「オルビスのヘアオイル、気になってるんですけど実際どうですか?」——ここ最近、サロンで本当によく聞かれるようになりました。オルビスといえばスキンケアの印象が強いですが、ロングセラーの『エッセンスイン ヘアミルク』を持っているブランドでもあります。そのシリーズから満を持して登場したのがヘアオイルです。
正直なところ、私も最初は「ミルクの延長かな」くらいの気持ちで手に取りました。でも1本使い切ってみると、オイルなのに驚くほど軽いという一点で、けっこう見方が変わったアイテムです。
この記事では、成分の読み解きから美容師目線の使い方、髪質別の適量、そして実際に見かける良い口コミ・惜しい口コミまで、フラットにまとめました。合う人・合わない人もはっきり書いていますので、購入前の判断材料にしていただければと思います。
オルビス エッセンスイン ヘアオイルとは?美容師が成分から解説
まずは基本のスペックから確認しておきます。「オルビス エッセンスイン ヘアオイル」は、2026年6月に発売されたアウトバス(洗い流さない)タイプのヘアオイルです。同シリーズのヘアミルクが@cosmeベストコスメアワードで殿堂入りしている流れを汲む、いわば “待望のオイル版” というポジションになります。
| 商品名 | オルビス エッセンスイン ヘアオイル |
|---|---|
| 価格(定価) | 1,430円(税込)/本体価格1,300円 つめかえ用:1,210円(税込) |
| 内容量 | ボトル入り 70mL/つめかえ用 65mL ※ボトルを洗わずに詰め替える仕様のため、つめかえ用は65mLです |
| 香り | 無香料(無着色) |
| タイプ | 洗い流さないトリートメント(アウトバスオイル)/ポンプ式 |
| 注目成分 | ツヤ記憶マグネット成分(コハク酸・加水分解ヒアルロン酸)/キューティクルリペア成分(イソステアロイル加水分解シルク)/Wビタミン/11種のアミノ酸/加水分解ゴマタンパク/コレステロール |
| 設計上の特徴 | 「超音波トリートメント発想」/酸化しやすい油分は不使用/無色 |
| シリーズ展開 | エッセンスイン ヘアミルク(140g・1,100円)/エッセンスイン ヘアミルク プロフェッショナルユース(サロン専売・140g 2,860円) |
| 発売日 | 2026年6月20日(先行販売:2026年6月1日) |
※価格は2026年8月時点の税込希望小売価格です
美容師による5段階評価
- 質感(軽さ)
- ツヤ感
- 補修力
- コスパ
特徴:オイルらしいベタつきをほとんど残さず、透明感のある”生ツヤ”に寄せた設計。無香料なので香水やヘアフレグランスと喧嘩しません。ヘアミルクとの重ね使いを前提にすると、補修力の物足りなさも補えます。
「超音波トリートメント発想」ってどういうこと?
パッケージやLPで一番目を引くのが、この「超音波トリートメント発想」というワードだと思います。少し噛み砕いて説明しますね。
サロンの超音波トリートメントは、超音波の微細な振動で、髪の上にのせた美容成分を内部へ届けて”定着”させるという施術です。同じ成分を塗るだけの場合と比べて、質感の持続がわかりやすく変わるので、サロンでも人気のオプションになっています。
もちろん家庭用のオイルに超音波の機械が入っているわけではありません。オルビスが着目したのは「定着」という発想のほうです。髪の中に残っている水分と成分を結びつける処方にすることで、塗った直後だけでなく翌朝までツヤが続く状態を狙っています。
美容師のひとこと
アウトバスオイルで「夜つけたのに朝にはパサついてる」という悩み、本当に多いんです。原因の多くは、油分が髪表面に乗っているだけで、寝ている間の摩擦で落ちてしまうこと。このオイルが”定着”にフォーカスしているのは、その意味でかなり実用的な方向性だと感じます。実際、私が使った印象でも朝の手ぐしの通り方は前日の夜に近い状態で残っていました。
注目成分:ツヤ記憶マグネット成分・キューティクルリペア成分
成分表を見ていきます。特徴的なのは以下の2つです。
① ツヤ記憶マグネット成分(コハク酸・加水分解ヒアルロン酸)
コハク酸は、毛髪内部のタンパク質と結びつきやすい性質を持つ成分です。加水分解ヒアルロン酸は保湿成分としておなじみですが、分子量を小さくすることで髪の内部にも届きやすくなっています。この2つを組み合わせることで、水分と補修成分を髪の中にとどめるという設計です。「マグネット」というネーミングは、この”引き寄せて留める”イメージから来ています。
② キューティクルリペア成分(イソステアロイル加水分解シルク)
こちらはキューティクルの表面をなめらかに整える役割。シルク由来のタンパク質に脂肪酸を結合させた成分で、髪表面への吸着性が高いのが特徴です。手ぐしの通りやすさ、指を通したときの「引っかからなさ」に直結するのはこの成分だと思います。
さらに、Wビタミン(トコフェロール/テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)、11種のアミノ酸、加水分解ゴマタンパク、コレステロールといった保湿・補修成分が入っています。コレステロールは髪の細胞膜複合体(CMC)に近い成分で、ダメージ毛のスカスカした手触りを埋めるのに効いてくる部分です。
プロが地味に評価しているポイント
個人的に一番「よく考えられているな」と思ったのは、酸化しやすい油分を使っていないという点です。ヘアオイルは開封後に酸化すると、独特のにおいが出たり、髪がゴワついたりします。これを設計段階で避けているのは、無香料である以上ごまかしが効かないぶん、けっこう勇気のある選択だと思います。夏場に洗面所に置きっぱなしにする方には、地味ですが大きなメリットです。
価格・内容量・どこで買える?(公式/店舗)
70mLで1,430円(税込)、1mLあたり約20.4円という計算になります。サロン専売のアウトバスオイルが1mLあたり22〜25円前後、海外ブランドの人気オイルが50円前後であることを考えると、この価格帯はかなり良心的です。
さらに、つめかえ用(65mL・1,210円)を使えば1mLあたり約18.6円まで下がります。ボトルを洗わずにそのまま詰め替えられる仕様なので、継続前提で考えるとコスパはさらに良くなります。
- オルビス公式オンラインショップ/全国のオルビス直営店
- @cosme STORE(先行販売もこちら)
- バラエティショップ、総合通販サイト(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング など)
「まず1本試したい」なら通販が手軽です。ポイント還元やまとめ買いを考えると、普段使っているモールで買うのが結局いちばんお得になることが多いですね。
まずは価格と在庫をチェック
70mLボトル/無香料。各モールの価格・ポイント還元を比較できます。
【価格×性能マッピング】人気ヘアオイルの中でのポジション
「結局、他のオイルと比べてどうなの?」という部分を、ひと目でわかるようにマッピングしました。横軸が1mLあたりの価格、縦軸がツヤ・補修の満足度です(評価は私が実際にサロンワークと自宅で使った上での主観になります)。
※縦軸は「ツヤ・補修の満足度」を筆者が5段階で評価した主観指標です。横軸は税込定価から算出した1mLあたりの単価(ヘアミルクのみg単価)。
見ていただくとわかる通り、オルビス エッセンスイン ヘアオイルは左上=「価格を抑えつつ満足度が高い」ゾーンに入ります。モロッカンオイルのような濃厚なツヤには一歩譲りますが、価格は約4割。ここが最大の強みです。
スペック・評価の比較表
| 商品名 | 容量 | 税込価格 | 1mLあたり | 香り | 質感 (軽さ) | ツヤ感 | 補修力 | コスパ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| オルビス エッセンスイン ヘアオイル本命 |
70mL | 1,430円 | 約20.4円 | 無香料 | 軽い感触で”生ツヤ”に。ツヤ記憶マグネット成分+キューティクルリペア成分配合。無香料・無着色、酸化しやすい油分は不使用。つめかえ用あり。 | ||||
| オルビス エッセンスイン ヘアミルク |
140g | 1,100円 | 約7.9円/g | 無香料 | 水分感のある補修重視タイプ。@cosmeベストコスメ殿堂入り。オイルの前に仕込む”土台づくり”として優秀。 | ||||
| ミルボン エルジューダ MO |
120mL | 2,640円 | 約22.0円 | ほのかなフローラル | サロン専売の定番。硬毛・広がる髪をやわらかく見せる設計で、しっとり寄りの仕上がり。 | ||||
| ナプラ N. ポリッシュオイル |
150mL | 3,740円 | 約24.9円 | マンダリンオレンジ&ベルガモット | 天然由来原料100%。補修よりウェットな束感づくり向き。ボディにも使える汎用性が魅力。 | ||||
| モロッカンオイル トリートメント |
100mL | 5,060円 | 約50.6円 | バニラムスク系 | アルガンオイルベース。濃厚なツヤと硬さのコントロール力はトップクラス。香りの好みが分かれる。 | ||||
| &honey ディープモイスト ヘアオイル3.0 |
100mL | 1,540円 | 約15.4円 | ダマスクローズハニー | はちみつ由来の高保湿タイプ。ドラッグストアで買いやすい。香りは強めで、しっとり重ための仕上がり。 |
← → 横にスクロールできます(価格は2026年8月時点の税込定価)
美容師おすすめの使い方【基本の3ステップ】
ここからが本題です。ヘアオイルは「何を使うか」と同じくらい「どう使うか」で仕上がりが変わります。特にこのオイルは軽い設計なので、正しく使わないと「思ったより何も変わらない」で終わってしまうことがあります。
公式の推奨量はショート1プッシュ/ミディアム2プッシュ/セミロング〜ロング3〜4プッシュ。これを踏まえた上で、美容師としておすすめしたい手順が次の3ステップです。
①タオルドライ後:水気を8割切ってから
まず大前提として、びしょ濡れの髪につけないこと。これは本当に大事です。髪が水分を含みすぎているとオイルが均一に広がらず、結果として毛先だけベタついて根元はパサつく、という状態になりがちです。
目安は水滴が落ちてこなくなる程度=水気を8割切った状態。タオルで髪をはさんで、ポンポンと押さえるように水分を吸わせます。ゴシゴシこするのはキューティクルが傷む原因になるので避けてくださいね。
この状態でつけると、髪の中に残った適度な水分と一緒にオイルがなじみます。「ツヤ記憶マグネット成分が毛髪水分と結合する」という設計を考えても、完全に乾かす前に使うのが理にかなっています。
②手のひらで伸ばして毛先→中間→表面の順に
手に取ったオイルは、両手のひら全体、指の間、指先まで薄く広げてから髪に触れます。手のひらの真ん中にオイルの塊が残っていると、そこが最初に触れた部分だけ濃くついてしまいます。
つける順番は必ず 毛先 → 中間 → 表面。一番ダメージが蓄積しているのは毛先なので、そこから使い、手に残った分を中間へ。最後に手のひらに”うっすら残っている程度”を表面に滑らせます。
このとき、内側(襟足やインナー)も忘れずに。表面だけにつけると、ツヤは出るのにまとまらない、というアンバランスな仕上がりになります。
なじませたら、目の粗いコームでとかすと均一に行き渡ります。ここまでやると、ドライヤーの仕上がりが目に見えて変わります。
③ドライヤー後の「追いオイル」は米粒1粒分
乾かし終わったあと、ごく少量を毛先だけに足す。これが仕上がりを一段引き上げる工程です。私はこれを「追いオイル」と呼んでいます。
量はポンプ1プッシュではなく、米粒1粒分くらい。ポンプを途中まで押して出すか、1プッシュ分を手のひらでよく伸ばしてから、余った分を毛先に触れる程度で十分です。
ドライヤーの熱で少し開いた状態のキューティクルを、冷める前になでつけて整えるイメージ。翌朝の手触りが変わってくるのは、この工程を入れたときでした。ただしやりすぎは即ベタつきに直結するので、「足りないかな」くらいで止めるのがコツです。
3ステップまとめ
- タオルドライは水気8割オフまで
- 手のひら全体に伸ばして毛先→中間→表面
- ドライ後の追いオイルは米粒1粒、毛先だけ
髪の長さ・髪質別の適量目安
「適量」がいちばん難しいところだと思います。公式の推奨量をベースに、実際にサロンでお客様に提案している量をまとめました。迷ったら少なめからが鉄則です。
ショート/ボブ/セミロング/ロング別の量
| 長さ | タオルドライ後 | ドライ後の追いオイル | ポイント |
|---|---|---|---|
| ショート | 0.5〜1プッシュ | ごく少量(触れる程度) | 根元につくと一気にペタッとします。耳から下だけに |
| ボブ | 1〜1.5プッシュ | 米粒1粒分 | 毛先の内側から。表面は最後の余りだけ |
| セミロング | 2プッシュ | 米粒1粒分 | 中間から毛先を中心に。前髪は絶対に別扱いで |
| ロング | 3〜4プッシュ | 米粒1〜2粒分 | 2回に分けてつけると均一になります |
| ロング+多毛 /ハイダメージ | 4プッシュ+必要に応じて追加 | 米粒2粒分 | ブロッキングして内側からしっかり |
※あくまで目安です。髪の状態に合わせて調整してください
細毛・軟毛さんがベタつかせないコツ
細毛・軟毛の方は、少量でもボリュームが落ちやすいので、量よりも「つける位置」で調整するのが正解です。
- 耳の高さより下だけに限定する(根元から10cmは触らない)
- 1プッシュを手のひらで限界まで薄く伸ばしてから触る
- 表面にはつけず、内側からサンドイッチするようになじませる
- 物足りなければ、乾かした後に少し足す(先に足しすぎない)
このオイル自体はかなり軽い部類なので、正直、細毛の方でも扱いやすいと思います。私のお客様でも「重くならなかった」という反応がいちばん多かったのがこのタイプでした。それでも心配な方は、ハーフプッシュから始めてみてください。
硬毛・多毛・ハイダメージ毛の使い方
逆に、硬毛・多毛・ブリーチ毛の方は「これ1本だけだと物足りない」と感じる可能性があります。理由はシンプルで、このオイルが”軽さ”を優先した設計だからです。
そこでおすすめなのが次の使い方です。
- ブロッキングして内側から:髪を上下に分け、下の段からつけていきます。多毛の方が上からざっとつけると、内側にまったく届いていないことがほとんどです
- ヘアミルクとの重ね使い:先にエッセンスイン ヘアミルクで水分と補修成分を入れてから、オイルでフタをする(詳しくは次の章で)
- 毛先だけ2度づけ:一度なじませて軽くドライしたあと、毛先だけもう一度重ねる
特にブリーチ毛の場合、髪の中がスカスカで水分が抜けやすい状態です。オイル単体で保湿を完結させようとしないこと。これはどのブランドのオイルでも同じで、ミルクやクリームと組み合わせるのが基本になります。
プロが教える、効果を底上げする使い方のコツ
ヘアミルクとの併用順番(ミルク→オイルが正解)
結論から言うと、ヘアミルク → ヘアオイルの順番です。逆にすると効果が半減します。
理由は、ヘアミルクが水分ベース、ヘアオイルが油分ベースだから。水分は油分の膜を通り抜けられないので、先にオイルをつけてしまうとミルクの成分が入っていきません。スキンケアで化粧水→乳液の順番なのと同じ考え方です。
重ね使いの手順
- タオルドライで水気を8割オフ
- エッセンスイン ヘアミルクを毛先中心になじませる(ロングで2〜3プッシュ)
- コームで均一にとかす
- エッセンスイン ヘアオイルを毛先→中間→表面の順に(普段の7割程度の量で十分)
- ドライヤーで根元から乾かす
同じシリーズ同士なので香りの衝突もなく(どちらも無香料)、質感の相性もいいです。ミルクが140gで1,100円と手に取りやすいので、合わせても2,530円。サロン専売オイル1本ぶんとほぼ同じ価格で、補修とツヤの両方をカバーできる計算になります。
ハイダメージの方には、正直こちらの組み合わせのほうを強くおすすめしたいくらいです。
朝のスタイリングに使うときのポイント
このオイルは無色・無香料で軽いので、朝の仕上げ用としてもかなり使いやすいです。ただし夜とは使い方を変えてください。
- 量は夜の半分以下。乾いた髪は水分がないぶん、オイルがそのまま表面に残ります
- 手ぐしを通す前に、手のひらの余分を一度ティッシュで押さえるくらいでちょうどいいことも
- コテやアイロンを使う場合はスタイリング後につける(オイルをつけてから高温を当てるのは避けてください)
- アホ毛や顔まわりのおくれ毛は、手に残った分を指先でなでるだけで十分整います
無香料なので、香水やヘアフレグランスを別で使う方には特に相性がいいと思います。「オイルの香りが強くて他の香りとぶつかる」というストレスがないのは、地味ですが毎日のことなので大きいです。
やりがちなNGな使い方3つ
サロンでカウンセリングしていて、本当によく見かける”惜しい使い方”です。
NG①:濡れた髪にたっぷりつける
「ダメージがひどいから多めに」という気持ちはよくわかるのですが、水気が多いほどオイルは均一に広がりません。結果、ムラづきしてベタつく部分とパサつく部分が同居します。量を増やすより、水気を切ることのほうが効果があります。
NG②:根元・頭皮までつける
アウトバスオイルは中間から毛先のためのものです。根元につくとボリュームが落ちるだけでなく、頭皮に残った油分が皮脂と混ざって、においやベタつきの原因になることもあります。つけていいのは耳から下、と覚えておいてください。
NG③:オイルをつけてからアイロンを当てる
これは意外と知られていないのですが、油分がついた状態で高温のアイロンを当てると、髪が受けるダメージが大きくなります。天ぷらと同じで、油は熱を伝えやすいんです。
アイロンやコテを使う日は、必ずスタイリングを終えてからオイルをつけてください。熱から守りたい場合は、専用のヒートプロテクト剤を使うのが正解です。
もうひとつ、気をつけたいこと
ヘアオイルを顔まわりにつけたまま就寝すると、枕を介して肌に油分が移ることがあります。ニキビや肌荒れが気になる方は、顔まわりの毛には控えめに。細かい話ですが、実際にご相談を受けることが多いポイントです。
気になったら、まずは1本から
70mLで約1〜2ヶ月分。つめかえ用があるので、続けやすいのも魅力です。
オルビス エッセンスイン ヘアオイルの良い口コミ
ここからは、SNSやレビューサイトで実際によく見かける声を、傾向としてまとめていきます。私自身の感想や、サロンでお試しいただいたお客様の反応も添えてお伝えしますね。
「ベタつかず軽い」という声
これは私も同意見です。手に取った瞬間、とろみが少なくてサラッと流れる質感に少し驚きました。一般的なアルガンオイル系のとろりとした感触を想像していると、拍子抜けするくらい軽いです。
成分表を見るとイソドデカンが上位に来ており、これは揮発性の高い油分です。髪の上で広がったあと、余分な分が飛ぶことで「油分が残っている感じ」が抑えられている設計になっています。ジメチコンとの組み合わせで、指通りのなめらかさは残しつつ重さは出さない、というバランスの取り方です。
ヘアオイルを使いたいけれど「ベタつくのが苦手で続かなかった」という方には、かなり相性がいいと思います。
「無香料で使いやすい」という声
ヘアオイルは香りが強い製品が多いカテゴリです。ドラッグストアで人気の商品はとくに香りで選ばれる傾向があるので、無香料という選択肢は意外と貴重なんですね。
妊娠中でにおいに敏感になっている方、飲食店や医療系のお仕事で香りに制限がある方、そしてお気に入りの香水を邪魔されたくない方。こういった方から支持されているのがよくわかります。オルビスがスキンケアで培ってきた「余計なものを入れない」という設計思想が、そのままヘアケアに来た印象です。
「翌朝までツヤが続く」という声
「超音波トリートメント発想」で謳われている”定着”の部分ですね。私が1本使い切るまでの実感としても、翌朝の手ぐしの通り方はたしかに良いと感じました。夜にケアした状態が、朝までそれなりに残っている印象です。
ただ正直にお伝えすると、これは「劇的に変わる」というより「持ちが良い」という表現がしっくりきます。使った瞬間のインパクトで選ぶタイプのオイルではなく、毎日続けたときに手触りが安定してくる、というタイプです。
逆に言えば、1〜2回使って「思ったほどじゃなかった」と判断してしまうのは少しもったいない。2週間ほど続けてみて評価するのがフェアだと思います。
オルビス エッセンスイン ヘアオイルの悪い口コミ・惜しいポイント
良いところばかり書いても参考になりませんので、気になる声もきちんと取り上げます。ほとんどが「使い方」か「期待値のズレ」で説明がつくものです。
「しっとり感が物足りない」→こう使うと解決
これは製品の欠点というより、設計方針とのミスマッチです。このオイルは「軽さ」を最優先に作られているので、こってりした保湿感を求める方には確実に物足りません。
解決策は3つあります。
- ヘアミルクと重ねる(いちばん効果的)。ミルク→オイルの順で、保湿力は大きく変わります
- 毛先だけ2度づけする。全体量を増やすのではなく、乾燥している部分だけ重ねます
- 週1〜2回、集中ケアを別途プラスする。インバスの集中トリートメントと組み合わせるのが現実的です
ハイダメージ毛の方が、アウトバスオイル1本で全部を賄おうとするのは、正直どのブランドでも無理があります。オイルは”仕上げとフタ”の役割と考えて、補修は別のアイテムに任せるほうが結果的にうまくいきます。
「量が少なく感じる」→コスパの実際
たしかに、120mLや150mLの製品が多い中で70mLという数字を見ると、少なく感じるかもしれません。ただ1mLあたりの単価で見ると約20.4円で、これは同価格帯どころかサロン専売品と比べても十分健闘しています。
| 使い方 | 1日の使用量 | 70mLの持ち |
|---|---|---|
| ショート・夜のみ | 約0.7mL(1プッシュ弱) | 約3ヶ月 |
| セミロング・夜のみ | 約1.4mL(2プッシュ) | 約1.5ヶ月 |
| ロング・朝晩 | 約2.8mL(4プッシュ) | 約3〜4週間 |
※1プッシュ=約0.7mLとして計算した目安です
ロングで朝晩使う方は1ヶ月前後で消費する計算になりますね。その場合はつめかえ用(65mL・1,210円)を活用すると、1mLあたり約18.6円まで下がります。ボトルを洗わずに詰め替えられる設計なので、手間もほとんどかかりません。
「オイル特有のにおいが気になる」という声
これは正確に理解しておきたいポイントです。「無香料」=「香料を加えていない」という意味であって、「無臭」ではありません。原料そのものが持つわずかなにおいは、どうしても残ります。
実際に私が使った感触としては、ほぼ無臭に近く、鼻を近づけてかすかに感じる程度でした。乾かしてしまえばまず気にならないレベルです。においに敏感な方でなければ、問題になることは少ないと思います。
むしろ注目したいのは、酸化しやすい油分を使っていないという点。ヘアオイルの「におい問題」の多くは、時間が経った油分の酸化が原因です。ここを設計で潰しているのは、無香料製品としてはかなり真面目な作りだと感じます。
ただし、開封後は直射日光を避けて、なるべく半年以内に使い切るのがおすすめです。これはどのオイルにも共通する話ですね。
ヘアオイルとヘアミルク、どっちを選ぶべき?【比較表】
「同じシリーズにミルクもあるけど、どっちを買えばいいの?」という質問もよくいただきます。役割がまったく違うので、比較表で整理しますね。
| エッセンスイン ヘアオイル | エッセンスイン ヘアミルク | |
|---|---|---|
| ベース | 油分 | 水分 |
| 主な役割 | ツヤ出し・手触り改善・水分の”フタ” | 内部補修・水分補給 |
| 仕上がり | 軽くてツヤやか、サラッとまとまる | しっとり、ふんわり柔らかい |
| 価格/容量 | 1,430円/70mL | 1,100円/140g |
| 質感(軽さ) | ||
| ツヤ感 | ||
| 補修力 | ||
| コスパ | ||
| 向いている人 | ツヤが欲しい/広がりを抑えたい/朝のスタイリングにも使いたい | パサつきが気になる/カラーの繰り返しでダメージがある/髪が硬い |
| 向かない人 | こってりした保湿感を求める人 | ツヤ重視・スタイリング用途で探している人 |
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迷ったときの選び方
- ツヤ・まとまり重視/ベタつきが苦手 → ヘアオイル
- ダメージ補修重視/パサつきが最優先の悩み → ヘアミルク
- 両方気になる/ブリーチ・ハイダメージ → ミルク+オイルの重ね使い(合計2,530円)
個人的には、どちらか1本ならヘアミルクのほうが守備範囲は広いと思っています。ただ「ツヤが欲しい」「オイルのベタつきが苦手で挫折してきた」という方には、迷わずオイルをおすすめします。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめしたい人
- ヘアオイルのベタつきが苦手で、これまで何度も挫折してきた方
- 細毛・軟毛でボリュームが落ちるのが心配な方
- 無香料がいい方(香水を使う/職場で香りに配慮が必要/においに敏感)
- 朝のスタイリングにも1本で兼用したい方
- 2,000円以内でコスパよく続けたい方
- すでにエッセンスイン ヘアミルクを使っていて、ツヤをもう一段足したい方
おすすめしない人
- こってり・しっとり系の重い仕上がりが好きな方
- ブリーチを繰り返したハイダメージ毛を、オイル1本でなんとかしたい方
- 香りを楽しみたい方(無香料なので香りの満足感はありません)
- ウェットな束感スタイリングがメイン目的の方(N.ポリッシュオイルなどのほうが向いています)
- 1本で3ヶ月以上もたせたいロングヘアの方(つめかえ併用が前提になります)
正直な結論
このオイルは、「軽さ」と「無香料」を求める人にとってはかなり強い選択肢です。逆に、その2点にこだわりがないなら、必ずしもこれである必要はありません。自分が何を優先したいのかがはっきりしていれば、選ぶかどうかの判断はそう難しくないと思います。
よくある質問(Q&A)
カラーやパーマの持ちに影響する?
基本的には、むしろプラスに働きます。
カラーの色落ちは、キューティクルが開いた状態で染料が流出することで起こります。アウトバスオイルでキューティクルを整えておくことは、色持ちにとって有利に働きます。ドライヤーやアイロンの熱、日中の紫外線から髪を守る意味でも、つけておいたほうがいいですね。
パーマについても、乾燥はカール落ちの大きな原因なので、保湿しておくことはメリットになります。ただし量が多すぎるとカールが伸びて見えるので、パーマヘアの方は少なめに。ムースやパーマ用スタイリング剤と併用する場合は、オイルは毛先だけにとどめてください。
なお、カラー・パーマ直後(施術当日〜翌日)は髪が不安定な状態です。施術当日のシャンプーを避けるのと同じ理由で、担当美容師の指示に従うのが確実です。
シリコン入り?ノンシリコン?
シリコン(ジメチコン)は配合されています。
ここは誤解が多いところなので、少し丁寧に説明させてください。「シリコン=悪」というイメージが一時期広まりましたが、アウトバストリートメントにおいては、シリコンはむしろ有効な成分です。
- 髪表面に薄い膜をつくり、摩擦から守る
- ドライヤーやアイロンの熱から髪を保護する
- 指通りをなめらかにし、ブラッシング時の物理的ダメージを減らす
シリコンが問題視されたのは主にシャンプーの文脈(頭皮への残留)であって、洗い流さないトリートメントの話とは別です。毎日のシャンプーで問題なく落ちますので、髪に蓄積して重くなる心配も基本的にはありません。
ちなみにこのオイルはイソドデカンという揮発性の油分がベースになっており、余分な油分が残りにくい構成です。軽い使用感の理由はここにあります。
毎日使っても大丈夫?
むしろ毎日使うことをおすすめします。
アウトバストリートメントは、髪を乾かすときの熱と、寝ている間の摩擦から守るためのものです。「ダメージが気になるときだけ」ではなく、毎日の習慣にしたほうが効果が出ます。「翌朝までツヤが続く」という設計も、継続してこそ実感しやすくなる部分です。
もし「毎日使うとベタつく」と感じる場合は、使う頻度ではなく量を見直してください。半プッシュずつ減らしていくと、必ずちょうどいいところが見つかります。
その他の細かい疑問
| 男性が使ってもいい? | 問題ありません。無香料・軽い質感なので、むしろ男性にも使いやすいタイプです |
|---|---|
| 子どもに使える? | 頭皮につけないように注意すれば使えます。心配な場合はパッチテストを |
| まつげ・眉毛に使える? | ヘア用として設計されているので、目元への使用は避けてください |
| 開封後の使用期限は? | 明記はありませんが、直射日光を避けて半年以内に使い切るのが安心です |
| 使用量の目安(公式) | ショート1プッシュ/ミディアム2プッシュ/セミロング〜ロング3〜4プッシュ |
まとめ|「軽さ」を諦めたくない人の一本
最後に、この記事の要点を整理します。
オルビス エッセンスイン ヘアオイルは、70mL・1,430円(税込)・無香料の洗い流さないヘアオイルです。「超音波トリートメント発想」という成分を”定着”させる設計思想のもと、ツヤ記憶マグネット成分とキューティクルリペア成分で、翌朝まで続くツヤを狙った製品でした。
1本使い切った実感としては、オイルなのに驚くほど軽く、それでいてツヤと指通りはしっかり出る——このバランスがいちばんの魅力です。1mLあたり約20.4円という価格も、サロン専売品と同等以上の水準で、続けやすさは十分にあります。
一方で、こってりした保湿感を求める方や、ブリーチを繰り返したハイダメージ毛の方には、これ1本では物足りない可能性があります。その場合はエッセンスイン ヘアミルクとの重ね使い(ミルク→オイルの順)を試してみてください。合計2,530円で、補修とツヤの両方をカバーできます。
そして何より、使い方で仕上がりが本当に変わります。
- タオルドライは水気8割オフまで
- 手のひら全体に伸ばして毛先→中間→表面の順に
- ドライ後の追いオイルは米粒1粒分だけ
- 根元・頭皮にはつけない/アイロン前にはつけない
この4つを守るだけで、同じ商品でも仕上がりの印象はかなり違ってきます。もし今使っているオイルで「なんだかベタつく」「効果がわからない」と感じているなら、まずは使い方を見直してみるのもひとつです。
「ヘアオイルは重くなるから苦手」とずっと思ってきた方にこそ、一度試してみてほしい一本でした。無香料なので香りの好みで外すこともなく、はじめてのヘアオイルとしても選びやすいと思います。毎日のドライヤー前に一手間、ぜひ加えてみてくださいね。
オルビス エッセンスイン ヘアオイル
70mL/1,430円(税込)・無香料。つめかえ用(65mL・1,210円)も選べます。
※本記事は化粧品としての使用感・使い方をご紹介するものであり、効果効能を保証するものではありません。感じ方には個人差があります。
※記載の価格・容量・成分は2026年8月時点でメーカー公表情報をもとにしたものです。最新情報は各販売サイトをご確認ください。
※口コミは、SNS・レビューサイト等で見られる傾向をまとめたものです。
※お肌に異常が生じていないかよく注意してご使用ください。使用中、赤み・かゆみ・刺激等の異常があらわれた場合は使用を中止し、皮膚科専門医等にご相談ください。



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