「ナカノのタントワックス、5番って結局どのくらい固まるの?」「4番と5番、どっちを買えばいいの?」——サロンでも本当によく聞かれる質問です。
私は美容師として、実際にお客様の髪でナカノ タント ワックス5を何度も使ってきました。剛毛の男性のショート、パーマのくせづけ、ボブの毛先の束感づくり…と幅広く試した中で見えてきた「合う人・合わない人」を、良い口コミ・惜しい口コミの傾向とあわせて正直にまとめます。読み終わるころには、自分に必要なのが5番なのか4番なのか、はっきり判断できるようにお話ししますね。
そもそもナカノ タント ワックス5ってどんなワックス?
ナカノ タント ワックスは、中野製薬(ナカノ)のロングセラースタイリング剤。数字が大きくなるほどセット力が上がるという、とても分かりやすいシリーズ構成になっています。その中で5番は「束感くっきり万能タイプ」と表現される、いわゆるハードクラスの定番ポジションです。
サロンワークで使っていていちばん感じるのは、“硬めのクリームなのに、伸ばすとちゃんと軽い”というバランスの良さ。缶を開けた瞬間は「けっこう固いな」という手触りですが、手のひらでしっかり体温をなじませると薄い膜のように広がり、毛束を一本ずつ拾ってくれます。仕上がりはマットすぎず、自然なツヤが少し残る質感。ギラギラした光り方ではないので、大人の方にも使いやすい印象です。
セット力・質感・香り(シトラスフローラル)などの基本スペック
| 商品名 | ナカノ(NAKANO)スタイリング タント ワックス 5 |
|---|---|
| メーカー | 中野製薬 |
| 容量 | 90g(定番サイズ) |
| 参考価格 | 1,100円前後(税込・メーカー希望小売価格ベース) ※実売価格は販売店により変動します。購入前に最新の価格をご確認ください。 |
| タイプ | 水性ワックス(硬めのクリームタイプ) |
| キャッチ | 束感くっきり万能タイプ |
| 香り | シトラスフローラル(爽やかで甘さは控えめ) |
| 仕上がり | 自然なツヤ/立体的な動き・軽やかな立ち上がり |
実際に使った感覚を、項目ごとに評価するとこんなイメージです。
| セット力 | ハードクラス。毛先の束もトップの立ち上がりもしっかり作れます。 |
|---|---|
| シャンプーで流れやすさ | 水性なので落ちは良好。ただし付けすぎた日は一度目で軽く残る感覚があります。 |
| コスパ | 90gで1,000円前後。サロン系ハードワックスとしてはかなり優秀です。 |
| 特徴(束感・立体感) | 「毛束が勝手に分かれてくれる」タイプ。作りやすさが魅力です。 |
タントシリーズの中での位置づけ(4番との違い)
タントシリーズは、番号がそのままセット力の目安。ざっくり言えば4番=ナチュラル〜ミディアム、5番=ハードという関係です。
4番は「動きは出したいけれど、固めた感じは出したくない」人向けの柔らかい質感。指を通してもサラッとほどけるので、ゆるいニュアンスや毛流れづくりが得意です。
対して5番は、ワックスの膜が少し強く、毛束の輪郭がはっきり残るのが特徴。同じ量を使っても、5番のほうが「作った感」が出ます。私はお客様の髪質を見て、毛量が多い・髪が硬い・パーマのカール感を強調したいときは迷わず5番、猫っ毛や仕上がりを柔らかく見せたいときは4番、と使い分けています。
まずは現在の価格をチェック
90gの定番サイズ。ハードワックスとしてのコスパの良さも人気の理由です。
他のワックスと比べてどのポジション?性能×価格マッピング
セット力 × 価格帯 ポジションマップ
縦軸=セット力(上にいくほど強い)/横軸=価格帯(右にいくほど高い)。スマホの方は横にスクロールできます。
↑ セット力 強い
ムービングラバー
タント ワックス5
オーバードライブ
フリーズキープ
メイクアップワックス6.5
タント ワックス4
ドラフトジェリー
ワックス系
価格 高い →
マップにすると分かりやすいのですが、タント5は「セット力は上位クラスなのに、価格帯は左寄り(=手に取りやすい)」という、コスパのいい場所に立っています。サロン系ワックスは1,500〜2,500円が中心なので、そこと比べると差は歴然。数字で並べるとこうなります。
| 商品 | 参考価格(税込) | 容量 | 100gあたり目安 | セット力 | ツヤ感 | 落としやすさ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ナカノ タント ワックス5 | 約1,100円 | 90g | 約1,220円 | ★★★★☆ | 自然なツヤ | ★★★★☆ |
| ナカノ タント ワックス4 | 約1,100円 | 90g | 約1,220円 | ★★★☆☆ | ややツヤ | ★★★★☆ |
| アリミノ スパイス シスターズ フリーズキープ | 約1,300〜1,600円 | 100g | 約1,300〜1,600円 | ★★★★☆ | マット寄り | ★★★☆☆ |
| ロレッタ メイクアップワックス6.5 | 約2,000〜2,400円 | 65g | 約3,100〜3,700円 | ★★★☆☆ | ソフトなツヤ | ★★★★☆ |
| ミルボン ニゼル ドラフトジェリー | 約2,000〜2,500円 | 90g | 約2,200〜2,800円 | ★★★☆☆ | みずみずしいツヤ | ★★★★☆ |
| ギャツビー ムービングラバー系 | 約600〜900円 | 80g | 約750〜1,130円 | ★★★★☆ | マット〜自然 | ★★★☆☆ |
※価格・容量は記事作成時点の一般的な流通価格を参考にした目安です。改定される場合があるため、購入時に最新情報をご確認ください。セット力・ツヤ感は筆者がサロンワークで使用した体感による相対評価です。
「ドラッグストア価格でサロン系の使い心地」——タント5がずっと売れ続けている理由は、結局ここだと思います。1,000円台で90gという容量は、毎朝使う人にとって本当に助かるポイント。私も自宅用のストックはタントです。
ナカノ タント ワックス5の良い口コミ・評判まとめ
実際に販売サイトやコスメ口コミサイトで見られる評価を、傾向ごとに要約してご紹介します。(内容は複数の口コミに共通する声を筆者がまとめたものです)
「セット力・ホールド力が強い」という口コミ
「硬めのテクスチャーで、しっかり立ち上げたい前髪やトップがちゃんと止まります。安いワックスだと夕方にぺたんこになっていたのが、これに変えてから気にならなくなりました。」
出典:Amazonカスタマーレビューに見られる声より要約この声は本当に納得です。私が施術後にお客様へ使うときも、「立ち上げ」と「毛束の固定」の両方が一度で決まるのが5番の強み。トップにボリュームが欲しい方には、量を増やさなくても根元から支えてくれるので扱いやすいです。
「香りが爽やかで好き」という口コミ
「シトラス系の香りがすっきりしていて、甘すぎないのが気に入っています。整髪料の匂いが苦手な家族にも何も言われませんでした。」
出典:楽天市場レビューに見られる声より要約シトラスフローラルという名前どおり、柑橘の軽やかさが前に出て、フローラルが後ろで支えるような香り立ち。つけた直後がいちばん香って、そこからスッと引いていきます。香水をつける方でもぶつかりにくい印象なので、サロンでも幅広い年代の方に使いやすいです。
「パーマヘアのくせがつけやすい」という口コミ
「パーマをかけた髪に揉み込むと、カールが束になってきれいに出ます。ジェルほど固まらないので、あとから直せるのも助かります。」
出典:@cosmeなど口コミサイトに見られる声より要約ここも実感どおり。パーマスタイルは「カールを潰さず、束にまとめる」のが難しいのですが、5番は水分を含ませた髪に揉み込むとカールのリズムを残したまままとまります。私はスプレーで軽く濡らしてから使うことが多く、これでパリッとしすぎない仕上がりになります。
ナカノ タント ワックス5の惜しい口コミ・イマイチな評判まとめ
「思ったよりキープ力が続かない(夕方には崩れる)」という口コミ
「朝はきれいに決まるけれど、湿気の多い日は夕方にはトップが落ちてきます。ハードと聞いていたのでもう少し持つと思っていました。」
出典:Amazonカスタマーレビューに見られる声より要約これは正直に言うと、水性ワックスの性質上どうしても起こることです。水性は落としやすさと引き換えに、湿気や汗の影響を受けやすい。一日中崩したくない日は、仕上げに軽めのキープスプレーを20〜30cm離してひと吹きしてあげるだけで体感がガラッと変わります。サロンでもこの合わせ技をおすすめしています。
「硬すぎて伸ばしにくい」という口コミ
「容器から取り出したときが固く、手のばしに時間がかかります。急いでいる朝は少しストレスです。」
出典:楽天市場レビューに見られる声より要約ここは5番の弱点として認めるところ。とくに冬場・気温の低い脱衣所では固さを感じやすいです。対策はシンプルで、少量ずつ取って、手のひらで10秒ほど体温でゆるめてから伸ばす。指先だけで伸ばそうとすると失敗しやすいので、手のひら全体でしっかり乳化させるイメージです。それでも硬く感じる方は、4番のほうが日常的にストレスがないと思います。
「柔らかい質感を求める人には合わない」という口コミ
「ふんわりエアリーにしたかったのですが、束っぽくなりすぎました。もう少しナチュラルな質感が好みです。」
出典:@cosmeなど口コミサイトに見られる声より要約これは「合わなかった」というより用途のミスマッチですね。5番は毛束の輪郭をはっきり出すのが得意なワックスなので、ふわっと空気を含ませたい仕上がりとは方向性が逆。この場合は4番、もしくはワックス+バームの併用のほうがイメージに近づきます。
【美容師目線】ナカノ タント ワックス5がおすすめな人の特徴
髪が硬い方・毛量が多い方は、ソフトなワックスだと膜の力が負けて広がってしまいます。5番はワックス自体の支える力が強いので、少量でも毛が言うことを聞いてくれる感覚。サロンでも「量が多くて朝まとまらない」というお悩みには、まず5番から試していただくことが多いです。
朝から夜まで人と会う日、動きの多いお仕事の日に。同価格帯のワックスと比べると、形が戻りにくく、手直しも効きやすいのが優秀です。スプレーを重ねればさらに安心。
ショートのトップの動き、マッシュの毛先、パーマのカール強調。「毛束が自然に分かれる」のが5番の一番の得意分野です。スタイリングに慣れていない方でも形になりやすいので、練習用としてもおすすめできます。
逆にあまりおすすめできない人の特徴
「セットしていないように見えるのが理想」という方には、5番は少し作りすぎに見えます。ここは素直に4番へ。指通りが軽く、毛流れがやわらかく出ます。
不快な香りではありませんが、つけた直後の香り立ちはしっかりめ。ほぼ無香・微香が好みという方は気になる可能性があります。香りに敏感な方は、まず小さいサイズや店頭のテスターで確認を。
細い髪は、ワックスの重さで根元から潰れやすいのがネック。5番はもともと支える力が強いので、量を間違えるとペタッと束になって地肌が見えやすいことも。どうしても使いたい場合は米粒1〜2粒からのスタートで。
「剛毛・毛量多め・束感がほしい」に当てはまったら
90gで1,000円台。まず1個試して合うか確かめやすいのも、このワックスの良さです。
ナカノ タント ワックス5の正しい使い方・つけ方のコツ
5番は「量」と「順番」を守るだけで、仕上がりが驚くほど変わります。サロンで実際にお伝えしている手順です。
1. 髪を8〜9割乾かしてから使う
濡れすぎた髪だとワックスが薄まって効きません。逆に完全に乾かすと動かしにくいので、“ほんのり湿り気が残る状態”がベスト。
2. 量は控えめから。ショートなら小豆1粒が基準
5番は力があるので、いつものワックスより1〜2割少なめで十分。足すのは簡単ですが、減らすのは難しいです。
3. 手のひらでしっかり伸ばして「透明になるまで」
ここが最重要。白いかたまりが残った状態で髪につけると、ダマになって重く見えます。手のひら全体・指の間まで白さが消えるまで広げてください。
4. 後ろの中間〜毛先 → 横 → 最後にトップと前髪
いちばん見せたい前髪・トップに最初につけると、必ず量が多くなります。手に残った少量で仕上げるのが失敗しないコツ。
5. 根元は避けて、握って離す
もみ込むように握り、パッと手を離す。この動きで束感と立体感が生まれます。最後に指先で毛束をつまんで整えれば完成。
スタイリング後、ソフトタイプのキープスプレーを20〜30cm離して全体に1〜2プッシュ。水性ワックスの弱点である湿気の影響がかなり抑えられます。夕方の崩れが気になる方はぜひ。
ナカノ タント ワックス4との違いは?迷ったときの選び方
「タント4と5の違い」はいちばん検索される疑問だと思います。結論はシンプルで、“作り込みたいか、抜け感を出したいか”です。
| 比較項目 | タント ワックス 4 | タント ワックス 5 |
|---|---|---|
| セット力 | ★★★☆☆(ナチュラル〜ミディアム) | ★★★★☆(ハード) |
| テクスチャー | やわらかく伸ばしやすい | 硬め。手のばしにコツが必要 |
| 仕上がり | やわらかい毛流れ・抜け感 | くっきりした束感・立体感 |
| 向く髪質 | 普通毛・軟毛・細毛 | 剛毛・毛量多め・パーマ毛 |
| 向くスタイル | ニュアンスヘア/ミディアム〜ロング | ショート/マッシュ/パーマ |
| キープ力 | ふんわり保つ | 形をしっかり保つ |
迷ったときの判断は、この2つの質問で決まります。
「朝作った形を夜まで残したい?」→ はいなら5番。
「セットしていないように見せたい?」→ はいなら4番。
もし髪質も好みも中間で決めきれない場合、私はまず4番をおすすめします。理由は、足りなければスプレーで補強できるけれど、強すぎるものは弱くできないから。逆に「今まで使ったワックスがどれも物足りなかった」という方は、迷わず5番でいいと思います。
▶ あわせて読みたい:ナカノ タント ワックス4のレビュー・口コミまとめはこちら
よくある質問(Q&A)
Q. シャンプー1回でちゃんと落ちますか?
A. 水性ワックスなので基本的には1回で落ちます。ただし量を多めに使った日は、先に湯洗いで表面を流してからシャンプーすると、すすぎ残りやベタつきを防げます。
Q. 女性でも使えますか?
A. 使えます。とくにショート・ボブで毛先の動きを出したい方、パーマのカールを束にしたい方には相性が良いです。量を米粒サイズから始めるのがポイント。
Q. 白くならないですか?
A. 手のひらで透明になるまで伸ばせば、白残りはほぼ起きません。白くなる原因はほぼ「伸ばし不足」か「量が多すぎ」のどちらかです。
Q. ドライヤー前・後どちらでつけますか?
A. 基本は乾かしたあと(8〜9割ドライ)。パーマスタイルの場合のみ、少し湿った状態で揉み込むとカールがきれいに出ます。
Q. ヘアアイロンと併用できますか?
A. できますが、必ずアイロン後につけてください。ワックスをつけた髪に高温を当てると、髪の傷みやアイロンの汚れの原因になります。
Q. どこで買えますか?
A. ドラッグストア、バラエティショップ、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの通販で購入できます。まとめ買いは通販のほうが手に入りやすい印象です。
まとめ
ナカノ タント ワックス5は、「1,000円台で、サロン系に近い束感とキープ力が手に入るハードワックス」です。何年も定番として残り続けているのは、価格と実力のバランスがそれだけ良いからだと思います。
- 90g/シトラスフローラルの香り/参考価格1,100円前後(税込)の水性ハードワックス
- セット力 落としやすさ コスパ
- 良い口コミ=「ホールド力」「爽やかな香り」「パーマのくせづけがしやすい」
- 惜しい口コミ=「湿気の日は夕方に崩れる」「テクスチャーが硬い」「柔らかい質感には向かない」
- おすすめ:剛毛・毛量多め/長時間崩したくない/くっきり束感が好き
- あまり向かない:ナチュラルな質感が好き/香りに敏感/軟毛・細毛
- 迷ったら「夜まで形を残したい=5番」「セットして見せたくない=4番」で判断
ワックス選びは、高いものが正解ではなく髪質と理想の質感に合っているかどうかがすべてです。「今まで使っていたワックスでは物足りなかった」「毛量が多くてまとまらない」という方には、まずこの5番を一度試してみていただきたいなと思います。反対に、ふんわり柔らかい仕上がりが好きな方は4番から。どちらも同じ価格帯なので、気軽に試せるのがタントシリーズの嬉しいところです。
ナカノ(NAKANO)スタイリング タント ワックス 5/90g
束感くっきり万能タイプ。まずは価格と在庫をチェックしてみてください。
※本記事の口コミは、通販サイトや口コミサイトで見られる評価の傾向を筆者がまとめたものです。特定の投稿の引用ではありません。
※価格・仕様は変更される場合があります。購入前に販売ページで最新情報をご確認ください。
※効果・感じ方には個人差があります。頭皮に異常が出た場合は使用を中止してください。



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