本記事はプロモーションを含みます。商品リンクの一部にアフィリエイト広告を使用しています。掲載している分類・成分・効能効果は、各製品の添付文書および公式サイトの表示に基づいて記載しています。
「発毛剤と育毛剤って、結局どこが違うの?」——サロンでいちばん多くいただくご質問のひとつです。パッケージが似ていても、この2つは法律上の分類がまったく別のもの。承認されている効能効果の範囲も、買い方の手続きも異なります。
美容師として20年以上、たくさんの方の頭皮に触れてきた立場から、まずは「違いの正体」を整理して、ご自身がどちらを検討する状況にあるのかを判断できるようにお伝えしますね。
この記事でわかること
- 発毛剤と育毛剤の「分類・効能・買い方」の違い
- 一目でわかる比較表
- 第1類医薬品(ミノキシジル外用薬)の基礎知識
- 医薬部外品の育毛剤で承認されている効能の範囲
- タイプ別・どちらを検討すればいいかの目安表
- 副作用・注意事項、購入方法と費用の目安
発毛剤と育毛剤の違いは?分類・効能・買い方で比較
先に結論からお伝えすると、両者の違いは大きく3つに整理できます。①法律上の分類 ②承認されている効能効果の範囲 ③購入するときの手続きです。「どちらが優れているか」という比較ではなく、目的と状況によって選ぶ対象が変わると捉えていただくのが実態に近いと思います。
第1類医薬品と医薬部外品という分類の違い
日本では、頭髪に関する外用品は医薬品医療機器等法(薬機法)によって分類されています。一般に「発毛剤」と呼ばれるミノキシジル外用薬は第1類医薬品、「育毛剤」「薬用育毛トニック」と表示されている多くの製品は医薬部外品にあたります。
- 第1類医薬品…一般用医薬品のなかでも特にリスク区分が高いものとして扱われ、販売時に薬剤師による情報提供が義務づけられています。
- 医薬部外品…厚生労働省が承認した有効成分を、定められた濃度で配合したもの。人体への作用が緩和なものとして位置づけられ、ドラッグストアなどで自由に手に取って購入できます。
- 化粧品…頭皮用ローションやスカルプエッセンスのなかには化粧品分類のものもあり、この場合は「髪や頭皮を健やかに保つ」といった範囲の表示になります。
パッケージの裏面や側面に、必ず「第1類医薬品」「医薬部外品」「化粧品」のいずれかが記載されています。ここを確認する習慣がつくと、製品選びの迷いはかなり減りますよ。
それぞれ承認されている効能効果の範囲
広告や口コミではなく、承認された効能効果の文言を見比べるのがいちばん確実です。おおまかには次のように分かれます。
- ミノキシジル外用薬(第1類医薬品)…添付文書に「壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防」と記載されています。つまり、対象となる脱毛症の種類が限定されている点が特徴です。
- 医薬部外品の育毛剤…「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」といった範囲で承認されています(製品ごとに承認内容は異なります)。
ここで一点、誤解されやすいところを補足させてください。医薬部外品の効能効果のなかにも「発毛促進」という文言が含まれることがあります。ただしこれは第1類医薬品の「発毛」とは承認の枠組みが異なるもので、同じ言葉でも位置づけが違います。カウンセリングでもよく混同されるポイントなので、覚えておくと製品選びの精度が上がります。
購入時の手続きの違い
実際に買うときの流れも、はっきり違います。
- 第1類医薬品…薬剤師が在籍している店舗・サイトでのみ購入できます。店頭では商品が直接手に取れない場所に置かれていることが多く、購入前に薬剤師から使用上の注意について説明を受けます。ネット購入の場合も、質問票への回答と薬剤師の確認を経てから発送されます。
- 医薬部外品…ドラッグストアやバラエティショップ、通販サイトなどで、そのままレジに持っていくかたちで購入できます。
「思い立ってすぐ手に入るか」という点では差が出ますので、生活スタイルに合わせて考えていただくとよいと思います。
【比較表】発毛剤と育毛剤の違いが一目でわかる
ここまでの内容を、そのまま表にまとめました。迷ったときはここに戻ってきてください。
| 比較項目 | 発毛剤(ミノキシジル外用薬) | 育毛剤(薬用育毛トニック等) |
|---|---|---|
| 法律上の分類 | 第1類医薬品 | 医薬部外品 |
| 主な効能効果 (承認範囲) | 壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防 | 育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛 など ※製品により異なります |
| 代表的な有効成分 | ミノキシジル | センブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、ニコチン酸アミド、パントテニルエチルエーテル、アデノシン、t-フラバノン ほか |
| 対象となる状態 | 添付文書で壮年性脱毛症に限定 | 頭皮環境や抜け毛の予防を含む幅広い範囲 |
| 購入方法 | 薬剤師のいる店舗・サイトのみ。情報提供を受けたうえで購入 | ドラッグストア・通販などで通常購入 |
| 使用前の確認 | 年齢・性別・持病・服用中の薬など、確認事項が多い | 頭皮に異常がある場合は使用を避けるなど、一般的な化粧品と同様の注意 |
| 女性の使用 | ミノキシジル5%製剤は女性は使用不可。女性向けには1%製剤が別に販売されています | 男女兼用・女性用など製品により設定あり |
| 使い方の目安 | 1日2回、頭皮に塗布(製品の用法用量に従う) | 1日1〜2回程度、製品の使用方法に従う |
| 費用の目安 (1か月) | およそ5,000〜8,000円前後 | およそ3,000〜6,000円前後 |
※費用は一般的な市販品の価格帯から算出した目安です。製品・容量・購入時期により変動します。
第1類医薬品の発毛剤とは|ミノキシジル外用薬の基礎知識
日本の市販薬(OTC)で「発毛剤」として販売されているのは、ミノキシジルを有効成分とする外用薬です。第1類医薬品として扱われており、購入時のルールも医薬品としての基準に沿ったものになります。
添付文書に記載されている効能効果
製品に同梱されている添付文書には、効能効果として「壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防」と記載されています。
ここで大切なのは、対象が「壮年性脱毛症」に限定されているという点です。壮年性脱毛症とは、思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、時間をかけて少しずつ細く短くなっていくタイプの脱毛を指します。
一方で、次のようなケースは添付文書上の対象外とされています。
- 円形に近い形で急に髪が抜けた場合
- 疾患や治療の影響によるもの
- 出産後の一時的な抜け毛
- ヘアケアや外的要因による切れ毛・部分的な脱毛
サロンでも「急に一部分だけ抜けてしまって」というご相談をいただくことがありますが、こうした場合は市販薬で対処するより先に、皮膚科で状態を診ていただくほうが順番として自然です。
使用できない人・相談が必要な人
第1類医薬品として扱われている理由が、この確認事項の多さにあります。添付文書には、次のような方は使用しないこととされています(詳細は各製品の添付文書をご確認ください)。
使用しないこととされている主な例
- 本剤や本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある方
- 未成年の方(20歳未満)
- 女性(ミノキシジル5%製剤の場合。女性向けには1%製剤が別に用意されています)
- 壮年性脱毛症以外の脱毛症、または原因のはっきりしない脱毛症の方
- 脱毛が急激で、まだらに広がっている方
- 頭皮に傷、湿疹、炎症などの異常がある方
また、次のような方は購入前・使用前に医師・薬剤師に相談することとされています。
- 高血圧・低血圧のある方
- 心臓または腎臓に障害のある方
- むくみのある方
- 甲状腺機能障害のある方
- 治療を受けている方、薬を服用中の方
- ご家族に壮年性脱毛症でない脱毛症の方がいる場合 など
購入に薬剤師の情報提供が必要な理由
上記のとおり、使用できる方の条件が細かく設定されているため、購入時に薬剤師が状況を確認する仕組みになっています。これは薬機法で定められた手続きで、店舗でもオンラインでも共通です。
「面倒そう」と感じる方もいらっしゃいますが、実際は使ってよい状態かどうかを第三者の専門家が確認してくれる工程です。自己判断で始めるより安心材料が増える、と考えていただくとよいのではと思います。
医薬部外品の育毛剤とは|有効成分と効能の範囲
ドラッグストアの棚でいちばん種類が多いのが、この医薬部外品の育毛剤・薬用育毛トニックです。厚生労働省が承認した有効成分が、定められた濃度で配合されています。
承認されている効能効果
医薬部外品の育毛剤で承認されている効能効果は、製品によって設定が異なりますが、代表的なものとして次のような文言があります。
医薬部外品の育毛剤に見られる効能効果の例
育毛/薄毛/かゆみ/脱毛の予防/毛生促進/発毛促進/ふけ/病後・産後の脱毛/養毛
ポイントは、「脱毛の予防」「ふけ」「かゆみ」といった頭皮コンディションに関わる項目が含まれていることです。これから先の頭皮環境を整えていきたい、抜け毛が増えてきた気がするので早めにケアを始めたい——そうした段階に向いた選択肢といえます。
なお、購入した製品の外箱や添付文書には、その製品として承認された効能効果が必ず記載されています。広告の見出しではなく、そこを確認するのがいちばん確実です。
代表的な有効成分の種類
成分名がずらりと並んでいると読み飛ばしたくなりますが、役割ごとに分けて見ると意外とシンプルです。
| 役割の分類 | 代表的な有効成分 | 製品での位置づけ |
|---|---|---|
| 血行に働きかける | センブリエキス、ニコチン酸アミド、酢酸DL-α-トコフェロール など | 頭皮の血行を促す目的で配合されます |
| 頭皮環境を整える | グリチルリチン酸ジカリウム、ピロクトンオラミン、イソプロピルメチルフェノール など | ふけ・かゆみへの対応として配合されます |
| 毛根に働きかける | パントテニルエチルエーテル、アデノシン、t-フラバノン など | 育毛を目的として配合されます |
| 保湿・整肌 | 各種植物エキス、アミノ酸類 など | その他の成分として配合されます |
複数の役割の成分が組み合わせて配合されている製品が多く、ご自身が気になっている症状(かゆみなのか、抜け毛なのか)に近い役割の成分が入っているかを見るのが、選ぶときのひとつの目安になります。
タイプ別・どちらを検討すればいい?
ここがいちばん知りたい部分だと思いますので、状況別に整理しました。あくまで検討の出発点の目安として見てくださいね。
| 気になっている状態 | まず検討する対象 | 確認しておきたいこと |
|---|---|---|
| 頭頂部・生え際が 徐々に気になってきた(男性) | 第1類医薬品 (ミノキシジル外用薬) | 年齢・持病・服用中の薬。購入時に薬剤師へ相談を |
| 抜け毛が増えた気がする /予防的に始めたい | 医薬部外品の育毛剤 | 効能効果に「脱毛の予防」が含まれるか |
| ふけ・かゆみが気になる | 医薬部外品の育毛剤 (頭皮環境向け成分配合) | 症状が続く場合は皮膚科の受診も |
| 急に、まだらに抜けた | いずれも自己判断は避ける | 皮膚科で状態の確認を優先 |
| 出産後の抜け毛 | 医薬部外品の育毛剤 (該当効能のあるもの) | 授乳中の使用可否を製品表示で確認 |
| 全体的にボリュームが落ちた(女性) | 女性向け製品を確認 +医療機関の相談も選択肢 | ミノキシジル5%製剤は女性は使用不可 |
| 20歳未満 | 第1類医薬品は使用不可 | まずは医療機関へ相談を |
頭頂部や前頭部の薄毛が気になる方
額の生え際や頭頂部が、数年単位で少しずつ気になってきた——という男性の場合、添付文書で対象とされている壮年性脱毛症に該当する可能性があります。この場合は第1類医薬品のミノキシジル外用薬が検討対象に入ってきます。
ただし前述のとおり、年齢・持病・服用中の薬などの確認事項があります。購入手続きのなかで薬剤師に相談できますので、気になる点は遠慮なく伝えてみてください。
スカルプDから登場した第1類医薬品発毛剤【スカルプD メディカルミノキ5 プレミアム】
ミノキシジル5%を配合した第1類医薬品の外用薬です。効能効果は「壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防」。第1類医薬品のため、購入時には質問票への回答と薬剤師による確認の工程があります。女性および20歳未満の方は使用できません。使用前に添付文書を必ずご確認ください。
情報提供の丁寧さ
使い方のわかりやすさ
続けやすい価格帯
製品の詳細を確認する
※第1類医薬品です。使用に際しては添付文書をよく読み、薬剤師の情報提供の内容をご確認ください。効果には個人差があります。
抜け毛やフケ・かゆみが気になる方
シャンプーのときに指に絡む髪が増えた気がする、ドライヤーのあとに肩に落ちるものが気になる、頭皮がむずむずする——こうしたご相談はサロンでもとても多いです。
この段階では、頭皮環境を整える成分が配合された医薬部外品の育毛剤が検討しやすい選択肢になります。「脱毛の予防」「ふけ」「かゆみ」といった効能効果が承認されているものが該当します。
使うタイミングは、シャンプー後、タオルドライして頭皮の水分をしっかり取ってから。地肌に直接届くよう、指で髪を分けながら塗布し、そのあと指の腹でやさしくなじませます。爪を立てる必要はまったくありません。ここは毎日のことなので、続けやすい形に落とし込むのがいちばんです。
抜け毛が気になり始めたら【スカルプD育毛剤】(トニック)
医薬部外品の薬用育毛トニックです。日々のシャンプー後のケアに組み込みやすく、ドラッグストア感覚で始められる手軽さがあります。承認されている効能効果や配合成分は、製品パッケージおよび公式サイトの表示をご確認ください。頭皮に傷や湿疹などの異常があるときは使用を避けてください。
毎日の使いやすさ
入手のしやすさ
続けやすい価格帯
製品の詳細を確認する
※医薬部外品です。使用感には個人差があります。お肌に異常が生じた場合は使用を中止してください。
女性が検討する場合の注意点
女性の場合、押さえておいていただきたい点がいくつかあります。
- ミノキシジル5%の外用薬は、女性は使用できません。国内では女性向けにミノキシジル1%の製剤が別途販売されています。
- 妊娠中・授乳中の方は、使用の可否について製品表示を確認し、必要に応じて医師・薬剤師にご相談ください。
- 女性の薄毛は、頭頂部を中心に全体のボリュームが落ちるタイプや、産後・体調変化に伴う一時的なものなど、背景がさまざまです。原因によって適した対応が変わります。
- ヘアカラーやパーマの頻度、分け目の固定、髪をきつく結ぶ習慣など、日常的な要因が重なっているケースも少なくありません。
実際、サロンで「薄くなった気がする」とおっしゃる方の頭皮を拝見すると、地肌が透けて見える原因が分け目の固定にあった、というケースもあります。まず気軽に取り組めるところとしては、分け目を数センチずらす、ドライヤーの当て方を変えるといった小さな習慣の見直しから。そのうえで製品の検討をされると、選択に納得感が出やすいと思います。
使用前に確認したい副作用と注意事項
医薬品にも医薬部外品にも、使用上の注意が定められています。「副作用がない」と言い切れる製品は存在しませんので、始める前に必ず目を通しておいてください。
| 項目 | ミノキシジル外用薬(第1類医薬品) | 育毛剤(医薬部外品) |
|---|---|---|
| 起こりうる 症状の例 | 頭皮のかゆみ、発疹、フケ、熱感、はれ、痛み、初期脱毛 など。まれに、めまい、動悸、手足のむくみ、頭痛、体重増加などが報告されています | 頭皮の赤み、かゆみ、刺激感など、肌に合わない場合の反応 |
| 使用を 中止する目安 | 上記の症状があらわれた場合は使用を中止し、添付文書を持って医師・薬剤師に相談 | 異常があらわれた場合は使用を中止し、必要に応じて皮膚科へ |
| 使用量 | 定められた用法用量を守る。多く使っても比例して効果が高まるものではありません | 製品の使用方法に従う |
| 保管 | 直射日光・高温を避け、小児の手の届かない場所に | 同左 |
「初期脱毛」について
ミノキシジル外用薬では、使用開始からしばらくの間、一時的に抜け毛が増えたように感じることがあると添付文書に記載されています。不安を感じる場合は、自己判断で続けたり中断したりせず、薬剤師や医師に相談してください。
購入方法と継続費用の目安
第1類医薬品をネットで買うときの流れ
「対面で相談するのは少し気が引ける」という方も多いと思います。第1類医薬品はオンラインでも購入できますが、店頭と同じく薬剤師の確認工程があります。
- 商品ページで購入手続きに進む(この時点ではまだ確定しません)
- 質問票に回答する…年齢、性別、脱毛の状態、持病、服用中の薬、アレルギー歴などを入力します
- 薬剤師が回答内容を確認し、使用上の注意に関する情報提供がメール等で届きます
- 内容を理解した旨を返信・承諾する
- 注文が確定し、発送されます
この工程があるため、通常のネット通販より手元に届くまで1〜2日程度余分にかかることがあります。切らしてから注文すると間が空いてしまうので、継続する場合は少し早めの手配が現実的です。
1か月あたりの費用イメージ
継続を前提に考えるなら、費用感はあらかじめ把握しておきたいところです。一般的な市販品の価格帯から算出した目安が次のとおりです。
| 区分 | 1か月あたりの目安 | 6か月続けた場合 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 医薬部外品の育毛剤 | およそ3,000〜6,000円 | およそ18,000〜36,000円 | 詰め替え・定期便で変動 |
| 第1類医薬品の発毛剤 | およそ5,000〜8,000円 | およそ30,000〜48,000円 | 容量・本数により変動 |
| 医療機関での相談 | 診察料等は医療機関により異なります | — | まず一度受診して方針を確認する選択肢も |
※価格は目安であり、購入先・時期により異なります。最新の価格は各販売ページでご確認ください。
どちらを選ぶにしても、頭皮ケアは短期間で判断するものではありません。添付文書でも、一定期間の使用を続けたうえで様子をみることが前提とされています。無理なく続けられる価格帯かどうかを、はじめに確認しておくのが結果的にいちばん現実的です。
発毛剤・育毛剤のよくある質問
Q. 発毛剤と育毛剤は一緒に使ってもいいですか?
A. 同じ部位に複数の外用剤を重ねて使うことは、添付文書上おすすめされていません。第1類医薬品を使用する場合は、併用したいものがあれば購入時に薬剤師へ確認してください。シャンプーやコンディショナーとの併用は、通常問題になりにくいとされています。
Q. どのくらい続ければ様子がわかりますか?
A. 髪には生え替わりの周期があるため、短期間での判断は難しいとされています。ミノキシジル外用薬の添付文書でも、一定期間継続して使用したうえで様子をみることが前提とされています。感じ方には個人差があります。
Q. 途中でやめるとどうなりますか?
A. 使用を中止した場合の状態については、添付文書や製品情報に記載があります。継続の可否も含め、購入時に薬剤師へ相談されることをおすすめします。
Q. 20歳未満でも使えますか?
A. ミノキシジル外用薬は、添付文書で20歳未満の方は使用しないこととされています。気になる症状がある場合は、まず医療機関にご相談ください。
Q. 育毛剤は男性用と女性用で何が違いますか?
A. 配合されている成分の組み合わせや、香り・使用感の設計が異なることが多いです。承認されている効能効果は製品ごとに設定されているため、パッケージの表示をご確認ください。
Q. 頭皮マッサージやシャンプーの見直しは意味がありますか?
A. 頭皮を清潔に保ち、血行を意識したケアを続けることは、日々のヘアケアとして取り入れやすいものです。ただし、これ自体が特定の脱毛症を改善するものではありません。製品の使用や医療機関への相談と切り分けて考えていただくとよいと思います。
Q. 家族に同じものを分けて使ってもいいですか?
A. 第1類医薬品は、購入時の質問票に基づいて薬剤師が確認したうえで販売されるものです。他の方への譲渡や共用は避けてください。
判断に迷う場合は医療機関への相談も選択肢に
ここまで分類や効能効果を整理してきましたが、実際のところ「自分の状態がどのタイプに当てはまるか」を自己判断するのは、なかなか難しいものです。
特に次のような場合は、市販品を検討する前に皮膚科などの医療機関で状態を確認していただくほうが、遠回りにならずに済みます。
- 短期間で急に抜け毛が増えた
- 特定の部分だけ、まだらに抜けている
- 頭皮に赤み、痛み、強いかゆみ、じゅくじゅくした部分がある
- 持病があり、薬を服用している
- 市販品を一定期間使ってみて、判断に迷っている
私自身、お客様に「一度皮膚科で見ていただいたほうがいいかもしれません」とお伝えすることは珍しくありません。原因がはっきりすれば、そのあとに選ぶ製品も自然と絞られていきます。「まず正体を知る」ことが、いちばんの近道だと感じています。
この記事のまとめ
- 発毛剤(第1類医薬品)は、壮年性脱毛症を対象とした医薬品。購入時に薬剤師の情報提供があり、使用できる方の条件が定められています。
- 育毛剤(医薬部外品)は、脱毛の予防・ふけ・かゆみなどを含む範囲で承認された製品。日々のケアに取り入れやすい選択肢です。
- 選ぶときは、広告の見出しではなくパッケージの分類表示と効能効果を確認するのが確実です。
- 状態がはっきりしない場合や、急な変化がある場合は医療機関への相談を優先してください。
執筆:美容師歴20年以上/サロンワークで日々さまざまな髪質・頭皮の状態に向き合っています。本記事は各製品の添付文書・公式表示および公的機関が公開している情報をもとに構成しています。医学的な診断・治療に代わるものではありません。体調や症状に関するご判断は、医師・薬剤師にご相談ください。



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