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ブリーチをしてアッシュやベージュにしたのに、数日で黄色っぽくなってしまった——そんなときに頼りになるのが紫シャンプー(ムラシャン)です。
この記事では、美容師の私が、紫シャンプーで黄ばみがおさえられるしくみと、効果が出やすい髪・出にくい髪、放置時間や頻度など正しい使い方を解説します。

結論|紫シャンプーは、ブリーチ毛の黄ばみをおさえるのに効果的
- 紫の色素が、髪の黄色みを打ち消して、アッシュ・シルバー・ベージュ系の色をきれいに保つ
- 効果が出やすいのは、ブリーチ毛・明るいハイトーンカラー・白髪
- 黒髪や暗めのカラーには、ほとんど変化が出ない
- 使い方のコツは、予洗い→泡立てて全体に→3〜5分おく→すすぐ→トリートメント
- 紫シャンプーは色を補うもの。ダメージケアはいつものシャンプー&トリートメントと組み合わせて
紫シャンプーとは?黄ばみが消えるしくみ
紫シャンプーは、紫色の色素が入ったカラーシャンプーです。洗いながら髪の表面に少しずつ紫の色素をつけていきます。「紫(ムラサキ)シャンプー」を略して「ムラシャン」とも呼ばれます。
黄ばみが消えるのは、補色(反対色)のしくみ。色の輪(色相環)で、紫と黄色は反対の位置にあり、重ねると打ち消しあって色みがおさえられます。ブリーチした髪は、日本人の髪にもともとある色素の影響で黄色〜オレンジっぽくなりやすいため、紫で黄色みをおさえると、透明感のあるアッシュやシルバーに近づきます。
ヘアカラーの染料との違い
| 紫シャンプーなど(直接染料) | ヘアカラー剤(酸化染料) | |
|---|---|---|
| 染まり方 | 髪の表面近くにつく | 髪の内側で発色する |
| 色持ち | △ 洗うたびに少しずつ落ちる | ○ 長持ちしやすい |
| 色みの種類 | △ 限られる | ○ 豊富 |
| 髪へのダメージ | ○ ほとんどない | △ 薬剤の負担がある |
| 手軽さ | ○ いつものシャンプーの代わりに使える | △ 美容室やセルフカラーで |
紫シャンプーの色素は、ヘアカラーのように髪の内側で発色するものではなく、すぐつく分、すぐ落ちやすいのが特徴。だからこそ、色が抜けていく分を、毎日のシャンプーで補うのにぴったりです。カラーの色落ちの原因はヘアカラーの色落ちの原因7つと色持ちをよくする対策でくわしく解説しています。
効果が出やすい髪・出にくい髪
| 髪の状態 | 効果 | ポイント |
|---|---|---|
| ブリーチ毛(ハイトーン) | ◎ | 黄ばみが目立ちやすく、変化がいちばんわかりやすい |
| アッシュ・シルバー・ホワイト・ミルクティー系 | ◎ | 色の透明感をキープしやすい |
| 明るめのベージュ・グレージュ | ○ | 黄みが出てきたら使うと、色がにごりにくい |
| 白髪・グレイヘア | ○ | 白髪の黄ばみをおさえて、きれいなシルバーに |
| 暗めのカラー(10トーン以下) | △ | 変化はわずか。ブラウン系の色持ちには別のカラーシャンプーを |
| 黒髪 | × | 色の変化はほぼない |
ピンク系・ミルクティー系など、なりたい色によって合うカラーシャンプーは変わります。色別の選び方はカラーシャンプー色別おすすめ9選、ミルクティー系ならミルクティー系カラーシャンプーおすすめ7選が参考になります。
紫シャンプーの正しい使い方
- ぬるめのお湯(36〜38℃)で1〜2分予洗いして、汚れとスタイリング剤を落とす(汚れが多い日は、いつものシャンプーで1回洗ってから)
- 髪の水気を軽くしぼる(水が多いと色が薄まる)
- 紫シャンプーを手のひらで泡立て、黄ばみが気になるところから全体にムラなくなじませる
- 3〜5分ほどおく(商品の表示に合わせる。濃く入れたいときは長めに)
- 色水が出なくなるまで、しっかりすすぐ
- トリートメントで毛先までうるおいを補う
- すぐにドライヤーで乾かす
※放置時間は商品によって違います。初めて使うときは短めから試して、色の入り具合を見ながら調整しましょう。

使う頻度の目安
| タイミング | 頻度の目安 |
|---|---|
| ブリーチ・カラーをしてから最初の1〜2週間 | 毎日〜2日に1回(色が抜けやすい時期) |
| 色が落ち着いてきたら | 2〜3日に1回。ほかの日はいつものシャンプー |
| 黄ばみが強く出てきたとき | 毎日使って、放置時間を長めに |
| 紫っぽくなりすぎたとき | 使う回数を減らす・放置時間を短く |
おすすめは紫シャンプーと、いつものヘアケア用シャンプーを交互に使う方法。ブリーチ毛はダメージが大きいので、色だけでなくうるおいのケアも欠かせません。トリートメントは毎回使いましょう。
ムラ・色移りを防ぐコツ
- しっかり予洗いして、髪全体を均一に濡らしておく
- 泡を手ぐしでとかすように広げると、ムラになりにくい
- 手や爪が気になる方は、ビニール手袋を使う
- 浴槽・壁・床についた泡は、すぐにシャワーで流す
- 白いタオルは色がつくことがあるので、濃い色のタオルで拭く
- 生乾きで枕に寝ると、枕カバーに色がつくことも。しっかり乾かす
紫になりすぎたときは?
ブリーチを重ねた髪や、白に近いハイトーンは、紫の色素が入りすぎて髪がうっすら紫っぽくなることがあります。そんなときは、いつものシャンプーで何回か洗うと、少しずつ落ちていきます。次からは放置時間を短くするか、使う回数を減らしましょう。
ほかのカラーケアとの違い
| アイテム | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 紫シャンプー | 黄ばみをおさえる。毎日のシャンプーとして手軽 | アッシュ・ベージュ・シルバー系の色をキープしたい |
| シルバーシャンプー | 紫より青みが強めで、より白っぽく | ホワイト・シルバー系を目指す |
| ピンク・ブラウンなどのカラーシャンプー | それぞれの色みを補う | ピンク・ブラウン系のカラーを長持ちさせたい |
| カラートリートメント | シャンプーより色が入りやすく、補修もできる | 色をしっかり足したい・ダメージも気になる |
色をしっかり入れたいときは、カラートリートメントと組み合わせるのもおすすめ(市販のアッシュ系カラートリートメント12選)。
おすすめの紫シャンプー
紫シャンプーは、ドンキやロフト、ドラッグストアでもたくさんの種類が売られています。商品ごとの色の入り方や価格の比較は、パープル系カラーシャンプー ムラシャン12選でくわしく紹介しています。ドンキで買えるものはドンキで買えるカラーシャンプー10選・ドンキで買えるカラーシャンプー・紫シャンプーもどうぞ。
よくある質問
- Q. 黒髪に紫シャンプーを使うとどうなる?
- A. 黒髪には色がほとんど出ないので、見た目の変化はありません。紫シャンプーは、ブリーチなどで明るくした髪向けです。
- Q. 白髪にも使える?
- A. 使えます。白髪の黄ばみをおさえて、きれいなシルバーやグレーに見せたいときにおすすめです。
- Q. カラーした当日から使っていい?
- A. カラーした当日は、色が落ち着いていないので、シャンプー自体をひかえるのがおすすめです。翌日以降から使いましょう。美容師さんの指示があればそれに合わせてください。
- Q. 紫シャンプーだけで洗ってもいい?
- A. 使えますが、洗浄力がやさしめの商品も多いので、汚れが多い日はいつものシャンプーで先に洗うのがおすすめです。ダメージケアのためにトリートメントは必ず使いましょう。
- Q. どのくらいで効果がわかる?
- A. ブリーチ毛なら、1回目から黄みがやわらいだと感じることが多いです。暗めのカラーでは変化がわかりにくいこともあります。
- Q. 紫シャンプーで髪は傷む?
- A. 色素をつけるだけなので、髪を傷めることはほとんどありません。ただ、さっぱりした洗い上がりの商品もあるので、トリートメントでうるおいを補いましょう。
まとめ|紫シャンプーで、きれいなハイトーンカラーを長持ちさせよう
- 紫シャンプーは、補色で黄ばみをおさえるカラーシャンプー
- 効果が出やすいのはブリーチ毛・ハイトーン・白髪。黒髪には変化なし
- 予洗い→泡立てて全体に→3〜5分おく→しっかりすすぐ→トリートメント
- 頻度は2〜3日に1回から。いつものシャンプーと交互に
- 紫になりすぎたら、回数や放置時間を減らす
この記事について
この記事は、美容師歴20年以上、サロンでの経験と、ドンキなどの店頭で確かめた様子と、サロンでハイトーンカラーのお客様を多く担当してきた経験をもとに書いています。美容の専門家と一緒に検証しています。製品の情報は2026年10月時点の公式サイトなどをもとにしています。使用感には個人差があります。頭皮や肌に合わない場合は使用を中止してください。


