マットワックスとは?特徴・向いている髪質を美容師が解説【ドライ・クレイとの違い】

スタイリング総評

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「マットワックスって、普通のワックスと何が違うんだろう」
「ドライワックス、クレイワックスと並んでいるけれど、どれを選べばいいの?」

サロンでも、スタイリング剤の棚の前でこう聞かれることがよくあります。名前は見かけるけれど、中身の違いまでは説明されていないことが多いんですよね。

結論からお伝えすると、マットワックスは「ツヤを抑えて、自然な質感に仕上げるワックス」のことです。そして軟毛・細毛の方や、髪のボリュームが気になってきた方に、いちばん向いているタイプでもあります。

美容師として20年以上お客さまの髪にふれてきた経験から、マットワックスの特徴、ドライ・クレイとの違い、向いている髪質と向いていない髪質、そして正直なデメリットまでお伝えします。

  1. マットワックスとは?ツヤを抑えて自然に仕上げるワックスのこと
    1. ひとことで言うと「油分と水分が少ない、ツヤが出にくいワックス」
    2. ジェル・グリースとは正反対の仕上がりになります
    3. カジュアルで、少し若い印象に仕上がります
  2. マットワックス・ドライワックス・クレイワックスの違い
    1. 実は、呼び分けにはっきりした決まりがありません
    2. いちばんはっきり違うのは「クレイワックス」です
    3. 3つの違いを表にまとめました
    4. 迷ったときは、こう選んでください
  3. マットワックスが向いている人・向いていない人
    1. 軟毛・細毛の方 ─ いちばん相性がいいタイプです
    2. 髪のボリュームが気になってきた方 ─ いちばんボリュームが出ます
    3. 剛毛・多毛の方 ─ 使えます。使い方が変わります
    4. 向いているスタイル・向いていないスタイル
    5. 向いていないのは、こんな方です
  4. マットワックスのメリットとデメリットを正直に
    1. メリット|ここがマットワックスの強みです
    2. デメリット|いちばんの弱点は「落ちにくさ」です
  5. 失敗しない使い方|美容師が教える5つのコツ
    1. 「マットなのにテカる」のはなぜ?
    2. 応用|オイルを少し混ぜると、質感を調整できます
  6. マットワックスの落とし方|ここだけは気をつけてください
    1. 予洗いを1分。ここで半分以上落ちます
    2. シャンプーは2回。1回目は流すため、2回目は洗うため
    3. 落とし残しが続くと、どうなるか
  7. マットワックスのよくある質問
  8. まとめ|マットワックスはこんな方に

マットワックスとは?ツヤを抑えて自然に仕上げるワックスのこと

ひとことで言うと「油分と水分が少ない、ツヤが出にくいワックス」

マットワックスとは、名前のとおりマットな質感=ツヤのない仕上がりになるワックスのことです。

理由はとてもシンプルで、ワックスに含まれる油分と水分の割合が少ないからです。油分が多いワックスは、髪の表面で光を反射してツヤが出ます。マットワックスはその油分をあえて減らしているので、光を反射せず、乾いたような自然な質感に仕上がります。

そのぶん髪どうしがくっつきにくく、一本一本が独立して動くようになります。これがマットワックス特有の「ふわっと立ち上がる感じ」の正体です。

ジェル・グリースとは正反対の仕上がりになります

スタイリング剤を仕上がりの質感で並べると、マットワックスはいちばん端に位置します。

仕上がりツヤなしナチュラルツヤあり濡れ感
スタイリング剤 マットワックス
クレイワックス
ファイバーワックス
クリームワックス
グリース
ヘアオイル
ジェル
ポマード
向くスタイル 短髪・センターパート・無造作 ほぼ全般 きれいめ・大人っぽく オールバック・タイト

※当サイト美容師による分類です。製品により多少前後します。

グリースやジェルが「濡れたようなツヤを出す」ためのものだとすれば、マットワックスは「ツヤを出さずにスタイリングする」ためのもの。目的がはっきり逆なんです。

カジュアルで、少し若い印象に仕上がります

ツヤがない仕上がりは、きちんと感よりもカジュアルで軽い印象になります。20代・30代の方が作られるような、抜け感のあるスタイルと相性がいいのはこのためです。

反対に、フォーマルな場やきちんとした印象を出したい日には、少しラフに見えることもあります。使う日を選ぶ、というのは知っておいていただきたいところです。

美容師のひとこと マットワックスは「ハードワックスに近い感覚」で使えます。セット力がしっかりあるので、固めるタイプが苦手だけどキープはしたい、という方の代わりの1本になりますよ。

マットワックス・ドライワックス・クレイワックスの違い

ここがいちばん分かりにくいところだと思います。お店の棚にはこの3つが並んでいて、どれもツヤのない仕上がりだと書いてある。何が違うの?と迷われるのも当然です。

実は、呼び分けにはっきりした決まりがありません

先にお伝えしておくと、この3つは法律や業界で定義が決まっているわけではありません。メーカーが商品名としてつけている呼び名です。

ですので「ドライワックス」と書いてある商品と「マットワックス」と書いてある商品が、中身はほとんど同じ、ということも実際にあります。同じメーカーの中でも、シリーズによって呼び方が変わっていたりします。

まず知っておきたい整理のしかた 3つが対等に並んでいるのではなく、「マットワックス」という大きなくくりの中に、ドライワックスとクレイワックスがあると考えると、ぐっと分かりやすくなります。

いちばんはっきり違うのは「クレイワックス」です

3つの中で、中身に明確な違いがあるのはクレイワックスです。クレイ=粘土(カオリンやベントナイトなど)が配合されているのがこのタイプ。

粘土が入ることで、油分がさらに少なくなり、質感はより粉っぽく、ざらっとします。そのぶんセット力とボリュームの出方は3つの中でいちばん強いのですが、同時にいちばん落ちにくいという性格も持っています。

3つの違いを表にまとめました

項目マットワックスドライワックスクレイワックス
位置づけツヤを抑えたワックスの総称ほぼ同じ意味で使われるマットの中の一種
中身の特徴油分が少ない油分が少ない粘土を配合している
手に取った質感さらっと軽いさらっと軽い粉っぽい・ざらつく
セット力中〜強強い
ボリュームの出方出しやすい出しやすいいちばん出しやすい
シャンプーでの落ちやや落ちにくいやや落ちにくいいちばん落ちにくい
向いている方はじめての方軽さを重視する方しっかり立たせたい方

※呼び名はメーカーによって異なります。当サイト美容師による整理です。

迷ったときは、こう選んでください

  • はじめてマットを使う → 「マットワックス」表記のもの。いちばん扱いやすい範囲です
  • とにかく根元から立ち上げたい → クレイワックス。ただし落とし方に気をつけて
  • 重さが苦手、軽さ重視 → ドライワックス表記のもの

商品名の呼び分けよりも、実際のセット力とご自分の髪質が合っているかのほうがずっと大事です。次の章で、そこを詳しくお話しします。

マットワックスが向いている人・向いていない人

マットワックスは、向き不向きがかなりはっきり分かれるアイテムです。ご自分がどこに当てはまるか、探してみてください。

軟毛・細毛の方 ─ いちばん相性がいいタイプです

マットワックスがもっとも力を発揮するのが、髪が細い方・やわらかい方です。

細い髪は、油分の多いワックスをつけると重みで倒れてしまいます。せっかく立ち上げても、時間が経つとぺたんと寝てしまう。これは髪の問題ではなく、ワックス選びが合っていないことのほうが多いんです。

マットワックスは油分が少ないので、髪に重さがかかりません。立ち上げた根元がそのまま保たれるので、ふんわりした状態が長く続きます。

髪のボリュームが気になってきた方 ─ いちばんボリュームが出ます

これはぜひお伝えしたいのですが、数あるスタイリング剤の中で、マットワックスがいちばんボリュームを出せます。

髪が細くなってきた、分け目が気になる、こういったお悩みをお持ちの方には、まずマットワックスを試していただきたいと思っています。根元を立ち上げて空気を含ませることで、地肌が透けて見えにくくなり、全体のシルエットがふんわりします。

正直にお伝えしておくこと マットワックスは髪を生やすものでも、薄毛そのものを改善するものでもありません。あくまで「見え方」が変わるスタイリング剤です。
ただ、その日の印象はしっかり変わります。抜け毛が急に増えた、地肌の赤みやかゆみが続くといった場合は、自己判断せず皮膚科や専門のクリニックでご相談ください。

剛毛・多毛の方 ─ 使えます。使い方が変わります

「マットは細い髪の人向けでしょう」と思われがちですが、剛毛の方にもきちんと使えます。ただし目的が変わります。

細毛の方が「立ち上げる」ために使うのに対して、剛毛の方は「根元を抑える」ために使えます。油分が少なく髪をコントロールする力があるので、広がりを落ち着かせながら、毛先だけくしゃっと動かす、という使い方ができるんです。

髪が硬くて動きが出ない方も、マットワックスならくしゃっと握るだけで立ち上がります。セット力があるので、硬い髪でも形が保てます。

向いているスタイル・向いていないスタイル

評価スタイル理由
◎ 向く短髪・ベリーショート根元から動かせて、立ち上がりが持続する
◎ 向くセンターパート根元を抑えつつ毛先に動きを出せる
◎ 向く無造作・くしゃっとした動き束がくっつかず、一本一本が散る
○ 向くウルフ(女性の方にも)レイヤーの段差に動きと空気感が出る
△ 不向きマッシュ面をそろえてまとめたいスタイルなので、パサついて見えやすい
△ 不向きオールバック・タイトツヤが出ないため、きちんと感が出にくい

マッシュスタイルの方は、マットワックスを選ばないほうがいいと思います。マッシュは丸いシルエットと、面のまとまりで見せるスタイルです。マットワックスで散らしてしまうと、せっかくの形が崩れて、ぼさっとした印象になりやすいんです。

向いていないのは、こんな方です

  • ツヤのある仕上がりがお好きな方
  • きちんと感・フォーマルな印象を出したい方
  • マッシュスタイルの方
  • シャンプーを1回で済ませたい方(落ちにくいです)
  • 髪がしっとりまとまるのが好きな方

マットワックスのメリットとデメリットを正直に

いいところだけをお伝えしても、選ぶときの参考にはなりませんよね。惜しい点も含めて、正直にまとめます。

メリット|ここがマットワックスの強みです

  • ボリュームがいちばん出る ─ 数あるスタイリング剤の中で、根元の立ち上がりは随一です
  • 少量で決まるのでコスパがいい ─ 米粒〜小豆1粒で足ります。1本がとても長持ちします
  • 髪が重くならない ─ 油分が少ないぶん、時間が経ってもぺたんとなりにくいです
  • ハードワックスのようにしっかり決まる ─ セット力は想像以上にあります
  • 「つけている感」が出にくい ─ ツヤが出ないので、自然に見えます
  • 手直しがきく ─ 固まらないので、日中に手ぐしで整え直せます
コスパについて マットワックスは1回に使う量がとても少なくて済みます。1,500円前後の商品でも、毎日使って3〜4か月は持つことが多いです。1日あたりで考えると、かなり経済的なアイテムだと思います。

デメリット|いちばんの弱点は「落ちにくさ」です

マットワックスを選ぶうえで、これだけは知っておいていただきたいという点があります。

スタイリング剤の中で、いちばんシャンプーで落ちにくいタイプです 油分が少ないということは、水にもなじみにくいということ。とくにクレイ(粘土)が入ったタイプは、1回のシャンプーでは落としきれないことがあります。
落とし方は次の章で詳しくお伝えしますので、そこだけは読んでいってください。

そのほか、気になる点はこちらです。

  • 白い粉のように残ることがある ─ クレイ系で起こりやすく、つけすぎたときや、髪になじみきっていないときに出ます
  • ダメージ毛はパサついて見えることがある ─ ツヤがないぶん、傷んだ髪だと乾燥して見えてしまいます
  • ワックスが固くて伸びにくい ─ 手のひらで温めてから使わないと、髪にムラがつきます
  • フォーマルな場には向かない ─ カジュアルな印象になるので、日を選びます

デメリットのほとんどは、使い方と落とし方でかなり解決できます。次の章から順にお話ししますね。

失敗しない使い方|美容師が教える5つのコツ

マットワックスは、使い方で仕上がりがいちばん変わるタイプです。同じ商品でも「うまくいかない」と「ちょうどいい」がはっきり分かれます。順番に見ていきましょう。

1
髪はしっかり乾かしてから マットワックスは、乾いた髪に使うものです。半乾きの状態でつけると、水分と反応してムラになったり、白く残る原因になります。ドライヤーで根元を起こしながら、完全に乾かしてください。この時点で、立ち上げたい方向に乾かしておくのがいちばんのコツです。
2
量は米粒〜小豆1粒から。足すのは後でできます マットワックスは少量でしっかり効きます。ショートなら米粒、ミディアムでも小豆1粒くらいで十分です。多すぎると白く残ったり、逆に重くなってしまいます。「少ないかな?」と思うくらいから始めて、足りなければ足す。この順番が失敗しません。
3
手のひらでしっかり温めて、指の間まで薄く伸ばす ここがいちばん大事です。マットワックスは固いので、そのままつけると一か所に固まってしまいます。手のひらをこすり合わせて体温でやわらかくし、指と指の間まで透明になるくらい薄く広げてください。白いかたまりが見えなくなるまでが目安です。
4
後ろの根元から。前髪は最後に 後頭部の根元から手を入れて、髪の内側になじませていきます。前から順につけると、前髪にワックスが集中してベタッとしてしまうんです。全体になじませたら、手のひらに残った分で前髪を整える。この順番だけで仕上がりがきれいになります。
5
立ち上げたい所は「くしゃっと握る」 マットワックスは握るだけで形がつきます。根元を持ち上げるように、下から手を入れてくしゃっと握ってください。硬い髪の方でも、この方法なら立ち上がります。逆に抑えたいところは、上から手のひらで軽く押さえるだけで落ち着きます。

「マットなのにテカる」のはなぜ?

ときどきご相談をいただくのですが、原因はほぼこの2つです。

  • つけすぎている ─ 量が多いと、ワックス自体の油分で光ってしまいます。量を半分に減らしてみてください
  • ほかのスタイリング剤と重なっている ─ 洗い流さないトリートメントやヘアオイルを先につけていると、その油分でツヤが出ます。マットを使う日は、前処理を軽めにするか省いてみてください

応用|オイルを少し混ぜると、質感を調整できます

これは現場でよく使う方法なのですが、マットワックスにヘアオイルをほんの少し混ぜると、固さがゆるんで伸びがよくなります。

混ぜるといっても、オイルは1〜2滴で十分です。手のひらの上でマットワックスと一緒に伸ばすだけ。これだけで格段になじませやすくなります。

心配されるのが「ツヤが出てしまうのでは」という点ですが、この量ならツヤはほとんど出ません。マットな質感はそのままに、扱いやすさだけが上がります。硬い髪の方や、マットワックスが伸びにくいと感じている方に、ぜひ試していただきたい方法です。

美容師のひとこと オイルを入れすぎると、当然ツヤが出てマットではなくなります。最初は1滴から。「伸びやすくなったな」と感じるところで止めるのがちょうどいい量です。

マットワックスの落とし方|ここだけは気をつけてください

デメリットでお伝えしたとおり、マットワックスはスタイリング剤の中でいちばん落ちにくいタイプです。落とし方を変えるだけで、頭皮の状態はずいぶん変わります。

予洗いを1分。ここで半分以上落ちます

シャンプーをつける前に、ぬるま湯だけで1分ほど流してください。お湯の温度は38度くらいが目安です。

「シャンプーで落とすもの」と思われがちですが、実はこの予洗いで汚れとスタイリング剤の半分以上は落ちています。ここを丁寧にするかどうかで、そのあとのシャンプーの効きがまったく変わります。

シャンプーは2回。1回目は流すため、2回目は洗うため

1
1回目 ─ 表面のワックスを浮かせる 泡立ちが悪くても気にしないでください。マットワックスが付いているうちは泡が立ちません。それでいいんです。手のひらで軽くなじませて、すぐに流します。
2
2回目 ─ 頭皮を洗う 1回目を流すと、今度はしっかり泡立ちます。ここで指の腹を使って、頭皮を動かすように洗ってください。爪を立てる必要はありません。マットワックスは根元につけるものなので、頭皮こそがいちばん残りやすい場所です。
クレイワックスを使っている方はとくに 粘土が入っているぶん、残りやすさは群を抜いています。2度洗いを習慣にしていただくのと、週に1回くらいは炭酸シャンプーなど毛穴の汚れを落とすアイテムを取り入れると、だいぶ違ってきます。

落とし残しが続くと、どうなるか

スタイリング剤が毛穴に残った状態が続くと、頭皮のベタつきやニオイ、かゆみにつながることがあります。ふけのように白いものが出てくる方も、原因が乾燥ではなく落とし残しだった、ということは珍しくありません。

髪の根元にボリュームを出すためのアイテムで、頭皮の環境を悪くしてしまうのはもったいないですよね。落とし方だけ気をつけていただければ、マットワックスはとても使いやすいアイテムです。

かゆみや赤みが続く場合は、自己判断せず皮膚科でご相談ください。

マットワックスのよくある質問

Q. 女性が使ってもいいですか?

A. もちろんです。とくにウルフスタイルの方にはとても合います。レイヤーの段差に動きと空気感が出て、あの独特のシルエットが作りやすくなります。ショートやハンサムショートの方にもおすすめです。反対に、ロングでまとまりを出したい方には向きません。

Q. 白い粉のようなものが残るのはなぜですか?

A. クレイ(粘土)が配合されたタイプで起こりやすい現象です。原因のほとんどはつけすぎか、手のひらで伸ばしきれていないこと。量を半分に減らして、指の間まで透明になるくらい伸ばしてからつけてみてください。髪が乾ききっていないときにも出やすいので、しっかり乾かしてから使うのも大切です。

Q. ハードワックスとどちらを選べばいいですか?

A. マットワックスは、ハードワックスに近い感覚で使えます。セット力で選ぶならどちらでも構いません。違いは仕上がりの質感です。ツヤのある自然な束感がお好きならハードワックス、ツヤを出さずカジュアルに仕上げたいならマットワックス。髪が細くてハードワックスだと重く感じる方には、マットのほうが合うことが多いです。

Q. スプレーと併用してもいいですか?

A. はい、問題ありません。マットワックスでスタイルを作ったあと、仕上げにキープスプレーを軽く。スプレーもマットタイプを選ぶと、ツヤが出ずに質感が揃います。ただしスプレーを重ねると、そのぶん落ちにくくなります。二度洗いを忘れないようにしてください。

Q. ドンキやドラッグストアで買えますか?

A. 買えます。ドン・キホーテやドラッグストアには、市販メーカーのマットワックスが並んでいます。サロン専売のものは美容室か通販が中心です。ただし店舗によって取り扱いは変わりますので、決まった商品を探されている場合は通販のほうが確実だと思います。

Q. マッシュスタイルには本当に使えませんか?

A. 使えないわけではありませんが、おすすめはしていません。マッシュは丸いシルエットと面のまとまりで見せるスタイルなので、マットワックスで散らすと形がぼやけてしまいます。マッシュの方は、ほどよいツヤと束感が出るファイバータイプかクリームタイプのほうが、きれいに決まります。

まとめ|マットワックスはこんな方に

マットワックスとは、油分を抑えてツヤを出さず、自然な質感に仕上げるワックスのことです。

いちばんの強みはボリュームの出方。数あるスタイリング剤の中で、根元の立ち上がりはこれが一番です。髪が細い方、やわらかい方、ボリュームが気になってきた方には、まず試していただきたいアイテムです。

いちばんの弱点は落ちにくさ。ここだけは、予洗いと二度洗いで対応してあげてください。

  • 向いている方 ─ 軟毛・細毛の方/ボリュームを出したい方/短髪・センターパートの方/カジュアルに仕上げたい方
  • 向いていない方 ─ ツヤのある仕上がりがお好きな方/マッシュスタイルの方/きちんと感を出したい方
  • 剛毛の方も使えます ─ 立ち上げるだけでなく、根元を抑える使い方ができます
  • 迷ったら ─ まずは「マットワックス」表記のものから。クレイは慣れてからで十分です

スタイリング剤は、髪質とスタイルに合っているかどうかがすべてです。合わないものを使い続けて「自分の髪が悪いのかな」と思われている方が、本当に多いんです。合うものに変えるだけで、朝の時間がぐっと楽になりますよ。

具体的な商品選びについては、実際に使ったものを比べた記事にまとめています。よろしければあわせてご覧ください。

※本記事の内容は2026年9月時点の情報です。製品の仕様や価格は変更される場合があります。

この記事について

美容師としての現場経験と、実際に使ってみた体験をもとに書いています。良い点だけでなく、惜しい点や合わない方についても正直にお伝えしています。

読みやすく整えるためにAIを補助的に使っていますが、内容の確認と最終的な判断は人が行っています。

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