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「私の髪って、どのくらい傷んでいるんだろう?」。サロンでは、カラーやパーマの前に必ず髪のダメージを確かめます。ダメージの度合いで、使う薬剤もケアの方法も変わるからです。
この記事では、美容師が髪を見るときの目安になるダメージレベル0〜5を、カラー・パーマの履歴とさわった感触から見分ける方法と、レベル別のケアを紹介します。

結論|レベル3で食い止めるのが、きれいな髪を保ついちばんの近道
- レベル0〜1:きれいな髪。今のケアを続ければOK
- レベル2〜3:カラーやパーマを楽しむ方に多い。ホームケアとサロンの集中ケアで食い止める
- レベル4:自宅とサロンの両方で本格的なケアが必要。パーマを断られることも
- レベル5:ケアでは戻らない。傷んだ部分はカットがいちばん
ダメージレベルの目安(数字が大きいほど傷んでいる)
※美容師がサロンで髪を見るときの目安です。髪の太さや毎日のケアで、同じ履歴でもレベルは変わります。
ダメージレベル0〜5の早見表
| レベル | 髪の履歴の目安 | さわった感触・見た目 | ループテスト |
|---|---|---|---|
| 0 | カラー・パーマなし。紫外線や海・プールの影響も少ない | オイルなしでもツヤがあり、くし通りがいい。弾力があってずっしり | すぐにプリンと戻る |
| 1 | 6〜7レベル(暗め)のカラーのみ。ケアもしっかり | 少しツヤがないかな?と感じる程度 | ゆっくり戻る |
| 2 | 8〜9レベルのカラー、ウェーブパーマ、紫外線を浴びる機会が多い | パサつき、毛先のざらつき、絡まりが出てくる | 戻りにくい |
| 3 | 8〜9レベルのカラーをくり返す、2〜3か月に1回パーマやストレート | ツヤをほぼ感じない。見た目にもパサつく | 少し広がって形が残る |
| 4 | 10レベル以上のハイトーン+パーマ、ブリーチ、海によく行く | ざらざらで硬い。手ぐしが通らない。枝毛・切れ毛 | 形が残って戻らない |
| 5 | ブリーチ・ハイトーン・パーマを3回以上くり返している | 濡れると溶けるよう。ゴムのように伸びる。ナイロンのような手ざわり | その大きさのまま残る |

自宅でできる「ループテスト」

- 乾いた髪の毛先を、指でつまんで10本ほどの毛束にする
- 毛束の中間を指に軽く巻きつけて、小さな輪(ループ)を作る
- 指をそっと抜いて、輪がどう戻るかを見る
- すぐにまっすぐ戻る=弾力がある/形が残る=ダメージが進んでいる
| チェック | いい状態 | ダメージのサイン |
|---|---|---|
| ツヤ | 根元から毛先までツヤがある | 中間〜毛先のツヤがない |
| 手ざわり | なめらか | ざらざら・ゴワゴワ |
| くし通り | スッと通る | 毛先で引っかかる |
| 濡れたとき | ふつう | ぬるっと伸びる・溶けるよう |
| 毛先 | まとまる | 枝毛・切れ毛がある |
△ 美容師どうしの言い方
◎ ダメージで髪が柔らかく頼りなくなることを、美容師のあいだでは「髪がテロテロになってきた」と言ったりします。電子顕微鏡で見ると、髪の表面のキューティクルが開いたり、はがれたりしている状態です。
切れ毛と枝毛の違いは枝毛と切れ毛の原因の違いで解説しています。
ダメージが進むしくみ
髪の表面は、うろこのようなキューティクルが何層にも重なって、中の水分やたんぱく質を守っています。カラーやパーマの薬剤はキューティクルを開いて中に働くので、くり返すほどキューティクルがはがれ、中の成分が流れ出しやすくなります。そこにシャンプーの摩擦、ドライヤーやアイロンの熱、紫外線が重なると、ダメージはさらに進みます。
| ダメージの原因 | 髪への影響 | 減らすコツ |
|---|---|---|
| カラー・ブリーチ | キューティクルが開き、中の成分が流れ出る | 明るさを上げすぎない、リタッチ中心に |
| パーマ・縮毛矯正 | 髪の内部の結合を切ってつなぎ直す | 間隔をあける。前処理・後処理をする |
| 熱(ドライヤー・アイロン) | たんぱく質が変性してかたくなる | アイロンは低めの温度で、流さないトリートメントを |
| 摩擦(シャンプー・タオル) | キューティクルがはがれる | 泡で洗う、タオルは押さえて |
| 紫外線・海・プール | 乾燥と色あせ | 帽子・UVスプレー、塩素はすぐ流す |
カラー・パーマのあとのくわしいケアはカラー・パーマ後2週間のヘアケアで、熱から守るヘアオイルの使い方はトラックオイルの使い方でも紹介しています。
レベル別|ホームケアとサロンケア
| レベル | ホームケア | サロンケア |
|---|---|---|
| 0〜1 | ダメージの少ないシャンプー+流さないトリートメント | 特になし(カラーのときに前処理) |
| 2 | 補修成分の入ったシャンプー・トリートメント、毎日の流さないトリートメント | カラー・パーマ時の前処理・後処理 |
| 3 | 補修系のトリートメントを毎日。熱の前に必ず流さないトリートメント | 集中ケアのシステムトリートメントがおすすめ |
| 4 | 補修系のケアを徹底。アイロンは低温で短く | 集中ケアは必須。パーマは様子を見ながら |
| 5 | これ以上進めないケア。傷んだ部分は無理にまとめない | カットで傷んだ部分を取りのぞく |

| ホームケアだけで保てる | レベル0〜2 | |
|---|---|---|
| サロンケアがあると安心 | レベル3 | |
| サロンケアが必須 | レベル4 | |
| カットがいちばん | レベル5 |
※美容師の目安(5段階)です。数字が大きいほど、ケアで保ちやすい状態です。
△ レベル5は「切る」がいちばん
◎ 髪は肌のように自分で再生しません。レベル5まで進んだ部分は、どんなトリートメントでも元には戻らないので、カットで取りのぞくのがいちばん。そのためにもレベル3で食い止めることがとても大切です。

ゆるいクセやまとまりにくさも気になる方は髪質改善トリートメントとは?も参考にしてください。
ハイダメージの髪に、カラーやパーマはできる?

レベル4〜5の髪は、カラーの色が入りすぎたり、思った色にならなかったり、パーマのカールが出なかったりします。サロンでは、アルカリやオキシ(過酸化水素)を抑えた薬剤を使うなど工夫しますが、パーマは断られることもあるレベルです。今の髪の状態を正直に伝えて、美容師と相談しながら進めましょう。
よくある質問
- Q. ダメージした髪は、トリートメントで元に戻りますか?
- A. 傷んだ部分を一時的に補って手ざわりをよくすることはできますが、元の健康な状態に戻ることはありません。レベル3までで食い止めることが大切です。
- Q. 黒染めした髪のダメージレベルは?
- A. 見た目は暗くても、それまでのカラーやブリーチのダメージは残っています。履歴をそのまま美容師に伝えてください。
- Q. 自分でカラーしている場合は?
- A. 市販のカラーは、毎回根元から毛先まで塗ることが多く、ダメージが重なりやすいです。サロンカラーとホームカラーの違いもどうぞ。
- Q. 毎日のシャンプーで気をつけることは?
- A. 泡で洗い、毛先はこすらないこと。成分の見方はシャンプーの成分と界面活性剤の見方で解説しています。
まとめ|自分のレベルを知って、レベル3で食い止めよう
- ダメージレベルは、カラー・パーマの履歴とさわった感触で見分けられる
- ループテストで、すぐ戻る=弾力あり、形が残る=ダメージが進んでいる
- レベル2〜3はホームケア+サロンの集中ケアで食い止める
- レベル5はケアでは戻らない。傷んだ部分はカットを
この記事について
この記事は、美容師歴20年以上、サロンでの経験と、サロンでカラー・パーマ前に髪の状態を見てきた経験をもとに書いています。美容の専門家と一緒に検証しています。製品の情報は2026年10月時点の公式サイトなどをもとにしています。使用感には個人差があります。頭皮や肌に合わない場合は使用を中止してください。



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