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「育毛剤を毎日つけているけれど、ちゃんと地肌に届いているのかな?」
サロンでもよく聞かれる悩みです。育毛剤は、同じものを使っていても、つけるタイミングやつけ方しだいで、良さを活かせるかどうかが変わります。
この記事では、美容師歴20年以上の私が、自分でも続けているつけ方と、お客さまによく伝えているコツをまとめました。髪が長い女性でも地肌に届く、分け目・つむじへのつけ方を中心にお伝えします。
先に結論:育毛剤の使い方で大切なのはこの4つ
お風呂上がり、タオルドライしたあとにつける。シャンプーで汚れを落とした清潔な地肌につけるのが、私はいちばんだと思っています。
毎日つける。「ときどき」や「つい忘れる」では、良さを活かしきれません。
決められた量を守る。量をケチると、地肌全体に行き渡りません。
つけたら、根元からしっかり乾かす。そして1か月でやめずに、3〜6か月は続けましょう。
まだ育毛剤を選んでいない方は、女性用育毛剤10選と、あなたに合う1本がわかる診断もあわせてどうぞ。迷ったときに私がまずおすすめしているのは、女性のために作られた「メディカルエストロジー スカルプセラム」です。
育毛剤をつけるタイミングはいつがいい?
おすすめは、お風呂上がりのシャンプーのあと
育毛剤をつけるなら、お風呂でシャンプーをして、タオルドライしたあとがいちばんのタイミングです。私自身も、ずっとこのタイミングでつけています。
理由はシンプルで、1日の皮脂やスタイリング剤、ほこりなどの汚れをシャンプーでしっかり落としてからつけられるから。汚れが残ったままの地肌より、清潔な地肌のほうが育毛剤もなじみやすくなります。
濡れたまま? 乾かしてから?
目安は「タオルドライで、しずくが落ちないくらい」。びしょびしょのままだと育毛剤が水で薄まって流れてしまい、完全に乾かしてからだと、髪が根元で寝て地肌につけにくくなります。
タオルで髪をはさむようにして水気を取ったら、すぐに育毛剤をつけましょう。
※商品によって、使うタイミングの指定があることもあります。パッケージの使い方を優先してください。
朝もつけていい? 1日1回なら夜がおすすめ
朝につけてもかまいません。ただ、1日1回なら夜のシャンプー後がおすすめです。
| 夜(シャンプー後) | 朝 | |
|---|---|---|
| 地肌の状態 | シャンプーで汚れを落とした清潔な状態 | 寝ている間の皮脂が残っていることも |
| つけやすさ | タオルドライ後で、分け目を作りやすい | スタイリング前で時間に追われがち |
| 気をつけたいこと | つけたあと、しっかり乾かしてから寝る | 香りやベタつきが気にならないものを |
| おすすめ度 | ◎ いちばんのおすすめ | ○ 1日2回タイプの商品なら |
1日2回使うタイプの育毛剤なら、朝晩ともに使い方どおりに。朝は、髪を軽く濡らして寝ぐせを直すタイミングでつけると、地肌に届きやすくなります。
美容師が教える、分け目・つむじへのつけ方
ここからは、サロンでお客さまにお伝えしているつけ方です。流れはこの4つです。
STEP 1
分け目を1〜2cmずつずらしながら、地肌につける
育毛剤は髪ではなく地肌につけるものです。いつもの分け目から始めて、1〜2cmずつ分け目をずらしながら、地肌に直接つけていきます。気になる分け目やつむじまわりだけでなく、頭全体にまんべんなく。
STEP 2
指の腹で、軽くなじませる
つけたあとは、指の腹で軽く押さえるようになじませれば大丈夫です。ここでゴシゴシこすったり、爪を立てたりする必要はありません。
頭皮のマッサージは、シャンプーのときに指の腹でしっかりやっておくのがおすすめ。育毛剤をつけたあとは「なじませる程度」で十分です。
STEP 3
根元を起こして、根元から乾かす
意外と見落とされがちなのが、つけたあとにしっかり乾かすこと。濡れたまま寝ると、地肌が蒸れやすくなるうえ、根元がつぶれたクセもつきやすくなります。
指で根元を起こしながら、分け目と反対方向から、下から風を入れるように乾かしましょう。上から風を当てると根元がぺたんと寝て、分け目やつむじがかえって目立ちます。
STEP 4
最後に冷風で根元を落ち着かせる
8割ほど乾いたら、最後は冷風に切り替えて根元を落ち着かせます。ふんわりした立ち上がりが、翌朝まで続きやすくなります。
髪が長い・量が多い方のコツ
- ブロックに分けると塗り残しが減ります(前・頭のてっぺん・左右・後ろの5つが目安)
- ノズルの細いタイプや、地肌に直接当てられる塗布ヘッド付きのタイプだと、髪に取られにくくなります
- 後頭部は手鏡を使うか、手で分け目を作りながら「見えないところほどていねいに」
美容師のひとこと
分け目やつむじの見え方は、乾かし方ひとつでずいぶん変わります。「育毛剤をつける→根元から乾かす」をセットにすると、毎朝のボリュームも出しやすくなりますよ。乾かし方はつむじが薄く見える女性の対策でも詳しく解説しています。
容器のタイプ別|上手なつけ方
育毛剤は、容器の形によってつけ方のコツが少し違います。
| 容器のタイプ | 上手なつけ方 | 向いている人 |
|---|---|---|
| スプレー | ノズルを地肌に近づけて、分け目に沿って少しずつ。髪の上から離して吹きかけない | 手早く全体につけたい方 |
| ジェットノズル | 分け目にノズルを当てて、ラインを引くようにつける | 液だれが気になる方 |
| 塗布ヘッド付き | ヘッドを地肌に当てて、トントンと置くようにつける | 分け目・生え際にピンポイントでつけたい方 |
| スポイト・ボトル | 指先に取らず、地肌に直接たらしてから指の腹でなじませる | 量を調整しながら使いたい方 |
容器の違いで選びたい方は、女性用育毛剤10選の比較表に、商品ごとの容器もまとめています。
使う量と、続ける期間の目安
量をケチると、地肌全体に届かない
サロンでよく聞くのが、「高いから少しずつ使っています」という声。気持ちはとてもよくわかりますが、量を減らすと地肌全体に行き渡らず、せっかくの育毛剤がもったいない使い方になってしまいます。
まずはパッケージに書かれている量を、そのまま使ってください。「1本でだいたい何か月分か」を知っておくと、ペースがつかみやすくなります。
1か月でやめないで、3〜6か月は続ける
髪は少しずつ生え変わるので、すぐに見た目が変わるものではありません。1か月ほどで「変わらないから」とやめてしまう方がとても多いのですが、まずは3〜6か月を目安に続けてみてください。
※変化の感じ方には個人差があります。上の表は、続けるうえでの目安です。
つけ忘れを防ぐコツ
育毛剤はドライヤーの横に置いておくのがおすすめです。「タオルドライ → 育毛剤 → ドライヤー」を毎晩の流れにしてしまえば、忘れにくくなります。
やってはいけない、もったいない使い方5つ
サロンでお客さまとお話ししていて、「もったいないな」と感じることが多いのがこの5つです。
| もったいない使い方 | こうしましょう |
|---|---|
| × ときどきつける・つい忘れる | ○ 毎晩、お風呂上がりの流れに組み込む |
| × 量をケチって少なめに使う | ○ パッケージどおりの量を、地肌全体に |
| × 1か月くらいでやめてしまう | ○ 3〜6か月は続けて様子を見る |
| × 髪の上からつけている | ○ 分け目をずらして、地肌に直接 |
| × つけたあと、自然乾燥で寝る | ○ 根元からドライヤーでしっかり乾かす |
どれも、今日から変えられることばかりです。特に「毎日」と「量を守る」の2つは、育毛剤を選ぶことと同じくらい大切だと思っています。
カラー・パーマをした日も、育毛剤は使っていい?
美容室でよく聞かれる質問です。カラーやパーマの日は、薬剤の影響で頭皮がいつもより敏感になっています。それでも私は、お客さまに「いつもと同じように、毎日つけることが大事ですよ」とお伝えしています。1日あけるより、毎日のリズムを崩さないほうが続けやすいからです。
ただし、こんなときはその日はお休みを
- つけたときに、しみる・ヒリヒリする
- 地肌に赤み・かゆみ・湿疹が出ている
- 商品の注意書きに、カラー・パーマ前後の使用について書かれている
症状が続くときは、使うのをやめて皮膚科に相談してください。医薬品の発毛剤を使っている方は、添付文書を確認して薬剤師に相談しましょう。
育毛剤を使っていることは、担当の美容師にも伝えておいてくださいね。地肌の状態に合わせて、薬剤の選び方や地肌を守るケアを考えてもらえます。薄毛の治療中のカラー・パーマについては、AGA治療中でもカラー・パーマはできる?で詳しく解説しています。
育毛剤と一緒に見直したいヘアケア
シャンプーは「指の腹で地肌を洗う」
育毛剤を活かす土台は、清潔な地肌です。シャンプーのときは、指の腹で地肌を動かすようにマッサージしながら洗いましょう。頭皮のマッサージは、このタイミングでしっかりやっておくのがおすすめです。すすぎ残しがないよう、洗う時間よりすすぎを長めに。
ドライヤーは「下から・根元から」
先ほどお伝えしたとおり、つけたあとは根元からしっかり乾かします。上から風を当てると、分け目やつむじが割れやすくなります。
見え方は、髪型でもすぐに変えられる
育毛剤は「これから」のためのお手入れ。いまの見え方は、髪型で変えることもできます。
- 分け目を1〜2cmずらす・前髪を作る → 分け目が薄い女性の美容院での頼み方
- トップやつむじだけにポイントパーマをかける → 薄毛が気になる女性のパーマ
しばらく使っても変化を感じないときは
半年ほど正しく続けても変化を感じない場合や、次のようなときは、育毛剤だけで様子を見ずに皮膚科や女性の薄毛外来に相談してください。
- 急に抜け毛が増えた、円形に抜けているところがある
- 地肌のかゆみ・赤み・フケが続く
- 産後やダイエットのあと、体調を崩したあとから抜け毛が増えた
無料カウンセリングを行っているクリニックもあるので、「相談だけ」でも気軽に使ってみてください。気になり始めた今のほうが、選べる対策は多いです。
女性用育毛剤の使い方|よくある質問
Q. つけたあとは、どのくらいマッサージすればいい?
指の腹で軽く押さえるように、なじませる程度で大丈夫です。しっかりしたマッサージは、シャンプーのときにしておきましょう。つけたあとに強くこすると、地肌の負担になることがあります。
Q. 朝と夜、どちらにつけるのがいい?
朝につけてもかまいませんが、1日1回なら夜のシャンプー後がおすすめです。汚れを落とした清潔な地肌につけられます。1日2回タイプの商品は、朝晩とも使い方どおりに。
Q. シャンプー前の乾いた髪につけてもいい?
汚れや皮脂が残った状態より、シャンプーで汚れを落としてからのほうがおすすめです。朝につける場合も、寝ぐせ直しで髪を軽く濡らすタイミングがつけやすいですよ。
Q. つけ忘れた日は、次の日に2回分つけてもいい?
まとめてつけるより、いつもの量をいつものタイミングで続けるほうが大切です。忘れた日は気にせず、次の日からまた毎日のリズムに戻しましょう。
Q. スタイリング剤は使ってもいい?
使ってOKです。ただ、地肌につかないように毛先中心につけ、夜のシャンプーでしっかり落としてから育毛剤をつけましょう。
Q. 育毛剤とヘアオイルはどちらが先?
育毛剤が先です。地肌に育毛剤をつけてから、毛先にヘアオイルなどのアウトバストリートメントをつけて乾かしましょう。
まとめ|育毛剤は「タオルドライ後・毎日・決められた量・しっかり乾かす」
- つけるのは、お風呂でシャンプーをしてタオルドライしたあとがいちばん
- 分け目を1〜2cmずつずらしながら、髪ではなく地肌につける
- つけたあとは指の腹で軽くなじませ、マッサージはシャンプーのときに
- 量をケチらず、毎日、3〜6か月は続ける
- つけたあとは根元からドライヤーでしっかり乾かす
- カラー・パーマの日もいつもどおり。しみるときや赤みがあるときだけお休み
育毛剤は、選ぶことと同じくらい「どう使うか」が大切です。今日のお風呂上がりから、ぜひ試してみてくださいね。
どの育毛剤にするか迷っている方へ
3つの質問に答えるだけで、人気の10本からあなたに合う1本がわかる診断を用意しています。→ 女性用育毛剤10選と診断ツール
私がまず試してほしいと思っているのは、女性のために作られた薬用育毛剤「メディカルエストロジー スカルプセラム」です(個人の感想です)。詳しくはメディカルエストロジー スカルプセラムのレビューで紹介しています。
※使い方は一般的な目安です。お使いの商品のパッケージ・添付文書の使い方を優先してください。
※使用感や変化の感じ方には個人差があり、効果を保証するものではありません。地肌に合わないときは使用を中止し、皮膚科専門医にご相談ください。
この記事について
美容師としての現場経験と、実際に使ってみた体験をもとに書いています。良い点だけでなく、惜しい点や合わない方についても正直にお伝えしています。
読みやすく整えるためにAIを補助的に使っていますが、内容の確認と最終的な判断は人が行っています。


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