日1〜2cmずらすだけでも、根元はかなり立ち上がります。分け目のクセが強い方は、分け目が目立つときの頼み方と分け方、トップやつむじが割れやすい方はつむじが薄く見えるときの乾かし方も参考にしてください。

今日からできる対策② ボリュームが出るスタイリング剤の選び方

スタイリング剤は、重さ(油分)が少なく、根元につけられるものを選ぶのがポイントです。

スタイリング剤ぺたんこ髪との相性ポイント
ムース・フォーム◎軽くて根元につけやすい。ふんわり感を出しやすい
ボリュームアップミスト◎根元にスプレーするだけ。乾かす前に使える
マットなワックス○少量を根元近くに。ショート・ボブの立ち上げに
ヘアオイル・バーム△重くなりやすい。毛先だけに少量

ワックスを使いたい方は、薄毛が気になる方のマットワックスの選び方で詳しく解説しています。

ムースは「お風呂上がり」と「朝」のダブル使いがおすすめ

私がお客さまによくお伝えしているのが、ムースのダブル使いです。

  • 夜:シャンプーのあと、タオルドライした髪の根元にムースをつけてから乾かす
  • 朝:スタイリングもムースで。根元を起こしながら、手ぐしでなじませる

夜のうちに根元のクセを整えておくと、朝のスタイリングがぐっとラクになります。量はピンポン玉くらいから。つけすぎると重くなるので、少しずつ足してくださいね。

今日からできる対策③ シャンプーと頭皮のケアを見直す

皮脂を「取りすぎない」シャンプーを選ぶ

ぺたんこが気になると、つい洗浄力の強いシャンプーでしっかり洗いたくなります。でも、取りすぎるとかえって皮脂が増えることも。適度に皮脂を落としながら、うるおいを残すタイプを選びましょう。ボリュームを出したい方向けのシャンプーを使うのもひとつの方法です(→スカルプD ボーテ ボリュームシャンプーの解説)。

頭皮をうるおして、マッサージする

頭皮が乾くと、皮脂が出やすくなったり、たるみにつながったりします。シャンプーのときに指の腹で地肌を動かすようにマッサージして、お風呂上がりは頭皮用の美容液やローションで保湿してあげましょう。

髪のハリ・コシや抜け毛も気になる方に|頭皮ケアアイテム2つ

ぺたんこに加えて「髪が細くなってきた」「抜け毛が気になる」という方は、スタイリングだけでなく、頭皮からのケアも取り入れてみてください。男性用・女性用で1つずつ紹介します。

【男性用】スカルプD 薬用育毛スカルプトニック

医薬部外品男性用ジェットスプレー

メンズシャンプーでおなじみのスカルプDの薬用育毛剤です。3種の有効成分(タマサキツヅラフジアルカロイド、グリチルリチン酸ジカリウム、酢酸DL-α-トコフェロール)を配合。液だれしにくいジェット噴射で、シュッとスプレーするだけの手軽さが続けやすいポイントです。

1本(180mL)3,800円、公式の定期便なら15%オフの3,230円(税込)。朝晩使って約2か月分です。

👉 男性用:スカルプD薬用育毛トニックの公式サイトはこちら(定期便は15%オフ)

【女性用】スカルプD ボーテ メディカルエストロジー スカルプセラム

医薬部外品女性用私も使用

女性の髪の悩みに向けて作られた薬用育毛剤で、女性ホルモンの一種「エチニルエストラジオール」を配合しています。私も使っていて、価格と使い心地のバランスが良く、ハリ・コシ感を実感しやすいと感じている1本です(個人の感想です)。80mL 7,980円(税込)。

妊娠中・授乳中の方、ホルモンの治療中の方は、使う前に医師・薬剤師にご相談ください。詳しくはメディカルエストロジー スカルプセラムのレビューや女性用育毛剤10選で紹介しています。

美容師のひとこと

育毛剤は、お風呂上がりのタオルドライ後につけて、そのまま根元から乾かすのがおすすめ。頭皮ケアとぺたんこ対策が一度にできます。つけ方は育毛剤の正しい使い方で詳しく解説しています。

それでもぺたんこなら|美容室でできること

ホームケアでも変わりにくいときは、美容室でのカットやパーマで、根元の立ち上がりをつくるのもおすすめです。

  • トップに少しだけ段を入れる:重さが減って、根元が立ち上がりやすくなります(入れすぎると、かえって薄く見えるので注意)
  • 分け目を変える・前髪をつくる:分け目のクセがリセットされて、ふんわりしやすくなります
  • 根元やトップだけのポイントパーマ:短時間・お手頃な料金で、毎朝のボリュームがぐっとラクに(→トップ・つむじだけのポイントパーマ)

急に髪が細くなった・地肌が透けるときは

ぺたんこに加えて、抜け毛が増えた、分け目の地肌が前より透けるという場合は、髪そのものの元気がなくなっているのかもしれません。

急に抜け毛が増えた、かゆみや赤みが続くといったときは、皮膚科や女性の薄毛外来にも相談してくださいね。

髪がぺたんこになるお悩み|よくある質問

Q. 夕方になると、トップがぺたんこになります。

皮脂が根元に伝わってくるのが原因のことが多いです。朝のスタイリングは軽いムースやミストにして、オイルは毛先だけに。皮脂を取りすぎないシャンプーと頭皮の保湿も見直してみてください。

Q. 朝シャンと夜シャン、どちらがボリュームが出る?

夜にシャンプーして、根元からしっかり乾かして寝るのがおすすめです。濡れたまま寝ると、根元に寝ぐせがついてぺたんこの原因になります。

Q. ドライシャンプーは使っていい?

外出先で根元のべたつきが気になるときの応急処置には便利です。ただ、毎日の代わりにはならないので、夜のシャンプーはしっかりしましょう。

Q. 猫っ毛・細い髪でもボリュームは出せる?

出せます。細い髪ほど、根元から乾かす・軽いスタイリング剤を使う、の2つで変わりやすいです。トップに少しだけ段を入れるカットも相談してみてください。

Q. 年齢とともにぺたんこになってきました。

頭皮のたるみや、髪のハリ・コシの変化が関係していることが多いです。乾かし方とスタイリングに加えて、頭皮のマッサージや保湿、ハリ・コシを与えるアウトバストリートメントを取り入れてみてください。

まとめ|ぺたんこ髪は「根元」から変えられる

  • 原因は「皮脂」「頭皮のたるみ」「ハリ・コシの低下」「乾かし方やクセ」の4つ
  • いちばん効くのは、根元を起こして、分け目と反対から、下から乾かすこと
  • スタイリング剤はムースやミストなど軽いものを根元に。ムースは夜と朝のダブル使いがおすすめ
  • シャンプーは皮脂を取りすぎず、頭皮は保湿とマッサージで
  • それでも変わらないときは、カットやポイントパーマで根元の立ち上がりをつくる

ぺたんこ髪は、毎日の小さな習慣で変えられます。今日のお風呂上がりから、ぜひ試してみてくださいね。

※価格は2026年9月時点の目安です。最新の価格は販売ページでご確認ください。
※使用感には個人差があります。

この記事を書いた人:美容師 うさり

美容師歴20年以上。父・母・兄弟全員が美容師の美容一家に育ち、5歳から美容師を目指しました。高校在学中に通信の美容学校に入学し、卒業後から美容室で働いています。これまでたくさんのシャンプー、トリートメント、アウトバストリートメントを使ってきた経験をもとに、ご自宅でお金をかけずにできるケアもお届けしています。美容関係に10年以上携わる夫のうさにと一緒に総評しています。

この記事について

美容師としての現場経験と、実際に使ってみた体験をもとに書いています。良い点だけでなく、惜しい点や合わない方についても正直にお伝えしています。

読みやすく整えるためにAIを補助的に使っていますが、内容の確認と最終的な判断は人が行っています。

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