※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。
今ではあたり前のパーマ。でも、昔の人はどうやって髪にカールをつけていたのでしょうか?
この記事では、美容師の私が、パーマの起源から今のパーマまでの歴史を、年表でわかりやすく解説します。
結論|パーマは古代から。電気パーマを経て、薬剤で冷たくかけるパーマへ
- パーマの起源は古代エジプト。髪を棒に巻いて泥のようなものを塗り、乾かしてカールを作っていた
- 1872年、フランスのマルセル・グラトーが熱したコテで波打たせるマルセルウェーブを考案
- 1905年、ネスラーが薬剤と電気の熱でかける電気パーマを発表=今のパーマの原点
- 日本では大正時代に入り、「電髪」と呼ばれて戦前に流行
- 戦後は熱を使わないコールドパーマが広まり、今のパーマへ
パーマの歴史年表
| 時代 | できごと |
|---|---|
| 古代エジプト | 髪を棒に巻き、泥のようなものを塗って乾かし、カールを作った |
| 古代ギリシャ・ローマ | 熱した道具で髪を巻く方法が使われた |
| 1872年 | フランスのマルセル・グラトーが、熱したコテで波打つウェーブを作る「マルセルウェーブ」を考案 |
| 1905年 | ドイツ出身のチャールズ・ネスラーが、薬剤と電熱を使う電気パーマを発表 |
| 1920年代(大正時代) | 日本にパーマの機械が伝わり、「電髪(でんぱつ)」と呼ばれる |
| 1930年代 | 日本で電髪が流行 |
| 1936年ごろ | イギリスで、熱を使わない「コールドパーマ」が発表される |
| 1948〜49年ごろ | 日本にコールドパーマが紹介される |
| 1950年代 | コールドパーマ用の薬剤の基準ができ、電髪からコールドパーマへ。一般に広く普及 |
| 2000年代〜 | デジタルパーマ(形状記憶パーマ)など、熱と薬剤を組み合わせたパーマが登場 |
※年代は百科事典や記念日の解説などをもとにしています。資料によって年が前後することがあります。
古代のパーマ|泥と木の棒でカール
パーマの起源は、なんと古代エジプトまでさかのぼるといわれています。当時はロッドのような道具がないので、木の棒に髪を巻いて、泥のようなものを塗って乾かしてカールを作っていたそうです。時間がかかるうえ、長くはもたなかったようですが、昔の人もおしゃれを楽しみたい気持ちは同じだったんですね。
マルセルウェーブ|コテの原点
1872年、フランス・パリの髪結い師マルセル・グラトーが、熱したコテで髪に波のようなウェーブをつける方法を考案しました。今のヘアアイロン(コテ)の原点です。
これは、髪の中の水素結合を熱で切って、冷えるときにカールの形で固定するしくみ。そのため、濡れるともとに戻ってしまうのが弱点でした。髪の結合のしくみはパーマやブローでクセがつくしくみ(髪の4つの結合)でくわしく解説しています。
電気パーマ|今のパーマの原点
1905年、チャールズ・ネスラーが、アルカリ性の薬剤と電気の熱を使ってかける電気パーマを発表しました。これが、濡れても取れない「パーマネント(永久的な)ウェーブ」の原点です。
ただ、当時は重たい機械を頭につけて、何時間もかかる大がかりなものでした。料金も高く、髪へのダメージもかなり大きかったといわれています。それでも、おしゃれな女性たちのあいだで人気になりました。
日本のパーマ|「電髪」からコールドパーマへ
日本には大正時代(1920年代)にパーマの機械が伝わり、「電髪(でんぱつ)」と呼ばれました。1930年代には大流行したそうです。
戦後、熱を使わずに薬剤だけでかける「コールドパーマ」が紹介され、1950年代に薬剤の基準ができると、電髪からコールドパーマへと移りかわっていきました。今、美容室でかける一般的なパーマは、このコールドパーマが基本です。毎年8月1日は「パーマの日」とされています。
今のパーマの種類
| パーマ | 特徴 |
|---|---|
| コールドパーマ(普通のパーマ) | 薬剤だけでかける。濡れているときにカールが出やすい |
| デジタルパーマ | 薬剤+熱でかける。乾いたときにカールが出やすく、持ちがいい |
| エアウェーブ | 温風で乾かしながらかける。やわらかい質感 |
| ストレートパーマ・縮毛矯正 | くせを伸ばす。縮毛矯正はアイロンの熱も使う(ストレートパーマと縮毛矯正の違い) |
パーマをかけたあとのケアはカラー・パーマ後のヘアケアは2週間が勝負、メンズパーマの持ちをよくする方法はメンズパーマを長持ちさせる方法10選で紹介しています。ちなみに、大仏さまのくるくるとした髪は、パーマではなく「螺髪(らほつ)」です(大仏のパンチパーマみたいな髪型は何?)。
よくある質問
- Q. パーマの語源は?
- A. 英語の「パーマネント・ウェーブ(permanent wave)=永久的なウェーブ」を略した言葉です。
- Q. 日本でパーマが一般的になったのはいつ?
- A. 電髪は戦前に流行しましたが、多くの人がかけるようになったのは、戦後のコールドパーマが広まった1950年代ごろからといわれています。
- Q. 昔のパーマは髪に悪かった?
- A. 電気パーマは長時間熱を加えるので、髪へのダメージはかなり大きかったといわれています。今は薬剤や技術が進み、ダメージをおさえてかけられるようになっています。
- Q. パーマの日はいつ?
- A. 8月1日とされています。
まとめ|パーマは古代から続く、おしゃれの知恵
- パーマの起源は古代エジプト。泥と木の棒でカールを作っていた
- 1872年のマルセルウェーブはコテの原点、1905年の電気パーマが今のパーマの原点
- 日本では「電髪」から、戦後のコールドパーマへ
- 今はデジタルパーマなど、髪にやさしいパーマも
この記事について
この記事は、美容師歴20年以上、サロンでの経験と、美容師歴20年以上、毎日パーマをかけてきた経験をもとに書いています。美容の専門家と一緒に検証しています。製品の情報は2026年10月時点の公式サイトなどをもとにしています。使用感には個人差があります。頭皮や肌に合わない場合は使用を中止してください。


