ヘアカラー後に髪がパサつくのはなぜ?美容師が教えるキューティクルの仕組みと、カラー後2週間のケア

髪質改善とヘアの疑問

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カラーをしてきれいな色になったのに、数日たつと髪がパサパサ…。そんな経験はありませんか?

カラー後のパサつきには、ちゃんと理由があります。美容師が、キューティクルのしくみから、カラー後の過ごし方、パサつきを防ぐケアの優先順位まで、わかりやすく解説します。

明るいカラーの髪の女性
明るいカラーほど、髪への負担は大きくなる
2種類アルカリカラーと酸性カラー
約2週間キューティクルが落ち着くまでの目安
明るいほどダメージは大きくなる
毎日のホームケアがいちばん大切

※期間は目安です。髪の状態や薬剤によって変わります。

結論|キューティクルが開いたままだから。閉じきるまでの2週間が勝負

美容師の結論
  • アルカリカラーは、キューティクルを開いて色を入れる
  • 後処理をしても完全には閉じきらず、落ち着くまで約2週間かかる
  • その間に、髪の中のたんぱく質や色素が流れ出てパサつく
  • カラー後2週間のケアと、毎日のアミノ酸系シャンプー&トリートメントが大切

ヘアカラーは大きく2種類

ヘアカラーは主に2種類にわかれるの図
アルカリカラーと酸性カラーの特徴
アルカリカラー(一般的なヘアカラー)酸性カラー(ヘアマニキュアなど)
しくみキューティクルを開いて、髪の中で色を出す髪の表面近くに色をつける
明るくできる?◎ 明るくできる× 明るくはできない
色持ち◎ いい△ 落ちやすい
ダメージ△ ある◎ ほとんどない

パサつきの原因になりやすいのは、一般的なアルカリカラーです。アルカリの力でキューティクルを開き、髪の中に色素を入れて、最後に後処理でキューティクルを閉じる、という流れで染めていきます。

カラー後にパサつく3つの理由

カラー剤を塗っている様子
アルカリでキューティクルを開いて色を入れる

① キューティクルが開いたまま

後処理でキューティクルを閉じますが、完全には閉じきれません。自然に落ち着くまで約2週間かかり、その間に髪の中のたんぱく質やメラニン色素が流れ出やすくなります。ここでダメージや色落ちが特に起こりやすいんです。

② 明るくするほど、髪の中がすかすかに

髪を明るくするときは、メラニン色素を分解して色を抜きます。髪の中が空洞のようになって、パサつきやすくなります。明るいカラーほどアルカリの量も多く、髪の結びつき(イオン結合など)も切れやすくなります。

③ ブリーチは最大級の負担

ブリーチは、ダメージの中でも最上級に髪への負担が大きい施術です。ハイトーンを楽しむなら、そのぶんホームケアもしっかりセットで考えましょう。

カラーの種類と髪への負担のイメージ(美容師の経験にもとづく目安・5段階)

酸性カラー(マニキュア)1
弱アルカリカラー2
アルカリカラー(暗め)3
アルカリカラー(明るめ)4
ブリーチ5

※美容師の経験にもとづく目安です。薬剤や施術の方法、髪の状態によって変わります。

カラー後2週間の過ごし方

美容室でシャンプーをしている様子
カラー直後ほど、やさしく扱うことが大切
時期髪の状態おすすめのケア
当日キューティクルがいちばん開いているできればシャンプーはお休み。濡らしたらすぐ乾かす
〜3日薬剤が残り、色も抜けやすいぬるめのお湯で、アミノ酸系シャンプーでやさしく
〜1週間少しずつ落ち着いてくる流さないトリートメントで、乾かす前に保護
〜2週間キューティクルがほぼ落ち着くいつものケアに。紫外線や海・プールには注意

※美容師がおすすめする目安です。担当の美容師さんの指示があれば、そちらを優先してください。

パサつきを防ぐケア|優先順位つき

店頭に並ぶカラーケア用のシャンプー
カラーした髪用のシャンプーやトリートメントも、店頭にたくさん並んでいます
毛先をさわる女性
どれかひとつなら、毎日のホームケアから
優先度ケアポイント
★★★アミノ酸系シャンプー&トリートメントを毎日どれかひとつだけ選ぶなら、これ
★★★流さないトリートメントを毎日ドライヤーの熱から守る
★★☆必要以上に明るくしない明るさとダメージは比例する
★★☆ホームカラーは控えめに薬剤の選び方はサロンカラーとの違いを参照
★★☆紫外線対策帽子やUVスプレーで
★☆☆海・プールのあとは集中ケア真水で流して、集中トリートメントを
★☆☆弱アルカリカラーや酸性カラーも取り入れる美容師さんに相談を

シャンプーの選び方はアミノ酸系シャンプーは選ぶべき?、紫外線対策は髪の紫外線対策は必要?でも解説しています。

棚に並んだヘアケア用品
カラー後は、ホームケアをセットで

よくある質問

Q. カラー当日にシャンプーしてもいい?
A. できれば当日はお休みするのがおすすめです。洗う場合は、ぬるめのお湯でやさしく洗い、すぐに乾かしましょう。
Q. パサつきは、時間がたてば治りますか?
A. キューティクルは落ち着いてきますが、流れ出た成分は自然には戻りません。トリートメントで補いながらケアしましょう。
Q. ヘアマニキュアならパサつかない?
A. 酸性カラーはダメージがほとんどありませんが、明るくはできず、色も落ちやすいです。目的に合わせて選びましょう。
Q. 色落ちも気になります
A. ヘアカラーの色落ちの原因と対策もあわせてどうぞ。

まとめ|しくみを知って、ハイトーンもきれいに楽しもう

この記事のポイント
  • カラー後のパサつきは、開いたキューティクルから成分が流れ出るから
  • キューティクルが落ち着くまでの約2週間は、特にやさしいケアを
  • 明るくするほど、ブリーチをするほど、髪の負担は大きい
  • どれかひとつなら、毎日のアミノ酸系シャンプー&トリートメント

この記事について
この記事は、美容師歴20年以上、サロンでの経験と、サロンでのカラー施術の経験をもとに書いています。美容の専門家と一緒に検証しています。製品の情報は2026年10月時点の公式サイトなどをもとにしています。使用感には個人差があります。頭皮や肌に合わない場合は使用を中止してください。

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