LIPPS リップスマットハードワックスがおすすめな人について美容師が解説

美容師が総評ヘアケア製品
✂ 美容師が正直にレビューします

「ツヤが出すぎるワックスは苦手。もっと自然に、でもちゃんとボリュームが出て崩れないスタイルにしたい」——サロンでそういった相談を受けることは、実はかなり多いです。

今回紹介するのは、LIPPSラインナップのマット・ドライ系に位置するマットハードワックスです。ツヤを徹底的に抑えたドライ仕上がりで、ボリュームと無造作感を両立させた設計が特徴。「整髪剤をつけていないような自然な仕上がり」を求める方に特に刺さる一本として、実際に使った経験をもとに解説します。

🔍 リップスマットハードワックスとは?他のワックスとの違いを美容師が解説

LIPPS(リップス)は原宿発のサロンブランドとして、現場目線のスタイリング剤を展開してきました。マットハードワックスはその中で「マット・ドライ系」カテゴリに特化した製品として位置づけられています。ツヤを出すことを一切追求せず、むしろ「艶感ゼロ・すっぴん感」に全振りした仕上がりが最大の特徴です。

同ブランドのドライブラストワックスも「ドライ・マット系」ですが、マットハードワックスはさらに「ボリューム感の出しやすさ」と「無造作なふんわり感」に特化した設計になっています。ドライブラストが束感・エッジ感を得意とするのに対し、マットハードはどちらかというと全体的なボリュームアップと自然な動きを作ることが得意です。アップバングやくせ毛風スタイル、ナチュラルなパーマ感の演出との相性が特に良いと感じています。

香りはアップルグリーンで、ハードアクティブやフリースタイラーと同系統のフレッシュで爽やかな香り。ドライ系特有の無機質な印象を和らげてくれる、使っていて心地よい香りです。

📋 製品スペック一覧(公式情報)

項目 内容・評価
容量 85g
価格 1,650円(税込)コスパ良
香り アップルグリーンの香り(爽やか・フレッシュ・清潔感あり)
セット力 4.5 強め・ハードキープ
艶感 1.0 ほぼゼロ・完全マット仕上げツヤなし
コスパ 4.5 85gで長持ち・コスパ優秀
軟毛への相性 5.0 ◎◎ 軟毛・細毛に最高の相性
硬毛への相性 3.0 △ 硬毛にはやや物足りないことも
シャンプーでの落ち 4.0 普通に洗えばスッキリ落ちる
キープ力 4.5 一日中ボリュームをキープ
テクスチャー 軽くてふんわり・ドライ系らしいパウダリーな感触
仕上がり 完全マット・ボリューム感・無造作感・ナチュラルな動きすっぴん風

🎨 LIPPSシリーズのマット感レベル比較(高いほどツヤなし)

マットハード(今回)
ドライブラスト
ハードブラスト
フリースタイラー
ウェットブラスト

※使用感に基づく参考評価です。

💡 こんな髪質・スタイルの方に特におすすめ!向いている人の特徴

マットハードワックスの最大の強みは、「ツヤを一切出さずに、ボリュームと無造作感を高いレベルで実現する」という点にあります。ナチュラル・カジュアルなヘアスタイルを好む方に向けて設計されており、実際にさまざまな髪質の方に試してもらった中で特に手応えを感じたのは以下のような方です。

  • 軟毛・細毛でボリュームが出にくい方:ドライ系の軽さがふんわりとした立ち上がりを助け、ペタンとなりにくい
  • ナチュラル・無造作スタイルが好みの方:「整髪剤をつけていないような」すっぴん感ある仕上がりが得意
  • くせ毛・パーマ風スタイルを活かしたい方:無造作な動きを引き立てる質感なので、くせ毛のナチュラルな動きを自然に演出できる
  • アップバング・かき上げスタイルを作りたい方:ボリュームと立ち上げ力を活かしたスタイルと特に相性が良い
  • ツヤが出るワックスが苦手・テカりが嫌いな方:まさにこの悩みを解消するために作られた製品
  • ショート〜ミディアムのカジュアルなメンズスタイル全般:力を抜いた雰囲気のスタイルに自然に馴染む
  • ワックスの重さが苦手でふんわり仕上げたい方:テクスチャーが軽いため、つけた後の重さや沈みが出にくい
美容師メモ:「ワックスを使うと髪が重くなってペタンとなる」という悩みを持つ軟毛の方に使ってもらうと、その軽さと自然なボリューム感に驚かれることが多いです。特にパーマをあてていなくてもパーマ風の無造作感が出やすいので、ナチュラル派の方にはぜひ試してほしい一本です。

💪 セット力・キープ力はどのくらい?仕上がりの質感を徹底解説

マットハードワックスのセット力は「強め」に分類されます。名前に「ハード」と入っていることからも分かるように、しっかりとキープしながらもドライ・マットな仕上がりを実現する設計です。ただしその「強さ」の方向性は、ハードブラストやハードアクティブとは少し異なります。

ハードブラストが「束感・エッジ・シャープな決まり感」を得意とするのに対し、マットハードは「ボリューム・ふわっとした動き・軽やかな無造作感」のキープが得意です。同じ「強いセット力」でも、仕上がりの印象がまったく異なるため、この違いを理解してから選ぶことが満足度を高める鍵になります。

質感についてはLIPPSシリーズ中でも最もマット寄りに位置しており、ドライブラストよりもさらにツヤを抑えた「ほぼ素の状態に見えるほどのナチュラル感」が特徴です。パウダリーな軽さがあり、つけた後の髪がふわっと軽く感じられるのも、このワックスならではの仕上がりです。

🔑 ドライブラストとマットハード、どっちを選ぶべき?
ドライ感・束感・エッジのある仕上がりが欲しい → ドライブラスト
ボリューム感・無造作感・ふんわりナチュラルが欲しい → マットハード(今回)

どちらも「ツヤなし・マット系」ですが、「束を作りたい」ならドライブラスト、「ボリュームを出してふんわりさせたい」ならマットハードが向いています。パーマ風スタイルやくせ毛を活かしたい方には特にマットハードがおすすめです。

📖 初めて使う方へ:美容師が教える正しい使い方とつけるときのコツ

マットハードワックスは軽めのテクスチャーが特徴ですが、ドライ系ならではの扱い方のコツがあります。特に「ボリュームを出す・ふんわり仕上げる」という目的に向けた使い方を意識すると、仕上がりのクオリティが大きく変わります。

1
ドライヤーでしっかり乾かしながら根元にボリュームを作る マットハードはほぼ完全乾燥の状態で使うのがベストです。ドライヤーを根元に向けながら乾かし、ボリュームが出やすい状態を先に作っておきましょう。ここでのひと手間がワックス後の仕上がりを大きく左右します。特に軟毛の方は、根元から立ち上げながら乾かすことで、つけた後のボリュームが段違いに変わります。
2
少量(小豆1〜2粒)を手に取り、指先まで丁寧に広げる マット系は少量でも効果が出やすいため、最初は少なめから試すのが鉄則です。両手のひらをこすり合わせて体温でやわらかくし、指の間・指先まで均一に広げてから使いましょう。一度に多量をつけると重くなってしまい、せっかくのふんわり感が失われるので注意してください。
3
指を髪の内側に入れるように揉み込む・ほぐすように広げる ボリュームを出すためのコツは「下から持ち上げるように揉み込む」こと。指先を髪の内側に差し込み、根元付近から毛先に向かって軽く握りながら広げていきます。上から押さえつけるように伸ばすとボリュームが潰れてしまうため、常に「持ち上げる・ほぐす」動作を意識してください。
4
無造作感を出したいときは「つまむ・散らす」を繰り返す 全体にワックスが行き渡ったら、毛先を指先でつまんでランダムな束を作り、再び散らしてほぐす作業を繰り返します。この「つまんでは散らす」動作が、無造作感・空気感のある仕上がりを作るポイントです。きれいに整えすぎず、あえてランダム感を出すのがナチュラルスタイルの完成形です。
5
ボリュームが足りなければ少量を追加・スプレーで仕上げ(任意) つけた後に「もう少しボリュームが欲しい」と感じた場合は、少量を追加して根元から揉み込みます。キープ力を高めたい場合はスプレーを軽く全体に吹き付けると安心です。マット系スプレーと組み合わせると、ツヤ感を損なわずにキープ力だけを底上げできます。
ありがちな失敗と対処法:「ボリュームが出るはずなのにペタンとなった」という場合、ほとんどの原因は「下地の乾かし方が不十分」か「量が多すぎる」かのどちらかです。まずドライヤーで根元からしっかり乾かし、少量から試す習慣をつけるだけで仕上がりが大きく改善されます。

⚡ 他のスタイリング剤と何が違う?マットハードならではの特徴と選ばれる理由

「マット系」「ドライ系」のワックスは市場にも多数ありますが、マットハードが特に差別化できているポイントはどこでしょうか。複数製品を使い比べた視点でお伝えします。

市場のマット系ワックスの多くは「セット力は弱め・ふんわり感はあるがキープしない」か、「固まりすぎてボリューム感が失われる」かのどちらかに偏りがちです。マットハードはその中間を狙っており、ボリューム感を出しながらもしっかりキープできるという点が明確な強みになっています。特に「パーマをかけていないのにパーマ風の無造作感が出せる」という声は、プロ仕様設計ならではの質感設計が生み出しているものだと感じています。

製品名 セット力 マット感 ボリューム感 無造作感 軟毛向き 価格帯
LIPPS マットハード 今回 ★★★★☆ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★ 1,650円
LIPPS ドライブラスト ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★☆ 1,650円
LIPPS ハードブラスト ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆ 1,650円
ギャツビー エクストラシャギー ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★★☆ 〜700円
ウーノ スパイスバウンド ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆ 〜800円

※上記は使用感に基づく参考評価です。個人差があります。

比較表からわかる通り、マットハードは「マット感・ボリューム感・無造作感の三拍子」において、他製品を上回るバランスを持っています。「自然に見えるのに、ちゃんとボリュームがある」という仕上がりが欲しい方への答えとして、現時点でも選び続けられている理由がここにあります。

⭕❌ あまりおすすめではない人・おすすめな人

マットハードはその名の通り「マット仕上げ」に全振りした製品です。向いている方・向いていない方をはっきり整理しておきます。

✅ こんな人におすすめ
  • ツヤ・テカりが苦手・ナチュラル志向の方
  • 軟毛・細毛でボリュームが出にくい方
  • 無造作・カジュアルなスタイルが好き
  • くせ毛・パーマ風スタイルを活かしたい方
  • アップバング・かき上げスタイルを作りたい方
  • ワックスの重さが苦手・軽い仕上がりが好みの方
  • 整髪剤を使っていないように見せたい方
❌ あまりおすすめではない人
  • ツヤ感・ウェット感が欲しい方
  • シャープな束感・エッジ感を出したい方
  • 硬毛・多毛で強いクセを抑えたい方
  • ビジネス・フォーマルシーン向けの整った仕上がりを求める方
  • きっちりまとまった清潔感スタイルが好みの方
  • とにかく価格重視の方
補足:「もう少しだけ束感・エッジ感も欲しい」という場合は、マットハードを下地に使い、ドライブラストを少量重ねるという使い方もおすすめです。マットな質感を保ちながら束感を加えることができ、スタイルの幅が広がります。2本を少量ずつ使い分けることで、自分だけの仕上がりを見つけることもできます。

💬 惜しい口コミ・良い口コミ

👍 良い口コミ

20代・男性 軟毛・ナチュラルスタイル 5.0

「ワックスをつけると重くなってペタンとなる悩みがずっとあったけど、マットハードに変えてからふんわりボリュームが出るようになった。つけていないように見える自然さがちょうどいい。」

出典:Amazon カスタマーレビュー

20代・男性 無造作スタイル 5.0

「パーマをかけていないのにパーマ風の動きが出た。完全マットで自然な仕上がりになるのがお気に入り。テカリが全くないのに、ちゃんとスタイルがキープされているのが不思議。」

出典:楽天市場 レビュー

20代・男性 くせ毛活かし 4.5

「くせ毛なんだけど、それを活かした無造作スタイルを作りたくて選んだ。ツヤが出ないので自然な動きのまま固定できる感じ。くせ毛との相性がすごく良かった。」

出典:Yahoo!ショッピング レビュー

😅 惜しい口コミ

20代・男性 硬毛・クセ強め 3.0

「セット力は確かにあるけど、自分の硬くて多い髪のクセを抑えるには少し力が足りなかった。軟毛の友人には大絶賛されていたので、髪質によって向き不向きがはっきり出る製品だと思う。」

出典:Amazon カスタマーレビュー

20代・男性 エッジ感が物足りない 3.5

「ボリュームは出るんだけど、自分が欲しかったシャープな束感・エッジ感には向いていなかった。ナチュラルに仕上げたい人向けという印象。説明通りの商品ではあるので、自分の好みと合わなかっただけです。」

出典:楽天市場 レビュー

10代・男性 価格感 3.5

「品質は高いし使い心地も好き。ただ学生には少し値段がきつい。コスパ自体は悪くないと思うけど、毎月の出費として考えると負担になる。社会人になってから継続して使いたい製品。」

出典:Yahoo!ショッピング レビュー

✂ ツヤゼロ・ボリューム最大。ナチュラル派・軟毛メンズに自信を持っておすすめする一本

📝 まとめ:美容師からの正直な結論

LIPPSマットハードワックスは、「完全マット仕上げ・ボリューム感・無造作な自然さ」を同時に求める方にとって、LIPPSシリーズ中でもっとも個性が明確な一本です。特に軟毛・細毛の方、ナチュラルスタイルやくせ毛風・パーマ風の動きを活かしたい方には、使った瞬間に「これが求めていたものだ」と感じてもらえる製品だと思っています。

ツヤを完全に排除することで、むしろ「何もしていないのにスタイルが決まっている」という、ある意味最も上級者的な仕上がりを自然に実現できます。スタイリング剤の存在を感じさせないことが最大の個性——というのが、このマットハードの本質かもしれません。

LIPPSシリーズ6製品をまとめると、ハードブラスト(セット力・操作性)、ドライブラスト(ドライ感・束感)、フリースタイラー(万能性)、ウェットブラスト(ツヤ・色気)、ハードアクティブ(崩れにくさ・汗耐性)、そしてマットハード(完全マット・ボリューム・無造作感)——それぞれが異なる「欲しい仕上がり」に特化して作られています。自分のスタイル・髪質・シーンに合った一本を選ぶ参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました