前髪が薄くなる!?その原因と対策について

髪質改善とヘアの疑問

うさに
うさに

後頭部や側頭部あたりの髪の毛だけが薄くなるってあるよね。その原因と対策について解説していくよ。

結論で言うと


①薄毛はおでこから始まることが多い(ホルモンの影響を受けやすい)
②前髪を縛るヘアスタイルをしている
③いつも同じ分目にしている

④過度なヒートスタイリング
④髪をすきすぎている

そもそも前髪だけ髪質が違う

前髪だけ髪質が違うという現象は、いくつかの理由によって引き起こされることがあります。以下に、前髪の髪質が異なる原因について詳しく専門的に説明します。

1. 遺伝的要因: 髪の質や性状は遺伝的な影響を受けることがあります。家族の中で前髪の髪質が異なる場合、遺伝的な要因が影響している可能性があります。遺伝子は髪の太さ、クセ、色などに関与し、異なる髪質が現れる原因となります。

2. 髪の成長方向: 前髪は顔に近い位置にあり、他の部位と比べて成長方向が異なることがあります。髪の毛は毛包から成長しており、毛包の成長方向によって髪のクセや質が決まります。前髪の成長方向が他の髪と異なる場合、その部分の髪質が変わることがあります。

3. 髪の状態やケアの違い: 前髪は顔に沿っているため、外部からの刺激や摩擦を受けやすい傾向があります。ヘアアイロンやヘアドライヤーの使用、頻繁な摩擦によって前髪の髪質が変わることがあります。また、前髪の周りの皮脂分泌や洗髪の方法が他の部位と異なる場合も、髪質に違いが生じることがあります。

4. ホルモンの影響: ホルモンバランスの変化は髪質にも影響を及ぼすことがあります。前髪周辺の皮脂分泌や毛母細胞の活動は、ホルモンの影響を受けるため、ホルモンの変動によって前髪の髪質が異なる場合があります。

5. 髪のダメージと再生: 前髪は顔に近いため、ヘアスタイリングや外部の要因によるダメージを受けやすいです。ダメージを受けた髪は再生する際に異なる髪質となることがあり、これが前髪の髪質の違いに影響を与える要因となります。

前髪だけ髪質が異なる現象は、遺伝的要因、髪の成長方向、髪の状態やケアの違い、ホルモンの影響、髪のダメージと再生など複数の要因によって引き起こされる可能性があります。一般的にはこれらの要因が組み合わさることで前髪の髪質の異なりが生じます。

原因と対策

薄毛はおでこから始まる事が多い


前髪の薄毛は、遺伝的な要因によるものがある場合があります。薄毛の方を想像していただければわかるように、おでこからもしくはつむじから薄毛になる場合が多いです。その理由はホルモンの影響があり、おでこ部分やつむじ部分に男性ホルモンが多く分布しております。特にDHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンが毛包の縮小や薄毛の進行を引き起こす可能性があります。

その強力男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)の影響により髪の毛の脱毛信号が出てしまいます。髪の毛本来抜けなくて良いのに抜けてしまい、前髪が薄くなってきます。家族に前髪の薄毛が多い場合、遺伝的な影響が考えられます。


男性ホルモンは女性も持っております。その男性ホルモンが多く出てしまうと、女性も薄毛になりやすいです。しかし、男性ホルモンは男性の方が多く持っているため、前髪の薄毛は男性に多く見られます。
対策としては、男性ホルモンの影響を弱めるようなシャンプーやトリートメントを使いましょう。

前髪を縛るヘアスタイルをしている


前髪にかかわらず、髪の毛に強いテンションをかけると抜けてしまう髪の毛があります。例えばですが、お相撲さんのように常にオールバックのような強いテンションをかける髪型をしていると、おでこから薄くなっていく傾向があります。

同じように女性では、すべての髪の毛をゴムで縛るなど、前髪にテンションをかけると抜けてしまう髪の毛が増えてくるので前髪が薄くなってきます。

詳しく説明すると以下の5点となります。

  1. 髪への引っ張り: ゴムで髪を縛ると、髪が引っ張られることになります。毎日同じ位置に引っ張られ続けることで、髪の毛や毛包(毛根を含む部分)に負担がかかります。長期間にわたって引っ張りが続くと、毛包が弱って髪の成長サイクルに悪影響を及ぼす可能性があります。
  2. 血行不良: 髪をゴムで縛ることにより、縛られた部分の周囲の血液循環が妨げられる可能性があります。健康な髪の成長には十分な血液供給が必要であり、血行が悪化すると髪の成長に影響を与える可能性があります。
  3. 髪の弱化: 引っ張りや摩擦によって、髪の毛が傷むことがあります。毛髪はタンパク質でできており、これらのダメージが累積することで髪が弱くなり、抜けやすくなる可能性があります。
  4. 毛包への影響: 毛包は髪の成長を司る部分であり、その健康状態が薄毛に影響を与えます。長期間の引っ張りや圧迫により、毛包が炎症を起こしたり、毛包内部の構造が変化する可能性があります。
  5. トラクションアロペシア: 髪を強く引っ張ることによって引き起こされる脱毛の一種で、トラクションアロペシアという状態が考えられます。これは特定の部位で髪が抜け落ちる現象であり、繰り返しの引っ張りや圧迫によるものです。

以上の理由により、同じ髪型を毎日ゴムで縛ることが薄毛の原因となる可能性があります。毛包の健康を保つためには、髪への負担を軽減するための工夫が必要です。可能な限り髪を緩めた状態にしておく、頻繁に位置を変える、髪を縛るゴムの種類を選ぶなどの対策が考えられます。


ヘアスタイルはなるべく生えたまま、自然のままに増やすのが本来は良いです。

いつも同じ分目にしている

1. 髪の毛の抵抗: 同じ分け目で髪をセットし続けると、髪の毛が同じ方向に引っ張られるため、その部分の髪の毛には抵抗がかかります。そこに少しずつですがテンションがかかっています。毎日少しずつ引っ張っていると言う感じです。長い間同じ方向に引っ張られることで、髪の毛の根元や毛包にストレスがかかり、髪が薄くなる可能性があります。毎日少しずつ引っ張ることで髪の毛が抜けてしまい、そこから前髪が薄くなってきます。

2. 毛包の負担: 髪の毛は毛包と呼ばれる部分から生えています。同じ方向に髪をセットすることで、特定の毛包が負担を受けることがあります。時間が経つにつれて、その毛包が弱ってしまい、髪の毛が薄くなる可能性があります。

3. 髪の毛の弱化: 同じ分け目でセットすることで、その部分の髪の毛が頻繁に摩擦や引っ張りにさらされます。これにより髪の毛が弱くなり、繰り返しのダメージが積み重なることで、髪が薄くなるリスクが高まります。

繰り返し同じ分け目を使うことで、特定の部分に髪の毛のダメージが集中してしまうため、変化をつけることが髪の健康を保つ一つの方法です。様々な分け目を試してみることで、髪を健康的に保つことができるかもしれません。

左わけ右分けなどいつものヘアスタイルがあると思いますが、分け目を変えるということが大事です。

髪を優しく取り扱い、適切なヘアケアを行うことで、ダメージを最小限に抑えることができます。柔軟なヘアゴムやクリップを使用するなど、引っ張られにくいアクセサリーを選ぶことも大切です。

髪の毛にとって休息が大切です。たまにはヘアスタイルを変えずに髪を自由に休ませることも、薄毛予防につながるかもしれません。

過度なヒートスタイリング

髪をアイロンやドライヤーなどのヒートスタイリングツールで何度も加熱することで、髪の毛が弱くなり、薄毛の原因となることがあります。

  1. 熱ダメージ: 高温の風が頭皮に当たることで、頭皮の乾燥や炎症が引き起こされる可能性があります。これにより、毛母細胞への影響や毛根のダメージが生じる可能性があり、健康な髪の成長を妨げる可能性があります。
  2. 毛母細胞への影響: 高温の熱風や過度の風圧は、毛母細胞に悪影響を与える可能性があります。毛母細胞は新しい髪の成長に関与しており、これらが傷つくことで薄毛や抜け毛のリスクが増加するかもしれません。
  3. 乾燥と血行不良: 頭皮の乾燥や炎症は、血行を妨げる可能性があります。健康な髪の成長には十分な血液供給が必要であり、血行が悪化すると髪の成長に悪影響を及ぼす可能性があります。
  4. 繊細な髪の損傷: 過度の熱や風によって、既に繊細な髪がさらに傷つく可能性があります。傷んだ髪は抜けやすくなり、薄毛の進行を促進する可能性があります。

頭皮に熱を与えすぎてしまうことと、ブラッシングをやりすぎないことが大事です。

前髪のスタイルがきまったら、やりすぎないことが大事です!

髪をすきすぎている


これは美容師さんのセンスや技術になります。

美容室ではよくあることですが、ジュニアスタイリストやデビュー、したてのスタイリスト等はスキバサミをよく使いがちです。すきバサミの方がたくさん切れないので、大きな失敗というのがありません。しかし、そのすきバサミが多く切れないことで、たくさんのハサミを入れてしまうことで、余計にスキすぎるということが起きてしまいます。

1. バランスの崩れ: 適切なカット技術が欠如すると、髪のバランスが崩れる可能性があります。例えば、前髪の長さや形状が不均一になると、顔のバランスが崩れたり、スタイリングが難しくなることがあります。右側に合わせよう、左側に合わせようなど少しずつ切っていくうちにだんだん薄くなってしまうんですね。

2. ボリュームの不足または過剰: カット技術の不足によって、髪のボリュームが不均一になることがあります。一部分が薄くなったり、逆に分厚くなったりすることで、スタイリングが難しくなるだけでなく、顔のシルエットにも影響を与える可能性があります。1番めと同じような理由になりますが、スタイルが決まらず悩んでいるうちに切りすぎていくパターンです。

3. レイヤーの適切な配置: レイヤーカットは髪に動きや立体感を与えるために重要ですが、適切な技術がないとレイヤーの配置が不自然になることがあります。これにより、髪がぺたんこに見えたり、逆に広がったりすることがあります。

美容師の技術において、髪のレイヤー(段差)の適切な配置は、髪の動きやボリュームを調整し、スタイルに立体感と自然な流れを与えるために非常に重要です。以下に、レイヤーの適切な配置に関する詳細な情報を提供します。

そもそも レイヤーの目的: レイヤーカットの主な目的は、髪に動きや軽やかさを与えることです。均一な長さの髪は重たく見える傾向があるため、レイヤーを加えることで髪全体に軽さとボリュームをもたらします。

髪質と髪の動きの考慮: 髪質やクセ、ストレートなど、髪の個々の特性を理解することが重要です。クセのある髪は違う長さのレイヤーを持つことで動きが出やすくなりますが、ストレートな髪はレイヤーを入れることでボリュームや質感が与えられます。

レイヤーの位置: レイヤーは髪の長さによって異なる位置に配置されます。通常、顔のフレームを作る前髪や輪郭の周りに短めのレイヤーを入れ、髪のトップや中間部分にボリュームを与えるためのレイヤーを入れることが一般的です。

4レイヤーの長さ: レイヤーの長さは、スタイルや顧客の希望に応じて調整されます。短いレイヤーは髪に動きを強調し、長いレイヤーは自然な流れを生み出します。顧客のライフスタイルやヘアケアルーチンも考慮して決定します。

テクスチャリング技術: レイヤーを配置する際、テクスチャリング技術を使用することで、段差を自然につなげ、ハードなラインを避けることができます。テクスチャリングは、髪を軽くするだけでなく、スタイリングのしやすさも向上させます。

6シザーテクニック: レイヤーカットには適切なシザーテクニックが不可欠です。シザーの角度や切り方によって、段差の鋭さや髪の仕上がりが異なります。美容師は慎重な手法を用いて髪をカットしていっております。

どんな美容師さんも何度も失敗して成長していくのでそれが当たらないことを祈ります。

このようなことがないためには、いつもの信頼している美容師さんや、指名料はかかってもベテランの美容師さんにお願いするのが良いでしょう。

プロフィール

美容師歴20年以上のうさりです。
高校卒業後に美容室に就職。
気が付けば美容師歴美20年以上となり、様々なシャンプー、トリートメント、アウトバストリートメントを使用してきました。
沢山の商品を使った知識をお届け致します。
忖度なしに、人気のシャンプー、トリートメント、アウトバス、スタイリング剤、ヘアケア用品などのオススメ、成分分析、総評、ヘアケアの疑問、髪質改善についてなどを皆様にお届けできればと思います。
また、ご自宅で簡単にお金をかけずに出来るケア方法などお届けしていきます。
家族で美容関係で従事しており、その知識を活かし一緒に総評しております。
他にも髪質改善と髪の悩みや疑問について載せているので、よろしければご覧になってください!

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